2000年11月29日

視聴記録(Yeemar)

視聴記録

特報首都圏「若者は日本語が“チョー”苦手」(NHK)2000.11.24 19:30放送)

「最近の若者は……」という式の番組です。首都圏でしか放送しなかったと思われますので、視聴記録を残してご参考(?)に供します。以下のノートはだいたいのもので、必ずしも正確な要約ではありません。

●オープニングVTR

〔街頭で女子高校生同士が〕
「あー、イケメンだ〔いい男のこと〕」
「おととー〔本当〕」

〔街頭で女子高校生同士が〕
「今日テストで百点とっちゃったよ」
「はー、お前まぐったんじゃねー?〔まぐれ〕」

〔街頭で女子高校生たちが声を合わせて〕
「せーのー、よっつー〔こんにちは〕」

●VTR-1 私立 立川女子高校(東京・立川)

 ・11月中旬、3年生を対象に「日本語運用能力検定」4級を受けさせる
  (全国で2万人の高校生が受験予定)

 ・敬語の問題が難しい
  「もしもし 山下正夫さんはいらっしゃいますか」「お父さんは今留守ですが」
  →誤っているところは
   「電話を掛けた人が名乗っていない」81%誤答
   「〈父〉を〈お父さん〉」77%誤答
  感想「できると思ったができなかった」
    「国語(のテスト)よりぜんぜん難しかったです」

 ・国語課主任 米木望さん
  生徒と会話しても理解できなくなってきた
  週番日誌
   8年前の2年生の日誌
    *授業の内容や感想がきちんとした文章で書かれる
    *主語・述語・修飾語が整っている
    *「やってくださって」(敬語表現)
   今年の日誌
    *色とりどりのペン
    *主語・述語が抜けた文章
    *話しかけているまま
    「2日れんぞくだと日誌かく気がないのよねェ。
     先生ごめんね。
     次かくときは、ちゃんとかくよ。
     しかも今日朝から頭いたくてさぁ。」
    *断片的な表現
    「サッカーをやった。超寒かった。」
    *友だちとしか通じないことば
    「意味プー」「バイバイしたポーン」

●VTR-2 検定試験をはじめた学習教材会社(東京・大田区)

 ・先生方から「生徒と会話してもよく分からない」との声
  生徒や先生、親にアンケート
  →生活の変化が日本語能力低下に

 ・検定担当 三上修司さん
  「他と接触しなくてもいい生活がコミュニケーション低下原因」

●VTR-3 立川女子高校

 ・生徒の日本語能力を高めるため授業を工夫
  文章中のことばから連想することばを多く引き出す
  「雪から連想することばは?」
  日本語の表現力を高めてもらいたい

●スタジオ

 ・ゲスト 平田オリザ
  「ことばの変化は社会の変化から出てくるので一概に否定できぬ」
  「いい面も。絵の入った日誌はビジュアル的。音感が発達し豊かに」
  「他人と話すのが苦手、知らない人に自分を伝えるのは苦手」
  「少子化・同等学力・気のあった友人といて、他人説得の必要なし」
  「仲間同士の会話だけでなく、外部の人との『対話』に気づくべし」

●VTR-4 群馬女子短期大学(高崎市)

 ・学生の会話能力を高めることに力入れる
  週に1度、実際の場面を想定して会話
  「田中部長さんにお目にかかりたいのですが」「田中部長でございますね」
  →「『部長』と言っているのはおかしいのでは」

 ・1年生の飯塚恵美子さん
  高校時代、ことばによる誤解を多く受けた
  週3日、地元のスーパーでアルバイトし、正しいことば遣いを期す
  子どもからお年寄りまで、お客に合わせてことばを選ぶ

●VTR-5 学習院生涯学習センター(東京・豊島区)

 ・社会人を対象に日本語講座
  日本語スピーチや敬語の使い方
  「『申される』はいけないんですか」「本当はいけないんです」

 ・受講者 福富里見さん
  子どもが仲間ことばを親にも使う
  講座で学び始めてから家族で日本語についてよく話題に
  娘「自分では使い分けているつもりだが」
  家族の中でしっかり会話ができるようにしたい
  「コミュニケーションがあればトラブル時にも乗り越えられる」

●スタジオ

 ・平田オリザ
  「異なった価値観の人と会ったときにどう対応か問題」
  「これからは外国人・年下の上司とコミュニケート必要」
  「聴く能力が重要」
  「対話で自分の価値観が変わっても良い」
  「若い人が他者と接する社会的制度を」


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2000年 12月 04日 月曜日 15:05:12)

 私も視聴すればなるべく書くようにします。年末年始はいろいろありますね。

放送大学ラジオ特別講義


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2000年 12月 17日 日曜日 0:36:04)

 木曜夜のニュースステーション。「語尾上げ」をやっていました。井上史雄氏の他に「語尾上げ撲滅委員会」?の人が出ていました。

 録画しているつもりだったので、適当に見ていたのですが、録画されていませんでした。残念。
(TinPanも録画しようと思ってたのに)


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2000年 12月 30日 土曜日 18:09:24)

 放送大学ラジオ、昨夜は日本に於ける英語の歴史をやっていました。今夜2145-は言語構造の日英比較です。

 テレビはこちら。外国語への招待、なんてのもやってるんですが、ここには載っていませんね。

放送大学テレビ特別講義


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 13日 水曜日 13:59:24)

昨日のNHK「ニュース7」「ニュース10」で伝えられた文化庁「国語に関する世論調査」の報道の記録です。

「ニュース7」では、調査の名称すら正確に報道していませんが、「色物」的扱いなのでしょうか。

「顔文字の受容」が興味深いトピックであることは否定しませんが、番組ではむしろ「顔文字というのがあるのを知っていますか」という部分に焦点を当てているようでした。ニュースとしては10年ぐらい遅れているのではないでしょうか。

島森路子氏のコメントはやや意味不明でした。

文化庁の世論調査のページは近年更新がないようです。別のページにあるのでしょうか。

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●2001.06.12 ニュース7(NHK)「顔文字 世代を超え受け入れ」

 電子メールでの顔文字が世代を超えて受け入れられている。
 「(^o^) “喜び”」「(;_;)“悲しみ”」、さらには「 ┐(´-`)┌ “話にならない”」など、カッコや横棒など既存の記号などを利用して、電子メールで自分の感情を表すのに使われている。

・街頭インタビュー「けっこう送ります」(若い女性)、「娘に、帰りが遅いときは怒った顔を」(中年男性)、「文字だけじゃないコミュニケーションがふくらみ素晴らしい」(中年女性)、「おもしろいが、私が使うのは恥ずかしい」(年輩男性)

 文化庁は「ことばに関する意識調査〔ママ〕」の中で、はじめて電子メールのことば遣いや顔文字について全国16歳以上の男女およそ2,200人に調査。
 回答者の4人に1人が電子メールをやり取り。

・電子メールで話しことばを使うのは「おかしい」…19%、「言いやすい」…75%
 60歳までのすべての世代で「言いやすい」の割合が2倍以上上回る。

・顔文字「ふざけた感じで失礼」…11% 「親しみ感じる」…57%
 50歳・60歳以上でも「親しみ感じる」が上回る。

・井出祥子教授(日本女子大・社会言語学)
 「文字で心の状態を表すのは大変だが、顔文字でポンと表すことができる。東洋の漢字文化圏では、形がイメージとして読み取れて、そこから浮かぶ意味をとるという土壌があるので、顔文字がよけい生かされる」

