2001年08月29日

「たわけ」の語源は?(きっすきっす)

時代劇で「この、たわけ者」とか言う台詞を聞くと、
たわけ とは、「戯け」?「田分け」?なの?現在の使われ方は
前者だと思うんですが、後者の意味もあったりするのでしょうか。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 8月 30日 木曜日 1:22:13)

楳垣実氏の『語源随筆・猫も杓子も』(創拓社)p.152〜によれば、たとえば『古事記』に

木梨之軽太子……其の伊呂妹、軽太郎女にたはけ〔不倫の婚姻をして=岩波文庫〕歌したまはく、
と出ているような、タハク(タワク)という動詞が名詞化されたものに違いないということです。

今の「タワムレル」の「タワ」と関係のあることばのようですね。もとはみだらな行いをするもの(淫奔な者)を指してタワケと言ったらしいです。

楳垣博士は「田分け」についてはまったく言及していません。後の世では、分家または遺産相続で、田を分け与えることを「田分」と言ったそうですが、「ばか」の意味の「タワケ」とは関係ないのでしょうね。

私は子どものころ、和歌森太郎氏監修の子ども向け『日本の歴史』で、「田分はたわけ」という語源説を読んだのですが、「タハク」のほうが納得しやすいと思います。


posted by 岡島昭浩 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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