言魔 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 24日 木曜日 9:20:49)
「掠め取る」(かすめとる)の省略形だそうです。
ただし、これは、上野のテキヤのオヤブンに昔聞いた話ですが...
麻雀では、「ガメくる」の方が使われているような気がします。
→ 言葉のよろずや
ヨブ さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 24日 木曜日 11:47:16)
東北地方の方言で「ガメクリ」というのがあると聞いたんですが、、関係ないか、、。
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 24日 木曜日 17:52:35)
ある種の和語(大和ことば)は、語頭を濁音化させてマイナスの意味を担わせることがあります。「がにまた」(蟹股)、「ドリ」(鳥。食べられない鳥の肺臓)、「ダマ」(玉。小麦粉などの溶けない固まり)などです(例は『暮らしのことば語源辞典』の川嶋秀之氏の記述による)。
「がめる」もその伝で考えるなら、関係ありそうなことばとして、「かめる」。これは質に入れることをいう、人形浄瑠璃社会の隠語(『日本国語大辞典』)。しかし、その「かめる」の語源となるとわからないでしょう。また、「がめ」(亀。すっぽんの異名)。一度くわえたら放さない動物(以上、上掲語源辞典の池上啓氏の記述に沿う)。
このような「俗語」は、大半は語源がわからないと思ってよいのではないでしょうか。「ダサい」などという最近のことばも、語源説はいろいろあるが結局決定打はない、というのが「定説」のようです。語源は、不用意に説を出すと、誤りを広めることになりかねないので、研究者も慎重にならざるをえないところがあります。
沢辺治美 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 25日 金曜日 10:36:01)
「がめつい」とは、関係ないのでしょうか?
『インターネット大辞林』を見てみました。
【が・める】 (動マ下一)
(1)麻雀などで、大きく勝とうとして貪欲(どんよく)に勝負をする。
(2)ちょろまかす。かすめ取る。
【がめつ・い】
(形)利を求めるのに抜け目がない。強欲である。
「―・く稼ぐ」〔1959年(昭和34)初演の菊田一夫の戯曲「がめつい奴」から広まった語〕
関係ありそうな、なさそうな…?
ヨブ さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 25日 金曜日 16:27:35)
東北地方の方言の「がめくり」はどうやら、「おでき」の事のようです。(←伝聞)。とするといよいよ関係ないか、、、。
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 25日 金曜日 23:34:14)
沢辺さんのいわれる「がめつい」は、「がめる」を意識して菊田一夫が造語したともありますが、これも諸説あって決めがたいようです。いずれにしても「がめる」のほうが先でしょう。
語源を突き止めるのがむずかしい場合、せめて語源説の経路を明らかにしたいと思います。言魔さんが上野のテキヤのオヤブンから聞かれたという〈「掠め取る」(かすめとる)の省略形〉説は、テキヤのオヤブンという経路がはっきりしているので、「語源説情報」としての意味があるのではないでしょうか(その説が正しいかどうかは、別問題となりましょうが)。ほんとうの語源はともかく、「こう信じられている事実がある」という情報となるわけです。
一般に、語源説は玉石混交で、本当にたしかな語源を探るためには、10年20年とかかるそうです(1語に一生、ということもあるのでしょうね)。それにしては、世間の本やクイズ番組で、「このことばの語源はこうだ」といった決めつけが多すぎるのはおかしい。「身近な語源」のツリーで、詳しい話がでておりますね。
indy さんからのコメント
( Date: 2000年 12月 03日 日曜日 0:03:53)
ズバリ、「がめる」とは博多弁で「盗む」の意です。
昨今、芸能人で福岡の人間がかなり増えていますが
チェッカーズあたりから(ふ・古い!)博多弁に市民権を
持たせようとして、進んで博多弁を普及させたせいでしょうか
「がめる」「シャバイ」「くさ」等々の博多弁を使う人々が
少数ながら見受けられます・・・・・
小矢野哲夫 さんからのコメント
( Date: 2000年 12月 04日 月曜日 11:29:34)
語源とは直接関係がありませんが、なつかしい言葉なのでコメントします。
この言葉、ボクのふるさと、鳥取県倉吉市で使っていました。
使用していた期間は、たぶん、1963年から1966年の中学生の間だったと思います。
「盗む」「ちょろまかす」といった意味で使っていました。