 インターネットの顔文字専門のサイトには数千種類の顔文字をそろえるものも。動く顔文字もあり(VTRに映っていたサイト)、顔文字はさらに進化してきている。

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●2001.06.12 ニュース10(NHK)「顔文字」

 「(@_@)」「m(_ _)m」などの顔文字が、若者だけでなく世代を超えて受け入れられていることが文化庁の調査で分かった。数千種類あるのだそう。

(報告 二宮徹−社会部)
・長寿社会文化協会パソコン教室のようす
 高齢者向けのこの教室では、最近顔文字の書き方・使い方を教えるようになった。

・「国語に関する世論調査」(文化庁)
 顔文字
 ふざけていて失礼 11%/親しみ感じる 57%
 60歳以上 18%/43%
 若い人だけでなく、60歳以上でも「親しみ感じる」が2倍以上いた。

・甲斐さん夫妻(東京 台東区)
 5年前から電子メールを始めた美沙子さんは離れて暮らす大学生の孫とメールをやり取り。夫の幹(つよし)さんはネットの高齢者サークルに参加してさまざまな情報を交換。2人とも自然に顔文字を覚える。

・甲斐美沙子さん(72)
 「孫とわたくしとは年がものすごく離れているが、年齢差が縮まったような話しやすさがある」

・甲斐幹さん(77)
 「ちょいとこれを間に入れて表現を柔らかくするときには役に立つ文字」

・島森路子さん(雑誌編集長)
 「年齢に関係なく、ひとつの言われたことばに対して、多様な、単純じゃない受け止め方というか。/自分のことばをより生き生きと正確に伝えたいということのひとつの道具として使い込んでいると言っていいのではないか」

 親しみを感じさせる顔文字は若い人たちだけでなく、高齢者や世代を超えたコミュニケーションでもさらに広まっていきそう。(報告ここまで)

 堀尾アナ「数千種類あるというのですからね」
 森田アナ「見ているのは楽しいけれども、覚えて使うのは大変ではないでしょうか」
 堀尾アナ「われわれの場合は文章になってしまいますね」


後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 14日 木曜日 11:54:52)

>文化庁の世論調査のページは近年更新がないようです。別のページにあるのでしょうか。
6月14日付けの新着のようです。

平成12年度「国語に関する世論調査」の結果について


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 18日 月曜日 23:25:21)

NHK、土曜の朝の週間ニュース番組でも、この顔文字の話題をやっていました。

 街頭インタビュー、上記のものとは違うもので、「私はこのようなものを使う」というようなものが流れていました。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 19日 火曜日 23:24:44)

本日1800過ぎのNHKラジオ夕刊で小池たもつ解説委員が、文化庁のことば意識調査についてレポートしてました。主に「やる」の「あげる」化とラ抜きについて話していました。あと、「言葉の乱れ」とは何か、という点についての意識変化も話題にのぼせていました。

キャスターの園田ただし氏が、「文法的には「やる」が正しいのですよね」と言っていたのが印象的でした。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 20日 水曜日 0:28:17)

本日(6月19日)午後9時〜10時、NHK「プロジェクトX」広辞苑物語、新村親子のドキュメント、ちらちら見ました。
感動的な物語に仕上げていましたが、これはやはりドキュメントという名のドラマだなあという気がしました。
見坊豪紀VS山田忠雄の「明解物語」もやって欲しいなあ。って言ってないで、自分のところで(読売テレビ)でやればいいんですけど。。。


岡島 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 20日 水曜日 11:03:22)

 忘れてたんですよねえ。10時過ぎの入浴中に思い出した。再放送木曜日深夜ってのは、今週のことと考えてよいのでしょうかね。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 21日 木曜日 17:29:19)

そのとおりです。今日(21日)の24時15分からです。もしくは22日の午前0時15分。(どちらも同じ)
私も「家で録画しているので、あとでゆっくり見よう」と思って、家に帰ったら、ちょうどその時間(午後9時15分から10時でした。)、子どもが録画タイマーをはずして、電車のビデオを見てしまっていて、録画されていませんでした・・・。トホホ。今夜こそ録画します。


岡島 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 22日 金曜日 13:08:08)

 みました。

 『辞苑』『言苑』の存在に目をつぶったり、新村猛氏の復職が、まるで『広辞苑』完成後であるかのように思わせる作りは、「ドラマ」ですね。

「アルバイト」の意味が、仕事全般から学生などの副職に限定されるのは、戦後の状況と何か関係があるのかなぁ。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 23日 土曜日 3:47:13)

下記のようなメモを書き込みました。

アルバイトの語誌


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 8月 16日 木曜日 23:53:13)

●2001.8.9? または8.8? NHKニュースおはよう日本

*正確な日付を忘れました。ご存じの方がいらっしゃいましたら、お教えいただければ幸いです。

(メモここから)----
「日本語教育を支援する新たなネットワークシステム」(小池保解説委員)

日本語学習者の動機・目標がさまざまになっている。多様化の時代。実情に合わせて教材や教科書を独自に作りたいという声が出てくる。

東京・武蔵野市のボランティアグループ。週に1、2回しか教室を開くことができない。そこで、基礎中の基礎に内容をしぼり、独自に〈地域での日本語共同教科書〉を作る。「4Qにほんご」。イラスト好きの人もいて充実した内容にはなったが、もしほかの絵や写真も活用できれば変化に富んだ内容になったろう。

これまでは写真・絵などの素材を使おうとすると、著作権の問題があった。そこで今回、文化庁・国立国語研究所が共同して日本語教育支援ネットワークシステムをネットで公開。著作権者と交渉して、インターネット上で会員登録をした使用者に限って「日本語教育教材用素材」の使用を認める。
 ・日本語教育支援ネットワーク
 http://www.bunka.go.jp/nihongo

たとえば「ももたろう」「花火の写真」「家庭の食卓の風景」「小説」など現在492の項目を活用することができる。

このシステムを生かして世界各地で独自の教科書が出てくるといい。利用者から要望や情報が集まればシステムが増強されるのではないか。
(メモここまで)----



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 8月 17日 金曜日 0:14:14)

●2001.8.16(NHK)「クイズ大人の小学校」

小学校の教科書からいろいろ出題する番組。国語の問題はどんなのかというと――


(メモここから)----
文部科学省認定・漢字能力検定準1級・川端雄樹くん(小学6年生、東京都)からの出題。

・VTR(川端君の自室)
学校で習う漢字はもちろん、複雑な漢字まですらすら書ける漢字博士です。川端君、バラって漢字を書いてもらえるかな。「できました」ほう。では、こんどはユーウツという字。「書けました」すごいねえ。では問題をお願いしましょう。

「きれいな漢字を書くには筆順がとっても大事です。そこで問題です。『必』という漢字の筆順を思い出してください」

・スタジオ
【解答者】
 さかもと未明(漫画家)
  ソ→′(左)→レ→ヽ(右)

 栗山英樹(スポーツジャーナリスト)
  ソ→レ→′(左)→ヽ(右)

 やくみつる(漫画家)。
  ノ→′(左)→レ→´(上)→ヽ(右)

「正解は栗山さんです」
(メモここまで)----

「心→ノ」と書いた人はいませんでした。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 9月 02日 日曜日 20:03:22)

●2001.09.02 19:20(NHK)「新クイズ日本人の質問」

このようなものまでこちらに書き込んでいると、きりがないかもしれませんが……

出題:「歩」という漢字の起源は?

