「ここはどこ、私はだれ」ということばの出典は?
「電通オンライン」の「広告景気年表」によれば、1984年の流行語とのことです。
「1984年のニュースと流行(広告デザイナーの抽出し)」には、〈「世界まるごとHOWマッチ」でビートたけしが司会の大橋巨泉に責められた際にとぼけた文句〉とありますが、既存のフレーズを念頭に置いた発言でしょうか。
「タイム・トラベラー」出典説について。「続タイム・トラベラー」(1972年)の一部を録音されていた方のページによれば、「ここは…?」「どうやって、私、ここへ?」「私は… 誰なの?」「ここは、どこなの?」などのセリフはあったようです。
私が文字で見たのは、ずいぶん遅れて、たしか以下の1986年の文章だったように記憶します。
ココハドコ、ワタシハダレ的心境を楽しんでいた利奈も、周囲の日本人が消えてしまうと、心細くなった。(小林信彦『極東セレナーデ(上)』新潮文庫 p.115=1986-1987年「朝日新聞」連載)
UEJ さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 15日 木曜日 12:00:30)
発展形の「ここはだれ、わたしはどこ」というのが流行ったこともありました。
赤いシリーズ第8作「赤い嵐」によるものだとの記述有り。1979年とのこと。