東京の環七通りに面した板橋区立上板橋第一中学校の校門に「オアシス運動」の標語が張ってあります(2002.01.28確認、ただし記憶による)。
朝のあいさつ 「おはようございます」「オアシス運動」の沿革はよく知りません。しかし、1970年代後半、香川県の小学生だった私は「おはよう(ございます)/ありがとう/しつれいします/すみません」と覚えました(3行目が異なっています)。まもなく、これに「さようなら」が加わり、「オアシスサ運動」という名に変わりました(「オアシスサ」とは何の謂いぞや)。
心から感謝 「ありがとう」
だれにでも 「しんせつに」
すなおに 「すみません」
上板橋一中の「しんせつに」はどうもあいさつらしくありません。「しつれいします」のほうがほかと調和するように思います。オリジナルはどちら?
ウェブを渉猟してみました。すると、熱海市では昭和40年代から親切運動を展開していて、
「おはようございます/ありがとうございます/親切な心で/すぐに実行」
という標語を用いているようです(熱海市ホームページ「親切運動」)。ただしこれが当初からのものかどうかはわかりません。
〈「オアシス運動」の発祥の地〉と自己紹介する山形県飽海郡平田町の南平田小学校のページもありました。そこでは「おはよう/ありがとう/親切/すみません」。ただし、同じ山形県でも南陽市の市報では「おはようございます/ありがとうございます/しつれいします/すみません」。
「google」で、「オアシス運動」と「しんせつ」とのand検索をすると4件、同様に「親切(-親切運動、-親切な、-親切で)」とのand検索で20件、「失礼します」とで42件、「しつれいします」とで29件ですが、「親切」派、「失礼」派のどちらが優勢ともにわかには断じがたい気がします。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 1月 30日 水曜日 23:28:38)
1960-70年代の北九州でも「失礼します」だったような気がします。でも、子供心に「失礼します」をどのように使ったらよいのか分からず、首を傾げたように思います。「すみません」との使い分けが分からないと感じたのだと思います。いや、「失礼しました」だったかな。
そういえば入体質の時に「失礼します」と唱えるのを聞くのは落ち着かない、という人がいることを思い出しました。
それはともかく、後に「親切」をしり、これなら分かると思った記憶があります。
2番目が「あいさつ」となっているのをみたことがあるような気もします。「おはよう」は挨拶ではないのか、と思ったものでした。