1.止まる事少なし 2.歩いている人の姿 3.人の足跡 4.歩く音

答え:人の足跡
解説・松丸道雄 東京大学名誉教授


岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 10月 23日 火曜日 15:21:02)

 先先週の土曜日(10/13)、学会開催のための諸物品をディスカウントストアに買いに行っていると、カーラジオのNHKから言葉についての話が。
どうやら日本国語大辞典についてのことらしい。どなたのお話しなのか知りたいと思いつつも忙しくてずっとは聞いていられません。次の店に移動しようとしているときに「私の名前はよくエイイチと読まれて……」とおっしゃったので、松井栄一氏であると推測しました。

 そのことを小学館の方に学会の懇親会(10/20)の時に話したら、「今朝もその続きがあったはずです」ということでした。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 08日 木曜日 23:28:01)

 もう忘れかけているのですが、忘れきってしまう前に。

 たぶん先週だったと思います。NHKラジオ第一放送のラジオ夕刊で、たぶん放送文化研究所の人が話していました。たしか柴田主任研究員と言っていたと思います。

 「〜からお預かり」について、15年ほど前から、と言っていました。コンビニ・ファミレスの流布とともに広がった、というようなことでした。マニュアルに書いたものは発見できないが、先輩から口伝で習ったという証言が得られたそうです。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 19日 月曜日 20:15:32)

柴田さんはNHK放送文化研究所の用語担当の部長さんの柴田実さんでしょうか。一度お会いしたことがあります。
メールで、聞いておきますね。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 23日 金曜日 8:16:03)

柴田さんの部下の方に、「柴田さんに聞いてみて」とお願いしたところ、「ファストフード」のマニュアルには書いていないけれど、先輩から後輩への「口伝」で受け継がれている、と言ったようなことを話したそうです。特に新しいことではない、とのことです。岡島さんが聞かれた通りの内容です。


岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 26日 月曜日 11:35:49)

「特に新しいことはない」とのことですが、15年前と言ってくれるとありがたいという気がします。「消費税以後」という俗説を排除するからです。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 03月 29日 金曜日 00:51:47)

●2002.03.29 00:00 あすを読む(NHK)「新聞・放送の漢字表記」
小池保解説委員

新聞協会が使用漢字を追加したことを受けて、新聞・テレビで4月1日から漢字を増やすことについての解説でした。

・見直しの目的
  交ぜ書き問題の解消。(おん念・覚せい剤・が城……炭そ菌)
   見苦しいし、ばかにされているようで評判悪い
   出版物では交ぜ書きは使っていない
   コンピュータの普及で一般の文書と新聞・放送の漢字表記に違和感

・見直しに20年もかかった理由
  当用漢字(1946年)の支配力の強さ(制限色が強い)
   〔資料〕「読売報知」社説(1945年)「漢字を廃止せよ」
   敗戦をかみしめ、それまでの伝統や文化を全否定
   「漢字は非効率的で経済発展を阻害する」
    ↓
  常用漢字(1981年)で「目安」となったが、制限の意識が底流に
    ↓
  今回の作業を通じ、議論が常用漢字にしばられる意識から自由に

・さらなる課題
  代用漢字(委縮・奇弁・風光明美・波乱万丈)
   コンピュータでは「本字」が出るため、一般の文書と新聞・放送の漢字にずれ

  ルビ
   常用漢字では「読み書き平行主義」、ルビ不要論
    *ルビに対する姿勢を柔軟にすればよい
     代用漢字の問題解決
     外国人が日本語で新聞を読むことができる
     (外国人登録者の急増〈170万人、10年前比+61万人〉)
     子ども・若い人の漢字力向上につながる

  常用漢字
   常用漢字の数と一般の数とに開き
   使われなくなった漢字(勺・斤・謁・璽・錘)
    *常用漢字そのものが必要なのかという議論も必要
    *官主導よりも民間の実践による提言も大事
    *独自調査で説得力のある提言を


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 04月 04日 木曜日 19:41:57)

●2002.04.03 11:30〜0:00 教育セミナー 古典への招待(NHK教育)
「入門講座(一)文法が開く古文の世界」
中央大学教授 山口明穂
朗読 加賀美幸子

というのを放送していました。山口氏の話の内容は、「古典文法を知っておけば、古典の解釈が深まる」というもので、いくつかの例文を取り上げて、文法の知識を持つことが大事だということを説明していました。

「教育セミナー」は、かつての「通信高校講座」→「高等学校講座」の流れをくむものと思います。テキストが出ているのですが、そのテキストを見ると、入門講座(全2回)については山口氏ら講師の名が記されているだけ。一方、何人かの国文学者が講師をつとめる本編については、毎回2ページずつがさかれています。古典作品の本文、注釈、現代語訳、作品解説などが載っています。

過去に私が視聴したかぎりでは、この番組は文学作品の鑑賞に徹し、文法事項をとりあげるということはほとんどありません。「文法の知識が大事だ」ということをイントロダクションで言いながら、本編で文法を取り上げないのは、どうもへんな感じです。

文法はテキストの注釈を見て勉強すればよい、それよりも、古典の豊かな世界を示して学習のモチベーションを与えようという考え方かもしれません。

そういう行き方もあるのかもしれませんが、高校までの古典の勉強は、語学の勉強であるべきだと思っている私には、「教育セミナー」の方針は同意しかねるものがあります。

それはともかく、テキストにさえ収録されなかった山口氏の話の要点は以下のとおりでした。

---
・現代語との違いを考えることは、古文の文法を考えるときの大きな問題。

  心あてに折らばや折ら初霜の置きまどはせる白菊の花(古今集)

「折らばや折らむ」は、現代語で「折るならば折ることができるだろうか」と解釈されるが、直訳すれば「折るならば折ることが実現するだろうか」である。

可能の意味に解釈するのは現代語に引きつけた解釈だ。古文では肯定での形で可能を意味することは一般にはない。可能を表す言い方としては「え〜ず」とか助動詞「る」「らる」を使う言い方がある。しかし、これらはすべて打消(「〜できない」)の構文で使われる。


・古文の文法を知れば、意外な間違いをしないですむこともある。

  夕月夜小倉の山に鳴く鹿の声のうちにや秋はくるらむ(古今集)

「秋はくるらむ」は、現代語で「秋は来るのだろうか」と考えてはふさわしくない。「らむ」という助動詞は本来終止形につく形であり、もしカ変動詞につくならば、「秋は来らむ」でなければならない。

そこで「くる」で終止形になる動詞を考えてみると、下二段活用に〈暮れる〉の意の「くる」がある。つまり、「鹿の声とともに秋は暮れて行くのだろうか」と、秋を惜しむ歌である。


・(助動詞「き」について)

  ある時は、風につけて知らぬ国に吹き寄せられて、鬼のやうなるもの出で来て殺さんとし。(竹取物語)

「殺さんとしき」を現代語に直すと「殺そうとした」となる。これで意味は通るが、それだけでは古文の解釈として不十分である。

  大船を荒海に漕ぎ出弥船たけ我が見子らが目見はしるしも(万葉集)

「我が見し子ら」は、「私が見た子供たち」つまり「私が家に残してきた子どもたち」ということ。つまり、家族との離別の感覚が「き」という助動詞によって表されている。

  吾妹子が植ゑ梅の木見るごとに心むせつつ涙し流る(万葉集)

