国会答弁や政治家がインタビューなどで使います。
もちろん、ことば自体は以前から存在していたのですが、最近は特に使われているようです。
「うろたえることなく、冷静に対応してますよ」と言いたいのでしょうが、このように頻繁
に使用されるとイヤミが伴うのは、私だけのでしょうか。
多少、論点がズレますが、新奇に感じるときはいいが、そのうち目新しさがなくなり陳腐化
してしまう言葉があります。
この「粛々」もいずれ使用されなくなる(または使用頻度が落ちてくる)ような気がします
が、みなさんはいかがでしょう。
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 3月 23日 金曜日 15:41:16)
政治家用語としては「せいせいしゅくしゅく」というのもあります。
竹下派総会で羽田蔵相らが使った/「せいせいしゅくしゅく」/整々粛々/整斉粛々/清々粛々/新聞各社、表記まちまち(朝日新聞1992.10.29)という記事では、自民党竹下派総会をめぐって、小渕系の野中広務代議士や小沢系の羽田孜蔵相らが使った「せいせいしゅくしゅくとやる」ということばの文字遣いが、同日の各社夕刊でさまざまに分かれた様子がレポートされています。
一回的な使用かと思いきや、その何年か後に
「憲法の規定に従い、両院協議会や衆院再議決があるので、整々粛々とやっていきたい」。細川護煕首相は二十四日、久しぶりに連立与党代表者会議に顔を見せ、こう指示した。(朝日新聞 1994.01.25 p.3)という記事が出ました。
さらには小渕恵三自民党副総裁(当時)も使っていて
せいせいしゅくしゅくことば通り実行しなくては〔参院選でのインタビュー〕(NHKテレビ 1995.07.23)と言っていました。
最近はあまり聞きません。誤用と指摘されて使用がやんだのかどうかわかりませんが、もう一度聞いてみたいことばです。
畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 3月 23日 金曜日 15:45:07)
うかつでした。
「森首相と日本語」のコーナーで、2001.3.16に岡島先生が、少し触れられていました。
畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 3月 23日 金曜日 15:45:19)
うかつでした。
「森首相と日本語」のコーナーで、2001.3.16に岡島先生が、少し触れられていました。
畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 3月 23日 金曜日 16:23:24)
(↑ Yeemarさんに関連して。)
なるほど。
結構、過去にもあったんですね。勉強不足!。
「せいせいしゅくしゅく」だと二番煎じになるので、「粛々」で”復活”したのかもしれませんね。
益山 健 さんからのコメント
( Date: 2001年 3月 24日 土曜日 0:16:11)
WEB で検索すると「清々粛々」がもっとも多く, 「静々粛々」それに次ぎ,
「整々粛々/整斉粛々」がちょろちょろ, というところでしょうか。
「粛々清々」というのもありました。
「粛々」を検索すると, 吉野川可動堰問題がいっぱいひっかかります。
「反対を無視して押し切る」という意味に使われているようです。
→ この問題に限っては住民投票は必要ない。議会は粛々と議事を進めてほしい (徳島市議会、条例案審議の臨時会開会)
畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 3月 24日 土曜日 8:15:41)
益山さんが述べておられるように「反対を無視して押し切る」と印象からこのことばに
イヤミを感じる(私の場合)のでしょうか。
もっとも、国会のセンセイは、そのような意味で使っているのではないでしょうけど。