1998年02月16日

私の「一万円から」(平塚)

 「お値打ち」でお世話になりました、平塚です。

 さっそくですが、目についた言葉の簡易目次に【一万円から】という
言葉がありますが、なぜか内容を読むことができませんでした。という
ことで、私の耳についた「一万円から」です。

 小売店などで買い物をしたとき、レジ係りの方が、例えば「一万円から」
と言ってお金を受け取ることが、最近(ここ2〜3年)急激に増えたように
思います。「一万円からで」と「で」を付けたりすることもあります。
以前(数年以上前か)は、ほとんど耳にしなかったと思います。

 この「から」は一体何なのでしょうか。「代金を一万円からお預かり
します」の略、というのでは意味がしっくりしないように思います。
喫茶店などで耳にする「コーヒーのほう、お下げします」の「ほう」と
近いのかな、という気もします。
 お金を払うたびに質問(詰問...)したくなりますが、なかなか踏み切れ
なかったので投稿させて頂きました。

 過去に同じ話題が出ていましたら、参照先などをご紹介下さると
ありがたいです。

目についた言葉簡易目次


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 16日 月曜日 23:23:42)

 おっしゃる通り、96年9月の「目についたことば」、後半が消えています。明日にでも補いたいと存じます。


言魔上人 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 17日 火曜日 11:12:04)

この話題は大好きなので一言。
詳しくは若者用語の裏知識に掲載した時はわかっておりませんでしたが、
○○から」、「○○の方」、そして、「○○になります」...
これらは、後日の後輩(大学生)からの又聞きレポートで、
(後輩の友達がファミリーレストランのバイトをしている)
マニュアルにそう書いてあるそうです。
現在、その後輩に依頼して、店に理由を聞いてもらっているところです。
(あまり期待はできませんが...)この他、コンビニ等で、
丁度支払うと「レシートのお返しです」、ファーストフード店の
「お時間、3分少々お待ちください」等もマニュアル言葉だ
との話を聞きました。
さて、マニュアルを書いた人は何のプロなんだろう...

言葉のよろずや


Yeemar さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 17日 火曜日 15:14:21)

ファミリーレストランなどのマニュアルは、秘中の秘らしいですね。
原本のコピーが手に入れば、貴重な資料になると思います。
アルバイトをすれば、手に入るのかもしれませんが、言語探求のた
めだけにウェイターをしようという気にもなれないし……。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 17日 火曜日 23:45:36)

 復活させました。

目についたことば(96.9.18)


平塚 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 18日 水曜日 16:17:13)

 お手数をお掛けしました。目についたことばをさっそく読ませて頂き
ましたが、私にはやや難解で「から」そのものの意味(由縁)は今ひとつ
理解できておりません。ほかのことばも含めて、追々ゆっくり読ませて
頂きます。

 なお、サービス業界でマニュアル化されている(らしい)ということは、
意味をあいまいにして言葉の当たりを和らげる効果を狙ったものでもある
のでしょうか。社員教育のしっかりしていそうなデパート(今どきなかなか
見つからないかもしれませんが)などで耳にしたら、お客様相談室(相当)
に理由を聞いてみたい気がします。


森川知史 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 20日 金曜日 17:08:11)

私も以前から「1万円から」という表現が気になっていました。
初めて聞いたのが生まれ育った土地ではなかったので、方言なのかな、と思った記憶があります。ところが、どうやらこれが一地域の表現ではなく全国的なものだと分かったとき、不思議な気がしたものです。
気がつくと自分でもお金を支払うときに「1万円からお願いします」なんて言っていることがあります。
この「から」も日本語に多くみられる、表現を和らげる、あるいはぼかす、そういう効果を狙ってのものなのでしょうか?
「〜みたいな」「〜の感じ」「いいかもしんない」「〜なんて言ってみたりして」などというショックアブソーバ的表現のひとつでしょうか?
でも、少し違うようにも思います。
言魔上人 さんのおっしゃるようにサービス業界のマニュアルに記載されてるとしても、ではその表現が記載されるようになった元は何なのでしょう?


