ところが、なぜ「青いえら」か、ということになると、説が分かれます。
(1)「名前の由来は、えらぶた後端の突出部が濃紺色であることによる。 」
(大阪府・水生生物センター)
(2)「名は雄のえらぶたにある青緑色の縞に由来する。」
(CD-ROM版「世界大百科事典」)
(3)「鰓(えら)ぶたの後端の青黒く光る斑点が特徴.」
(『コンサイスカタカナ語辞典』第3版)
(4)「えらぶたには鮮やかなブルーの縁取りがあります。」
(ポツくんの釣り入門・ブルーギルの釣り方)
諸説のうち共通するのは「えら」という部分だけで、「blue」とは濃紺なのか、青緑なのか、あざやかなブルーなのか不明です。「gill」とは突出部のことなのか、縞なのか、斑点なのか、縁取りなのか、不明です。
こうなると、ことばは頼りないので、ネットでひたすら写真を探してみました(日本のサイトに限らず、bluegillのキーワードで探索)。耳のように突出した黒い部分が映っている写真・絵がたくさんありました。しかし、濃紺色かどうかは分かりません。また、青い縞や斑点がないという確信もありません。
この分野に詳しい方はいらっしゃいませんでしょうか。