「妻が前に植えた梅の木を」と訳しても意味は通じる。しかし、なぜ作者がここで「し」を使ったかを考えると、亡き妻をしのぶ場面であり、「し」を使うことで、今では過去になってしまった、妻の不在感をうたっている。

竹取では「た」と訳せた「き」であるが、万葉の「き」は、もう少し深い意味が含まれている。つまり、「き」は、現実ではすでに失われた過去のことを、現在の立場から回想することばである。単に「き」=「た」と考えていると、万葉の2首は理解できない。

  いで、あな心憂や。かく、人づてならず、憂き事を知る/\、ありながらに見奉らんよ。(源氏物語)

柏木と密通した女三宮に対し、夫である光源氏が述べたことば。「ああ、残念なことだ。このようにつらいことを知ってしまいながら、いままであったと同じように妻として世話を申し上げようというのか」

「ありしながら」の「し」には、「過去にあったことはもはや失われてしまった」、つまり、「女三宮との2人の生活はもはや取り返せないものとなってしまった」という源氏のものすごくつらい苦しみが込められる。

かように、古文を楽しむためには、文法を知ることが大事である。

---
視聴しながら一種の「ワープロ速記」をした後、文意を整えたため、曲解が含まれているかもしれません。

山口氏の話のうち、とくに「き」については、近著『日本語を考える』(東京大学出版会、2000.9)に詳説されています。「折らばや折らむ」など他のトピックについても、どこかにお書きになっているかもしれませんが、よく存じません。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 08月 01日 木曜日 14:17:47)

●2002.07.30 NHKおはよう日本「まちかど情報室・トンパ文字人気の理由」

山名祐史(映像取材部)
中国雲南省が起源の象形文字「トンパ文字」が日本でブームになっている。人気の背景は?

・今年3月に発売されたお茶〔注、キリンビバレッジ「日本茶玄米」のラベルに印刷されている。デザインが斬新で愛嬌があると反響。
・宝石店でも見かける。トンパ文字のメッセージを彫ったアクセサリーが若い女性たちに人気。
・東京・銀座の広告デザインの作品展。今年は9000点の応募からトンパ文字を使った作品がグランプリ受賞。より個性的なデザインが求められる今の時代に合っていると高い評価。「新鮮です」「形が可愛いですよね」「とてもシンプルに伝わってくるっていうか」
・千年前に作られた文字といわれ、今でも雲南省の少数民族が宗教の儀式で使う。人間の動作や身近な暮らしを文字にして意味を伝える。
・日本でトンパ文字が知られるようになったのは10年ほど前。その後人気が高まり、今では自分たちでも書いてみようという人たちが増えている。(渋谷の書店、王超鷹『トンパ文字』などの本)
・神奈川県藤沢のトンパ文字教室。学生やOL、主婦など20人が参加。シャツなどに文字をデザイン。トンパ文字は自由に文字を組み合わせることができる。
・トンパ文字教室講師・里舘由美子さん「決まりがないので作っていく作業が楽しい」
・入力した日本語をトンパ文字に変換するソフトや、携帯電話にトンパ文字を送るサービスも出てきた。
(記事のFAXサービス 03-5454-0888→音声ガイド→979)


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 08月 18日 日曜日 11:43:58)

かつてNHK教育「ふるさと日本のことば」のために収録したVTRを整理した「デジタル映像ファイル」がこのたび完成したとのことで、それを記念しての(?)1時間半にわたる番組が放送されました。このシステムはネットで公開するとか何とかいうことは告知されませんでした。NHK内部で使用するものでしょうか。

番組では、映像ファイルの映像紹介は控えめで、むしろ新たに収録したVTRやスタジオでの話が主になっていました。

ゲスト解説者に柴田実氏(NHK放送文化研究所)、VTR出演に田中章夫氏(学習院大)、吉岡泰夫氏(国立国語研究所)。

●2002.08.17 NHK教育「ETVスペシャル・お国ことばデジタル研究所〜「方言」が日本語を豊かにする〜」

「デジタル映像ファイル」について
 お国ことばが全部で800項目入っている
 キーワード2つまでの検索
 「群馬」と入力すると31件出てくる
  例)「ズー」「ハイェーダンベ」「ナツゴ/ハルゴ」「タレコ/ツクルベー」「ズー/オカイコ」「クッチャブル」など
 ほかに「漁業」で29件、「農業」で121件、「家族」で74件

《VTR 1》秋田県象潟町
夫婦の会話
 「ホジネーアバダナ」(幼稚な妻だね)
 「ノッキドコ トークカラドーモヨーコソ」(暑いところ遠くからよくおいでくださいました)
 「ジロ」(囲炉裏)

おばあさんの話
 「キューリ」(胡瓜)の語頭の[ks]についてアナウンサーとやりとり。「キシューリ」
 「オレノジッチャヨ カッポデナ ツーヨーサネナ」(私のおじいさん 耳が遠くて 聞こえないんです)

あきた民話の会
 「トッピンカラリノセンショノ実 エノ実ハジケテ ペーンコ ペンコ」「トッピンパラリノプゥ」(民話の結語)

親子三代で語る
 「ショワシネ」(うるさい)
 孫の世代はほとんど共通語となっている

地元の小中学生
 そろばん教室の生徒はみな共通語を話す
 「電話借リレバ ヨカッタジャン」
 「ダヨネ」

《VTR 2》静岡県天城湯ヶ島町
年輩女性たちの会話
 「ズネャー嫁」(気の強い・したたかな嫁)
 「シウャー姑」(したたかで気が強い・こうるさい姑)
 「フントダヨ」(本当だよ)

子どもたちにお国ことばの課外授業
 「チッタ」(じゃんけん)※かけ声は放送では「チッタッペ」と聞こえる
 「今ッカラ モヤーショビキー行ッテクル」(薪を引っ張ってくる)
 「ズニャー薪」(燃やしがいのある大きな薪)
 「バクドジョー」(おたまじゃくし)
 静岡県で「おたまじゃくし」を意味する語は20種類以上ある(『図説 静岡県方言辞典』)
 バクドジョーの歌「オーソロ コブショッテャー 水ノ中カラ」(とても汚い水の中から)※節は「静かな湖畔の森の陰から」
 「コーコーオ ワリワリッテ食ウジャ」(お新香をぼりぼり食べる)
 「バカウミャー」(とてもおいしい)
 「オシミャー ナシャーマシ」(夕方の挨拶)

《スタジオ》
 地方出身者にインタビュー「ジャンケンの呼び名は?」
 「ジャンケンシー」(沖縄)※かけ声は「ジャーイ ジャーイ ジャンケンシー」
 「ジャンケンモッテ スッチャンホイ」(山口)
 「チッケッタ」(群馬)
 「ヨ オ エ」(新潟)
 「ソ レ エス」(秋田)
 番組「ことばてれび」で調べたところ全国で200集まった

 方言の多面性
 「お国ことばがなくなってしまうのはタルイ(岐阜県で「残念」)気がします」

《VTR 3》東京
下町ことば・山の手ことば
 明治37年の『尋常小学読本』に山の手ことば採用
  田中章夫氏「山の手では武家社会との接触があり、明治期には各地から集まった人のことばが混じり合った。陸軍大将は全員山の手に住んでいた。東京大学の先生で下町に住んでいる人はいなかった。お互いの方言では通じないので標準的なことばができた」
 明治20年『尋常小学読本』では「トヽサマ ハヽサマ」
 →明治37年「デスマス体」「オトウサン オカアサン」

