2001年11月27日

招かれざる客・招かざる客(道浦俊彦)


和歌山県の宇久井漁港で、「コモンフグ」という猛毒で食用にならないフグが豊漁で、困っているというニュースがありました。
この原稿の中で、「漁師さんは、”招かれざる客”に頭を痛めています。」という文章があったのですが、この場合、漁師さんを主語に立てたのなら「招かれざる客」ではなく「招かざる客」ではないのでしょうか?
YAHOOで検索したところ、「招かれざる客」は4690件、「招かざる客」は1550件ありました。元の形は「招かれざる客」だと思いますが、この場合、「れ」は「受け身」ですよね?そうすると、「漁師が主人」で「フグが客」とすると、「れ」を使った言葉を「言える」のは客の「フグ」か、若しくは第三者ということにはならないのでしょうか?
いかがでしょうか?



Yeemar さんからのコメント

( Date: 2001年 11月 27日 火曜日 23:57:40)


「A先生は、授業中に指名されない生徒が退屈しないように、まんべんなく質問を発する」

という文を作ってみましたが、いかがでしょう。「指名しない生徒が……」も、両方とも成立します。

「招かれざる客に頭を痛める」は、「自分(漁師)によって招かれざるところの客」と解され、また、「招かざる客に頭を痛める」は、「自分(漁師)が招かざるところの客」というふうに解されます。


posted by 岡島昭浩 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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