2006年08月14日

カンパニー長

カンパニー長という役職があることを最近知りました。
 OL達とランチをすると、ダメ部長やボケ課長らが、
カンパニー長への報告書はこの内容でいいかな?」
 と、アタフタしながら働いているといった赤裸々な話が飛び交って楽しい。〔斎藤由香・トホホな朝ウフフの夜210〕(「週刊新潮」2006.08.03 p.66)
社長のことかと思いましたが、そうではなく、総合商社の各部門の長をこう言うのではないかと思います。「部門長」というほどの意味でしょうか。すると、「カンパニー」というのは、ここでは「会社。商社。商会。」(大辞林)の意ではないということになります。

最近は「CEO」(最高経営責任者)というのもあるそうで、昨年のライブドア騒動のときに総合金融グループ・SBIホールディングスの北尾吉孝CEOという人の登場で知りました。「デイリー 新語辞典」(Web版)によれば「日本での会長職,社長職にあたる。日本でも,経済のグローバル化,意思決定のスピード化,経営責任の明確化などから,この呼称が使われることが多くなった。」とあります。CEOのほうは「社長」の言いかえにすぎないと納得しました(「……社」という社名でない場合、「社長」と言いにくい事情もあるのかもしれません)。

では、カンパニー長も、何かの言いかえでしょうか。従来、こういう役職を何と言っていたのでしょうか。英日まぜこぜにせず、英語か日本語かどちらかで言えばよかろうという気もします。


posted by Yeemar at 10:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 語彙一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする