ADSL技術は光ファイバー回線上では使えないため、NTT側は、ふつう、このような交ぜ書きは、常用漢字外の字を含む場合に行われます。
「都内は一〇〇%光ファイバー化した」
と喧伝。これを聞いて、あきらめる人が多いという。
「たしかに、き線点(幹線の末端)までは光ファイバーになったが、すべてを光ファイバー化するのは技術的に不可能。しかしNTT側は、それをわざと明らかにしない」(平野副社長)(「週刊朝日」2000.07.21 p.23)
いったい、どんな難しい字を使うのだろうと思っていましたが、ホームページ「通信用語の基礎知識」
http://www.wdic.org/w/WDIC/%E5%B2%90%E7%B7%9A%E7%82%B9
では「岐線点」の字を示し、「一般に "き線点" と書かれるが、その理由は良くわからない。」と記します。なんのことはない、常用漢字にある字です。
「わからない」ことが分かり、それなりに納得はしました。しかし、なぜでしょう。学習漢字でないから、かな書きにしたのでしょうか。