山の手の婦人
 武家出身の祖父を持つ年輩女性
 (国定教科書を読みつつ)「字のとおりに『アマウゴザイマシタ』とははっきり申しませんものね。『アモゴザイマシタ』って言う」
 「ニゴゴザイマスカ」(苦いですか)
 大正7年読本で、親に対し「オサタウ ヲ 入レテ オアガリ ナサイ」とあるが、彼女自身のことばでは「オ砂糖オ オ入レシマショーカ」と言う

港区南青山・通称ゴツゴツ坂
 昭和10年代の子ども
 粋がってわざと使う「山の手蛮語」(「ソンナコトネージャネーカヨー」「アノ野郎ガ居ヤガッテ」)
 「江戸だんなことば」

《VTR 4》
人口音声
 関西弁や津軽弁で語るカーナビゲーションシステム
 自然な音声合成システムの開発会社「地域のことばで話すシステムを開発したい」

《VTR 5》
新方言
 熊本の若者の新方言
 中高生の使用率「シニカブル」(死ぬほどきつい)95%、「ゴチー」(体格がいい)65%(国立国語研〔吉岡・村上〕調査)
  吉岡泰夫氏「伝統的な方言の復活・復活した方言のリニューアル→新方言」
 NHK熊本で放送の「ひのくにプラザ」には「使える!お国ことば」コーナー

古着屋さんの女子高生
 「恋愛ニ疲レテネー 別レタツタイネ」(別れたんだけどね)
 「向ウニネ 彼女ガデキタツタイ」(できたのよ)
 「今マデニ生マレテナカッタネー 感情ガ出テキテカンネ」(感情が出てきたからね)
 「アクシャウツ」(むかつく)「ダゴ アクシャ」(超 むかつく)→新方言
 「ナンサン」(とりあえず)

ライブハウスのラップ
 「ドギャンヤ ムシャンヨカロガ」(どう? かっこいいだろう)
 「ダゴアクシャウツ前ニ キキナッセ 言イナッセ」(超むかつく前に ききなよ 言いなよ)
 「マーゴ ヤビャーゾ」(超やばいぞ)

《スタジオ》
 岐阜の敬語「〜ヤットリャース」「シヤース」「先生ガ イリャータ」「今日ワ オ父サンワ オリャース?」
 伊予ことば「ホナ インデコーワイ」(では帰ります)


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 09月 07日 土曜日 22:33:11)

1984.03.01 NHK「この人・金田一春彦ショー」

「この人」という番組は、各界の第一人者をNHKホールに招いて話を聞いたり歌を歌わせたりするという大変な番組でした。

金田一氏春彦氏の回では、「父京助と私との業績比較」を野球のスコアボードを持ち出して話したり、森昌子さんと対談して、昌子さんの故郷の栃木弁を話してみせたり、「せんせい」という曲はアクセントがなってないと文句を付けたりされました。奥さんの珠江さんの前では、伴奏をバックに唱歌の「雲雀」か何かを歌われたと思います。NHKホールで歌った日本語学者を私は他に知りません。最後のスピーチでは「私の作った辞書〔三省堂国語辞典を指すか〕は「んんん」で終わっている。私の生涯は「んんん」(否定)の連続だった。父親と同じ学者を目指さず、回り道をして音楽を目指した。しかしそのために多くの音楽の知り合いを作った」という話をなさったと記憶します。

この番組、いつの放送だったかずっとあやふやでした。NHKホームページ「もう一度見たいあの番組データベース」により、長年の疑問が氷解しました。ホームページでは「金田一京助ショー」というものすごいタイトルになっています。

私にとって「もう一度見たいあの番組」のひとつであり、リクエストしたい気もしますが、「京助ショー」のほうが放送されたらどうしようかとも思います。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 09月 07日 土曜日 23:54:09)

 この番組、私も見ました。春彦氏の歌に合わせて奥様は踊られたのではなかったかと思います。
 業績比較で「父京助は文化勲章だが」というのが最終回でしたね、たしか。

 しかしNHK、しっかりして欲しいものです。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 09月 08日 日曜日 19:45:10)

「雲雀」に合わせて踊ることはむずかしいと思われますので、金田一博士は、もしかすると、「雲雀」のほかに踊り用の歌を何か歌われたのかもしれません。最後に「珠江〜」と絶唱されていたのをそういえば記憶しています。恋の歌だったのかもしれません。枝葉末節にわたり恐縮です。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 02月 18日 火曜日 21:04:35)

クローズアップ現代「氾濫{はんらん}する“カタカナ語”」(NHK 2003.02.18 20:00放送)の要点を、以下にメモしておきます。

●オープニングVTR
 「トレーサビリティー」「コンテンツ」街で聞く→意味分からない

●スタジオ
 国谷裕子キャスター「ユビキタス・アカウンタビリティー・スキーム……」「日本語は今恐るべきスピードで変わってきているのでしょうか」「カタカナ語は年間およそ500語以上ずつ増えているといわれる」

 NHK放送文化研究所アンケート調査(去年、全国3000人対象)
  「外来語を使うことについて」(1988年・2002年)
  新しい感覚   50%→31%
  微妙な意味合い 33%→29%
  分かりにくい  37%→50%(半分)
  日本語を破壊  16%→25%

●杉並区・中山實さん(92歳)
 カタカナ語について行けない。杉並区役所の広報紙もカタカナ語を多用
 「ワークショップ」「様々なスタイルのアニメーション」
 中山さん「コンペティション、分からない。飲んだり食べたりする会合か。大学生が『コンペがある』などと。(コンパじゃないですか?)コンパですか、ああ」

 中山さんが広報紙のカタカナ語を数えると161語に。作った一覧表を区役所に送り、だれもが分かることばを使ってほしいと訴える。
 中山さん「分かっても分からなくても、ハイカラなことばを使えばいいというのでは、考え直さなければ」

●杉並区役所
 各部署から精鋭募り「分かりやすい言葉検討チーム」。お役所ことばの再点検。
 自分たちでさえよく分からないカタカナ語を作っていたことが明らかに。
 「オブリガード」「セドル」……
 杉並区広報課・与島正彦課長「(どんな意味か)1度聞いたんですが忘れました」

 「笑顔のチャレンジャー」を掲げ、親しみやすい区役所を目指した平成元年から増え始める→気がつくとカタカナ語多用。
 与島課長「言いやすい・かっこいい・若者受けをする……いつの間にかどんと増えた」

 分かりにくいカタカナ語一掃の取り組み
 各部署から上がる原稿を吟味
 「サービスステーション」→「駅前事務所」

 杉並区の一存で変えられないことば
 「省エネルギービジョン」
 担当の環境部「国の決めた事業名なので変えられない」
 杉並区広報課・岩田美和主事「構想・指針など、国のほうで変えてくれるとありがたい」

●国立国語研究所
 官公庁発行の白書を調べる(去年夏)→カタカナ語は5000以上に達す
 20人の専門家からなる外来語委員会(柴田実氏、水谷修氏……)
 言い換えは思った以上にむずかしい作業
 「インフォームド・コンセント」
  ・「納得診療」
  名古屋外国語大学・水谷修学長「同意の前提として納得が必要であろう」
  ・「診療前同意」
  日本大学文理学部・輿水優教授「『納得』では踏み込む」
 議論の末、「納得診療」に

