一つ目小町」
本日朝日新聞朝刊・道内版“スクエア”に、「一つ目小町」という表現が紹介されている。
書き手は道演劇財団事務局長、平田修二さん。
内容はこうだ。
「渋谷のようなターミナルのまちは、大手の店や会社がひしめき合っている。それに対して、ファッションの代官山や演劇の下北沢の
ように、各駅停車や急行で一つ目のまちは、個性を持って発展しやすい。それを称して、一つ目小町というとのこと。」といった意味に使ってい
る表現なのである。
「小町」といえば、誰もが想起するのは平安時代の人物「小野小町」はたまた「玉造小町」。
そこから派生した米の銘柄「秋田小町」ぐらいであった。
ここの「一つ目小町」は、個性ある町並みをいうのだ。
さしずめ北海道でいえば、札幌から特急で一駅のところである夏の緑と冬の白といった自然につつまれた岩見沢のまちも「一つ目小町」の可能性を秘めているのかもしれないなんて考えてしまうことばであ
る。
みなさんの「まち」はいかがですか?
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