「君、主、御前…」と、いう言葉は、元々は、尊敬の意味があった筈なのに、
現在、「きみ、おぬし、おまえ」と言うと、どちらかというと、目下に対するものになっていますよね?
ただ、「憧れの君」とか、「ぬしさん(今は使わないか)」「おまえさん」
なんて言う場合は、親愛の情がこもってる感じですけど。
「貴様」も字は偉そうなのに、口にすると、格が下がって、「貴方」の方が、丁寧な言い方になっています。
「其方(そち)」は、目下に対するものだったことを合わせて考えると、
いつのまにか逆転してしまったように思われるのですが…。
何故、いつ頃から、そうなってしまったのでしょうか??
今、尊敬の二人称というと「あなたさま」? …ちょっと変な気もする。
目上の人に対しては役職で呼ぶか「さん」付けが多いのかな。