 国立国語研究所・甲斐睦朗所長「日本になかった新しい考え方を定着させる機会になるのではないか」

●スタジオ
 ゲスト 井上ひさし「一大翻訳作業だ。ことばは音や字に意味がくっついている。今の状況では、音や字が先行して意味が遅れる、または、ないものが多い。仕事を前に進めるためには、意味なしの意見交換は危機的。(曖昧な会話になっているおそれは)あります。曖昧な状態で仕事が決まることが積み重なると恐ろしい状況に。時宜を得た提案」

 国立国語研究所が言い換えを示した63のことば
 「バリアフリー」→「障壁除去」
 「ライフライン」→「生命線」

 井上氏「これは翻訳。明治維新時、カタカナ語を日本語漢字2文字に置き換えた。福沢諭吉は‘speech’の訳語を『演説』とし、西周は‘right’‘freedom’に『権利』『自由』を当てはめた(それが『自分の力を振り回す』『勝手気まま』という悪い意味で使われ、ズレた)。翻訳は地道にやっていかなければ、『意味ないじゃん』という世界になる」

●映画の世界
 カタカナではなく英語そのものが使われるという動き
 原題をそのままカタカナ読みにした題名が急増

●配給会社宣伝部
 夏までに配給する10本の映画にはカタカナか英語の題名が採用
 かつては独自の邦題をつけていたが、日本語では観客の心をくすぐれない
「愛と哀しみの果て」(85年)「今なら間違いなく(原題の)『アウト・オブ・アフリカ』だ」

カタカナの題名の割合
 93年 38%  02年 87%

最近ではあえて分かりにくい題名に
 「ボーン アイデンティティー」
 観客「ボーンは骨でしょう。アイデンティティーは……」
 映画の原作は『暗殺者』と翻訳された。しかし、配給会社はカタカナ語に。
 映画配給会社宣伝部・三苫雅夫部長「カタカナタイトルが増えてくると、逆に邦題をつけると若い人が引くのではないかという怖さがある」

●電気製品売場
薄型高画質テレビ
 すぐには意味がわからない「“ベガ”シアター」「エアロシルエット・プラズマ」「Wooo」

●大手電機メーカー広告部
 薄型高画質テレビ発売にあたり市場調査
 「Neovi美」および「Wooo」の印象度
  「覚えやすさ・印象の強さ・時代性」いずれも後者増さる
 大手電機メーカー広告部・高木敏和主任「従来なじみのあるものを超えた画質を伝えるためには日本語の枠を超えた名前をつけたい」

●東京・神田の電機メーカー(日立)
 企業理念にも英語を使う。「Inspire the Next」(次の時代に息吹きを与え続ける)
 大手電機メーカー ブランド戦略室・須藤雅紀担当部長「Inspireは日本語に置き換えづらいニュアンスもある。何となく伝えた意味がわかるという調査もある」

●スタジオ
 日本語はどういう局面? 危機?
 井上氏「常に危機だ。結婚の申し込みなどには意味を持たないことばは使えず、変わらない部分がある。しかし、カタカナ語がないと生きられない時代。やがてカタカナ語が『ズボン』や『ボタン』のように日本人の物になる。その覚悟と用心さえあれば、うまく日本語の中に吸収していって、より豊かな便利な日本語を作るしかない。言論機関・物書きなどが代表となって、点検し、心掛けていくうちに答えは出る」

 定着させて行ける方法はあるか?
 井上氏「カタカナ語には意味をちゃんとくっつけて使わないと何にもならないということを頭に置いておくだけでだいぶ違う。ルビをふったりする努力も大事」


益山 健 さんからのコメント
( Date: 2003年 02月 19日 水曜日 05:13:47)

>日本大学文理学部・輿水優教授「『納得』では踏み込む」
中国語文法の輿水先生がこんなところに登場なさっているとは。
ちょっとびっくりしました。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 02月 19日 水曜日 22:12:21)

納得診療は新スレッドへ。

納得診療


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 01日 土曜日 10:29:17)

「こんにちはいっと6けん」(NHK 2003.02.26放送)宇都宮放送局発の時間枠で、NHK地域放送文化賞を受賞された森下喜一氏(元作新学院大)のインタビュー(7分)が放送されました。

(お気持ちは?)うれしい。方言の話者にもお礼を申し述べたい。私は半分。(ふるさと葛生を出て、ことばが通じないという経験は)ありました。高校は佐野市だが、全体的には同じでも1つ1つの単語が違うので、分からないことがずいぶんあった。笑われるのは若いときは恥ずかしい。大学に入ってから恥ずかしさが変わり「研究しないともったいない」という気に。

〈ふるさとに戻り高校教師の傍ら栃木弁の研究。県内各地を足で栃木弁を集めた〉
同じことを聞いても地方によって分布が出る。どうしてこっちではこう言うのか、どっちが古いのか、どこから伝わってきたのかを分析するのが非常に楽しい。納得が行ったときには飛び上がるほどうれしい。

栃木弁の特徴は3つ。1つはアクセント。もう1つは「べえべえことば・だんべえことば」。静岡県から北海道まであるが、栃木県には特に多い。そして、敬語がない。理由の1つは、栃木県は農業県で上下がないから。もう1つは、大きな大名がない。城のあるところは侍・商人など職業の格差があり、敬語が発達するが。〔……〕ことばは文化だから、それをたどれば栃木県の歴史、人の暮らし、考え方が分かる。

〈月に1度、NHK宇都宮のFM放送「栃木6時です」の中で栃木弁を紹介〉
(ラジオで方言を伝える魅力は?)音声で伝えるのは非常に効果的。文字でも専門的には書けるが、読む人は分からない。話すということはむずかしいけれど奥深さもある。

(栃木弁のこれからは?)方言を使えとも使うなとも言わない。ただ、良い方言だけは残してほしい。方言は文化で、それを通じていろいろなことが分かる。それを綿密に書き、またはメディアを通じて放送し、認識してもらうほかはない。

〈研究のデータは1人200問、2時間かけて質問。1つの地域500人。目下、栃木弁の総決算的な本をまとめている〉


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 24日 月曜日 13:52:58)

「NHK特集・コンピューターが世界を変える 第2夜 コンピュータは言葉の壁を越えられるか」(NHK 1987.11.22放送)

この番組は当時大反響があったようで、NHK取材班『コンピューターが世界を変える2 コンピューターは言葉の壁を越えられるか』(角川書店、1988)としてまとめられているようです。

この番組全体を、まるまる視聴することができるホームページがあります。出演者で、当時ワープロ開発の責任者であった方が、ご自身のホームページでramファイルを公開しています(工夫すればダウンロードもできるようです)。著作権上、どういう処理がなされているのかよく分からないので、リンクは控えておきます(が、容易に検索可能です)。

私は、放送当時、見た記憶があります。英語でしか処理ができなかったコンピュータで漢字を扱うことができるようにするための苦労話、また、そのことによって日本で事務処理の能率が飛躍的に向上したことなどが中心に語られていました。さらには、中国語などの言語をもコンピュータで処理できるようにしようと、いろいろな試みが進行中であることが紹介されました。中国語を入力するために、1つのキーに9つの漢字が印刻されていたり、部首だけが印刻されていたりといった奇怪なキーボードが出てきたのを、印象深く覚えています。

「中国語は地方によって発音が違うので、ローマ字で入力することには問題がある」ということでしたが、結局、現在の中国の人々は、ローマ字入力を使っているのではないでしょうか。(これは存じません。どういう方式が、結局主流になったのでしょう。)

