はじめて書込みます。福島と申します。
花札の赤短(梅)に、「あかよろし」と書いてあります。昔は「あのよろし」と読んでいたりしました(小学校のころ)。
今日、何とは無しにそういう話になって、ふと「『あかよろし』ってなんだろう」という疑問が誰からともなく出ました。
サーチエンジンで検索すればすぐ出てくるだろう、と思っていたら、意外にもなかなか出てきません。オンライン辞書
をいくつか引きましたが、それでも出てきません。
こちらの会議室の検索を使ってみましたが、見つからないようです。古語辞典の類いは、今手元に無いので調べていない
のですが・・・なにかヒントになるようなものはないでしょうか。
言魔 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 04日 金曜日 17:26:42)
あれは、「あぁよろし」ではないかと...
本家本元のページではちょっと画像が細かくて良く見えませんが...
→ 任天堂(花札のページ)
佐藤 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 04日 金曜日 18:25:09)
ほんと、言われてみると、どういう意味なのでしょうね。
別のサイトで話題がでてました。「調査中」とのこと。→ここ。ちょっと見やすい画像付き。
あ
ゝ| ここが分かれているように見えますが、「可」を
の| 草書にしたものです。
よ
ろ
し
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 04日 金曜日 22:21:47)
これは一つの説にすぎないと思うのですが、もともとは「あかよろし」とは似ても似つかぬことばが書いてあった、ということを、ずっと以前に読んだような気がしております。変体仮名を知らない人が写している内に「あかよろし」になったというようなことで。
「あ」ではなく「志」の崩しであった、つまり「し」であった、と書いてあったようなおぼろげな記憶です。
#ひょっとしたら「しかそすむ」であったかも。紀田順一郎『日本のギャンブル』(中公文庫1986.3.10)に、「初期の札には、擬装として古歌が添えられていた」とあるところから、なんの根拠も無く連想したものです。「す」は「寸」。
言魔 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 05日 土曜日 10:40:10)
とある小指の無い方にその昔聞いたのですが...、あぁよろし
ウソだったんですね。やっぱり、あの人種は...
なにぶん、ギャンブルと縁を切ってもうすぐ20年になろうという
言魔ですので、その世界の話には疎い...
ののまる さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 07日 月曜日 11:50:36)
もともと花札の1月2月には何も書いてなかったそうです。
ただし、3月の短冊には相当古い時期から「みよしの」と書いてあります。
これは「道才カルタ」の「花はみ吉野」の札取り入れたものだからだそうです。
「あかよろし」の意味は私もわかりませんが、
花札の前身の「めくりカルタ」の役に「赤蔵」というのがあり、
これと関係があるのかもしれません。
実用的には、赤短の役を構成する札を他の短物と区別するために入れたのでしょうが。
ちなみに、明治以前の札には松・梅・藤・芒・楓のカス札2枚ずつに、
短歌が上の句と下の句と分けて書かれていました。
松のは源宗于の「ときはなる松のみどりも春くれば 今ひとしほの色まさりけり」
梅のは紀貫之の「鶯の鳴く音はしるき梅の花 色まがへとや雪の降りつつ」です。
福島 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 10日 木曜日 10:31:24)
皆さんいろいろなご意見ありがとうございました。なんか考えていたより
深い様ですね・・・簡単には結論は出なさそうです。
いつからこの字が書かれるようになったかを追えば、もうすこしはっきり
するのかもしれませんね。ともかく、色々参考になりました。ありがとう
ございました。