問題の「地震じしん」は以下の規則によります。
〔注意〕次のような語の中の「じ」「ず」は、漢字の音読みでもともと濁っているものであって、上記(1)、(2)のいずれにもあたらず、「じ」「ず」を用いて書く。 例 じめん(地面)/ぬのじ(布地)/ずが(図画)/りゃくず(略図)
この「もともと濁っている」というのは、「連濁によるものではない」ということで、伝統的な言い方に従えば、「本濁」ということになります。漢字の漢音と呉音には清濁の対立をなすものが沢山あります。
漢音 呉音
賀 カ ガ
才 サイ ザイ
大 タイ ダイ
伴 ハン バン
「地」の「チ・ヂ(ジ)」もこれに対応するものです。しかし、漢音と呉音の関係には、これらのように清濁のみの対立、というものだけではありません。例えば、
漢音 呉音
下 カ ゲ
成 セイ ジャウ(ジョウ)
弟 テイ ダイ
白 ハク ビャク
などがそうで、清濁の対立と、韻をどう写しているかの違いの両方が関連しています。「図」も「ト・ヅ(ズ)」で、この仲間です。
「地」は「チ」だから「ヂ」で書こう、と定めると、この辺りの扱いがとても大変になります。「直ジカに」はチョクだからヂだ、とか、ズサンのズは「杜」であって「杜」にはトの音があるからヅと書かねばならん、とか、「頭痛」はトウだからヅだ、などなど、いちいち考えなければ書けなくなります。考えて書けるのはまだよくて、「住」などは呉音ジュウは知っていても漢音がチュウなのかシュウなのか殆ど知られていません(常用漢字の音訓表にもはいっていませんし、小さな漢和辞典では載せていないようです)。「主シュ」「柱チュウ」のように、諧声符で判断することも出来ません(出来たとしてもなんと大変なことでしょう)。
現代仮名遣いの基本は表音であり、歴史的仮名遣いのような背後の知識をなるべく避けたい、というのが目的であるはずです。こうした目的を考えると、「地」を「ヂ」と書くようにすると、書き手に漢字音の知識を要求することになってしまい、現代仮名遣いの趣旨から外れてしまうことになるわけです。
漢字音ではありませんが、「むずかしい」も、「むつかしい」という語形を併用する地域では「むづかしい」と書きたくなる、とかいうことはあります。しかしこれも現代仮名遣いの考えでは、ムツカシイと発音するときは「むつかしい」と書き、ムズカシイと発音するときは、ムツカシイとは無関係に「むずかしい」と書こう、というわけです。
6 この仮名遣いは,「ホオ・ホホ(頬)」「テキカク・テッカク(的確)」のような発音にゆれのある語について,その発音をどちらかに決めようとするものではない。
というのと関連すると思います。
仮名遣い改訂の歴史を見て行くと、昭和十七年の仮名遣いでは、「地・治」に限って「ヂ」としていたようです。どちらも常用音として「チ」がありますから、〈清濁の対立のみの違い〉の時に限って認める、という立場なのでしょう。
なお余談ですが、漢音・呉音の対立を考慮に入れれば、字音仮名遣が覚えやすくなります。「*ョウ」は、「eイ」という音があれば「*ヤウ」である(漢音エイ呉音ヤウ)とかです。ただ[漢音ダ行/呉音ナ行](女ヂョ/ニョ)、[漢音ザ行/呉音ナ行](汝ジョ/ニョ)のようなものもあるので、この辺は覚えるか、中国語の知識を援用するしかありません。pinyinでrになるのが[漢音ザ行/呉音ナ行]、nになるのが、[漢音ダ行/呉音ナ行]です。
今日はFAQですので、目新しいことはありません。
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