中国でローマ字入力が行きわたったとすれば、どうしてそれが可能だったのでしょうか。共通語式の発音が行きわたったということでしょうか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 06日 日曜日 23:06:05)

NHKラジオ第二放送、2220-2300私の日本語辞典、今日までの4回、小松英雄氏だったようです。言葉はなぜ変化するか。

来週の土曜日、朝、1000過ぎから今日の分の再放送があるものと思われます。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 11日 金曜日 23:49:02)

視点・論点「日本語を磨く」(NHK教育 2003.04.11放送)
東京工業大学名誉教授 芳賀綏

〔要旨〕若者の「ことばの乱れ」の原因は、文語を含めたよい日本語が与えられていないからだ。子どもには受け入れる素地がある。彼らを導く父母・教師・電波の責任は重大だ。

文語の唱歌などをもっと教えるべきだ、というところなど、私(Yeemar)は、なんとなく共感しております。

--
〔やや詳しい要旨〕
若者が日本語を乱すという。ところが、出版社の調査で、小6〜高校生のうち「自分の日本語はきれいだ」と自信あるのは9パーセント。「きもい」について74パーセントは乱れていると知りつつ使う。「周りにきちんとしたことばを使う大人がいないからでは」と調査者。

文化は「見よう見まねで吸収」「意図的に学習させる」を通じて身につく。しかるに戦後は、学習させない教育が流行。例、音楽の教科書で「パピポ パピポ」「ずんがりがりがり」など学校で教えなくてもいいような教材が。反対に「夏は来ぬ」などはむずかしいから廃止。文語恐怖症で及び腰だ。

国語教育もその傾向が。新聞記事で「彼は指導者たりえず」を「足りえず」としていた。文語の知識があれば間違わない。

子どもたちは豊かな日本語を敬遠していない。例、父親が小学校上級の子どもに万葉集の朗読をさせると、子どもが興味をもち催促するように。また、静岡県の高校生、柔道をしていたが「姿三四郎」のつもりで夏目漱石の「三四郎」を読み、あらたな世界が広がった。

教育テレビの新番組「にほんごであそぼ」に期待している。子どもたちによい日本語の世界を提供している。

ことばのセンスはよいものに接し吸収することによって磨かれる。「話し、書く」ことを通じて磨く。小津安二郎は「いいわね」「いいのね」いずれにするかで半日、1日かけた。フローベールは「1語説」、ぴったりすることばは1語しかないと言った。樋口一葉は何度も何度も推敲し、名文を生んだ。天才ではなく努力だ。現代のアマチュア文芸家も見習うべし。

日本語の乱れは、がみがみ叱るだけでは治らない。愛情と見識をもって導く人が必要だ。文化はほうっておけば退歩する。父母も教師も、意欲を持つことが必要だ。電波が日本語に対して負っている責任は絶大なものがある。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 12日 土曜日 08:35:02)

NHKニュースおはよう日本(2003.04.12放送)
「10万冊の“作者”を探せ」
報告 首都圏センター・岩下伸行

〔要旨〕
国立国会図書館では明治時代の本をインターネットで公開しているが、17万冊のうち10万冊の作者が分からない。例、「隅田川大仇討」などの作者「山田唯夫」。本名かペンネームかも分からない。先月、ホームページに10万冊の本の題名と作者名を載せ公開調査開始。

国立国会図書館・池田勝彦さん「どんな情報でも役に立つ。書いた人の名前しか分からないのでとっかかりになる情報があれば非常にありがたい」

寄せられた情報をもとに手がかりに当たる。「日本漢詩文」の作者「木村香淵」。別の本で見たという情報。担当者、書庫で調べ「訖明治二十七年終焉之歳」を確認。公開可能に。

子ども向け文章読本、社寺ガイド等、30冊以上の著作ある「平井義直」。平井の曾孫、水戸市に住む原山府(ふぐら)さん、娘から公開調査のことを聞き連絡。「やはり身内として嬉しい。没年が分からないため公開されていないのは残念なので分かる範囲でお知らせしたいと思った」

原山さんは40年以上前から古本屋等で平井関係のものを集めた。平井は儒学の研究者で子どもの教育にも熱心。小学校をつくり教壇に立つ。

平井義直作33冊は公開可能に。池田さん「道のりは長いが無視して公開というわけにも行かない。著作権調査は通るべき最初のステップ」

1ヵ月で情報は200件を超え450冊が公開可能に。10万冊を公開するための地道な作業が続く。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 16日 土曜日 00:32:27)

●2003.08.15 ニュース10(NHK)「事件解明のカギ“文書鑑定”」

犯罪捜査で従来の筆跡鑑定に代わり、パソコンの文章を分析して鑑定する方法が研究され、今日起訴された殺人事件の大きな手がかりになった。

・東京 台東区
一昨年9月、路上で男性が死亡していた。実の兄に車で轢かれた疑い。捜査線上で早い段階から兄が浮かんでいたが、捜査を惑わすような2通の手紙が警察に送られてくる。パソコンで「自分が犯人。責任をとって自殺します」

・文部科学省 統計数理研究所
警視庁は研究所に鑑定を依頼。兄が捜査撹乱のために書いたのではとみられた。

鑑定にあたった札幌学院大・金明哲(ジンミンズォ)教授。小説・古典文学の助詞がどれぐらいの割合で使われているかで作者を特定する研究。例、井上靖と三島由紀夫の小説では、井上は「だけ」「でも」が多く、三島は「」「ので」が多い。特徴の違いがはっきり出る。(分布のグラフあり)

金明哲教授「助詞はどんな文章を書くときも必ず使う。組み合わせは微妙で人によって異なる。著者を推定するときの非常に有力な情報の一つ」

2通の手紙も、一般の人30人余・被害者の兄と助詞を比べると、兄の文章と特徴が似ている。(グラフあり)

金明哲教授「他の人物が書いてこうした特徴出たら、その確率は数億分の1。同一人物が書いたと考えて間違いない」

この結果をもとに取り調べたところ、容疑を認めたため逮捕。文学作品の分析方法を応用した文書鑑定は新たな捜査手法になりそう。

・スタジオ
「助詞で分かるんですね。動詞や名詞ほど気を使いませんのでね」
「手書きは筆跡鑑定で分かるが、ワープロで脅迫状を書いても分かってしまう。悪いことはできませんね」


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 01日 水曜日 21:14:05)

NHKは、この秋から夕方の番組を改編し、「お元気ですか日本列島」という生放送の長時間番組を放送しています。毎日、16:45ごろから数分間「気になることば」ということば問答の時間帯を設けています。担当は梅津正樹アナウンサー。「何でもお教えするというよりは、皆さんといっしょに日本語について考えていければ」。

昨日の第1回(2003.09.30)は、「カタカナ語は好ましい?」。

「最近『オープンする』『トラブルが発生』したなどのカタカナ語が多い」との視聴者の問い合わせ。文化庁調査(平成14年)の「カタカナ語の使用についてどう思うか」という質問について20代以下で「好ましい」が、30代以上で「好ましくない」が多くなっていることなどを引いて説明。「オープン」にしても「開場・開店」以外にいろいろあるのでむずかしい……と言いかけたところで、ニュースが入ってきてなんだか尻すぼみに。

