宮城県は松島の瑞巌寺で、「駕籠 江戸時代」が展示してあるのを見ました。その説明書きに
……瑞巌寺住職が公用で上仙{じょうせん}する際{さい}等{など}に用いられたとありました。仙台に上ることですね。
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▲字に就いては蒙求の出来る話は、さる席上で碌堂君の語られたには、甞て一外人から訊ねられた事がある、町を行{ある}くと諸処の店頭{みせさき}にスクリイン様の物が出てゐて、其にセミコロンK{ケー}と書いてあるが、那{あれ}は何であらう、因{そこ}で頻に考へたが更に解らぬ、段々聞糺して見ると、氷水屋の日除暖簾で、セミコロンK{ケイ}は即ち氷の字、スーアフーエウ
次いで桜痴居士の物語に、乃父{だいふ}の長崎で支那人に質疑されたのは、日本には言扁に水と云ふ字があるやうに身受けるが、那{あれ}は何等の字か、とばかりでは是も解らなかつた、書いて見せられたので路の字と知れたのである、成程お家風に書けば、足扁も言扁も同一{ひとつ}で、水と各{おの/\}との省画{くづし}に用捨が無い、〔原文総ルビ〕(尾崎紅葉「新あぶら柄杓」〔1898-1899年発表〕『紅葉全集 第十巻』岩波書店 1994.11.29 p.256-257)
煙草ヒーローの横看板を見て一口一匕{ひとくちひとさじ}と読み売薬と覚えし人あり、T生予の病を訪{と}ひて病人には風月堂のスーアフーエウこそ好けれと明日は持つて来させんとやがて贈り来れるを見れば Sugar Wafer 也。〔原文総ルビ〕(尾崎紅葉「スーアフーエウ」『紅葉遺文』〔1910年刊行〕『紅葉全集 第十巻』岩波書店 1994.11.29 p.395)