2006年02月22日

ぼかし表現・強調表現(日―朝)

NHK教育「アンニョンハシムニカ ハングル講座」(2006.02.21放送)を見ていたら、興味深い比較をしていました。このような比較の話は、毎回あるのかどうか、知りません。

・ぼかし表現に関して。日本語の「〜みたいな」「〜って感じ」などの言い方は朝鮮語にない。その代わり、「ヌン ゴッ カッタヨ」(〜するようです・〜すると思います)、「ン ゴッ カッタヨ」(〜のようです・〜だと思います)などと言う。例、「チェミインヌン ゴッ カッタヨ」(面白いみたいですよ)。ほかにも、「ムォ」(なんか)、「ジョム」(ちょっと・少し)、「クニャン」(ただ・なんとなく)などがある。

・日本語「彼氏かっこいいって感じですね」は、朝鮮語では「彼氏かっこいいようですね」(ナムジャチング モシンヌン ゴッ カッタヨ)。相手の答えは、「なんか、まー、ちょっと、あれですよ、もう」(ムォ、クニャン ジョム クロッチョ、ムォ)。

・朝鮮語では強調の表現が多い。「マク」(やたら・むやみに)、「ッタク」(きっちり・ちゃんと・ぴったり)、「チンッチャ」(ほんとう)、「アジュ」(とても)など。日本語では「あの人 かっこいいかも みたいな 感じで とかいってて」と「ぼかし表現」を重ねるが、朝鮮語では「チョ サラム チンッチャ ジョンマル モシッソヨ」(あの 人 ほんとう すごく かっこいいです)のように強調表現を重ねる。
posted by Yeemar at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語と外国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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