これから平日は(国会中継などがないかぎりは)毎日「気になることば」が放送されるのでしょうが、毎回見届けることはしんどそうです。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 05日 日曜日 12:53:24)

●2003.10.04 週刊こどもニュース(NHK)「アツアツなるほどんぶり・多すぎる?カタカナ言葉」

時事問題を分かりやすくする番組。しかし、なぜ今週「カタカナことば」の特集なのでしょうか。

--
・スタジオの子どもが「分からない」と挙げたカタカナことば。「ユニバーサル」「トリビア」「モラル」。お母さん役の林家きく姫さんは「マニフェスト」。

・世田谷区・守山小学校の児童・父母・地域のおじいちゃんおばあちゃん20人ずつに聞く。
「分かる人:分からない人」の人数
 コミュニティ
 子ども=4:16 父母=19:1 高齢者=15:5
 コンセンサス
 子ども=0:20 父母=15:5 高齢者=9:11
 〔子どもは「コンセント、さす?」などと言っている〕
 オンデマンド
 子ども=0:20 父母=5:15 高齢者=1:19

・外国語を翻訳する場合もある。「steam locomotive」を「汽車」。
 約450年前、ヨーロッパ人がもたらした文物に漢字をあてる 「tabaco」→「煙草」、「cambodia」→「南瓜」
 明治時代 「philosophy」→「哲学」、「society」→「社会」、「liberty」→「自由」、「right」→「権利」、「economy」→「経済」

・しかし、中にはそのままのものも:「engine」→「エンジン」、「Energie」→「エネルギー」、「concours」→「コンクール」
 今も「モバイルエリア」「グローバルスタンダード」

・国立国語研究所を中心とした「外来語委員会」
 114のカタカナことばを日本語に言い換える例
 「コミュニティー」→「地域社会・共同体」、「フォーラム」→「公開討論会」、「ユビキタス」→「時空自在」、「マルチメディア」→「複合媒体」
 日本になかった考え方
 「ノーマライゼーション」→「等生化・福祉環境作り」、「インフォームド・コンセント」→「納得診療・説明と同意」

・役所で分かりやすいことばを使おうとしているところ(子どもが取材)
 杉並区役所・わかりやすい言葉検討チーム・大藤健一郎さん
 調べてみると区の文書に分かりにくいことばが。「ワークショップ」「アクティブ」「シンポジウム」
 広報紙では分かりにくいことばを4種の辞書を参考に言い換え
 窓口でも説明。「ケアマネージャー」
 苦労したことは?「一所懸命説明したために、話が逆にくどくなる」

・東京巣鴨のハンバーガー店
 ドリンクの「L・M・S」→「大・中・小」、「ポテト」→「じゃがいも・おいも」、「チキン」→「鶏の龍田揚げ」、「フィッシュ」→「白身魚のフライ」


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 23日 木曜日 18:22:27)

●2003.10.22 その時 歴史が動いた(NHK)〔第154回〕「正岡子規・余命十年で日本語を革新した男」

「日本語」というタイトルに反応して視聴しました。子規の写生俳句・写生文に重点を置いたもの。大筋は公式ページにあります。

・子規は日本の野球用語の発明者
 平成14年野球殿堂入り
 打者(ストライカー) 走者(ラナー)
 四球〔アナウンサー「よんきゅう」〕 死球(デツドボール)
 飛球(フライボール) 直球(ヂレクトボール)

・俳句の革新
 『俳句分類集』季語・表現の種類により数万の俳句を分類
 日本新聞「獺祭書屋俳話」で型どおりの句を「平句凡調」「月並」→写生的俳句へ

・東京版「ホトトギス」
 写生文「小園の記」
 読者に日記を募集「通勤日記」「縫物日記」「牛舎の日記」「田植日記」
 「吾輩は猫である」「野菊の墓」掲載
 「写生文」は日本語と生活を結びつけた(柳田国男=天野祐吉談)
 「20世紀の日本の文学史が始まった」(天野祐吉)


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 19日 水曜日 17:04:53)

●2003.11.16 18:45 NHKニュース〔長野ローカル〕

大略以下のようなニュースが放送されました。

「日本語の研究者が集まり、信州大学で国語学会が開催された。同志社大学大学院生の橋本和佳さんは「戦後の新聞社説に見る外来語の増加」について発表した。また、松蔭女子大学講師の吉田健二さんは「秋田県西仙北町方言の名詞アクセント体系」について発表した。」

両発表の内容についても、簡潔に紹介されていました。国語学会のことはこのようにいつも地元でニュースになっているのでしょうか、気がつきませんでしたが。教育県長野ならではのニュースでしょうか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 19日 水曜日 17:16:58)

 福井では、新聞には出ましたが、テレビは取材に来なかったと思います。


益山 健 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 02日 火曜日 05:52:51)

「トリビアの泉」で, アナウンサーの発音しづらいことばベスト10のようなものをやったそうなのですが, この番組をごらんになった方はありますでしょうか。

10 hardest words for news announcers (trivia no izumi)


UEJ さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 02日 火曜日 23:26:13)

↓のページに少し情報ありました。
トリビアの種として取り上げられたようです。

トリビアの種No.030


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 09日 火曜日 09:56:42)

このスレッドを始めたのが私ということもあり、このへんで分岐してみようと思います。国語の力をつければ算数の力がつくという話です。初めのほうを見逃しました。

----
NHKニュースおはよう日本「シリーズ理数離れ・算数の向上を“国語力”で」(NHK 2004.03.09 7:48〔?〕)
報告・小坂隆治(NHK熊本)

熊本県富合町 富合小学校
国語の授業に「自分の考えを整理する練習」を取り入れたのが最も効果があった。
例、「好きなスポーツ」――なぜ好きなのか、7つほど要素を不審紙に書き出し、考え方シートに張りつける。それを並べ替え、順序立てて口頭発表する。→算数の力も伸びる
国語研究担当・杉本典子先生「頭の中にぼつぼつと生まれた思考をつないでことばにするのは国語の力しかない」
子ども「国語と算数は考えたことを人に伝えることが一緒だと思う」
全国平均上回る80%の児童が「算数が好き」
社会部・小野正晴「百ます計算のような反復練習の一方、国語力をつけさせる方法も注目されている。先月の文化審議会の答申でも「考える力を養う国語が理数などの基礎。小学国語の授業時間を大幅に増やそう」。文部科学省も国語に力を入れるモデル校を指定、ただし読み書き中心。


新会議室に続く

posted by 岡島昭浩 at 21:47| Comment(1) | TrackBack(2) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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2004年の3月ごろにあったという、アナウンサーが言いにくい言葉のトリビア、今週もやっていました。

途中から見たのですが、全国のアナウンサーに聞いていたようです。
「摘出手術」が、たしか、一位だったかと思います。
Posted by 岡島昭浩 at 2006年07月28日 10:36
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視聴記録 ##
Excerpt: 【190】視聴記録 ## Yeemar - 04/6/29(火) 23:07 - 視聴記録 http://kotobakai.seesaa.net/article/817364..
Weblog: ことば会議室
Tracked: 2005-10-16 01:13

どうしたものか国語力。
Excerpt: パソコンで作業が慣れてしまい、漢字を書くときに漢字が思い出せないことが最近かなり多い。言葉の使い方に関しても、「ご請求書」というのは間違いで、「請求書」が正解らしいが、半分ぐらいの機会でが「ご請求書」..
Weblog: ネット的記憶装置
Tracked: 2006-07-28 09:17
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