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 2月 20日 金曜日 17:24:41)

 九州の言い方として、お金を払う時に、「1万円からお願い」「1万円からお釣りありますか」というのは自然なことです(方言文法全国地図1参照)。森川さんも九州に吸収されたのでしょう。
 福岡に本店のあるロイヤルホストが広めたとしたら面白い、と書いたのはそうした意味です。
 でも、「1万円から預かる」というのは、九州の言葉としても変だと思います。「1万円からお釣りを差し上げるべくお預かりします」「1万円からということでお預かりします」じゃないかと思うんですが。


卒論苦心者 さんからのコメント
( Date: 1999年 10月 09日 土曜日 2:06:11)

はじめまして。卒論で「○○円から・・・」という表現を選んでしまったものです。この事について何か無いかなぁと思って検索していたら、発見しました。
私もずっと気になっていて、個人にアンケートを採ったり、企業にアンケートを採ったりして、何とか正体をあかそうとしている最中なのですが、わかりません。
企業に対して郵送でアンケートを行っていますが、マニュアルで指導しているところは皆無です。
話題になっていたファミレスは一体どこなのでしょうか。
ちなみにロイヤルホストの本社にも(私の調べたのは世田谷の桜新町になっていますが)送っていますが、返事はありません。
何かご存じありませんか。


言魔 さんからのコメント
( Date: 1999年 10月 09日 土曜日 7:32:37)

卒論苦心者さんの為に、参考になるかどうか...
引っ越した拙サイトです..↓

言葉のよろずや


卒論苦心者 さんからのコメント
( Date: 1999年 10月 11日 月曜日 1:45:42)

言魔さん
さっそくのリアクション
ありがとうございました。
サイトを覗いてみました。
他のゼミの仲間にも教えてあげようと思います。


天野修治 さんからのコメント
( Date: 1999年 10月 11日 月曜日 8:22:16)

私は単純に「一万円から(お買い上げ額を引かせて頂きます)」の略ではないかと思うのですが。ファミリーレストランなどのレジ係のマニュアルで客から預かった金額の確認をする際の「発声」としては、「一万円」で止めるよりも助詞をつけたほうが金額の部分が客にはっきり確認できる、という発想ではないでしょうか。
(バルセロナにて)


Yeemar さんからのコメント
( Date: 1999年 11月 08日 月曜日 10:56:20)

『講座方言学 9 九州地方の方言』(国書刊行会)で見ますと、

  ・一万円カラ(で)取ッチ クレ(福岡県。p.81)
  ・シェンエンカラ ヨカ。千円でいい。(長崎県。p.136)

のようにあるのですね。

これらは意味的に「デ」に近く、一方「1万円カラオ預カリシマ
ス」は、意味的に「ヲ」に近いかと思いますが、そこで変な印
象を受けるのでしょうか。両者の関係が気になります。

「一万円カラ(以上)スル」も福岡県の項にありますが、古風
な言い方としては全国的に通用するものでしょう。「以上」と
いうよりは「モ」と訳すべきで、「かなりの数量の、その範囲
の下限、また、その程度。」(集英社国語辞典)でしょうか。

与謝野晶子(大阪生まれ)が渡欧中次男へあてた葉書にある

  カアサンハズ井ブン
  クルシカツタデスノオ
  ルドー汽車ハシマヒニ
  百円カラタカクナツタ
  ノデスカラカアサンハフツカ
  ホドアサニパントカフヘー
  ヲノンダダケデナニモ
  タベマセンデシタ。ダカ
  ラナホツカレマシタ。

この「カラ」も同様でしょう。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 1999年 11月 14日 日曜日 1:12:39)

「古例」というわけではまったくありませんが、「毎日新聞」
の連載漫画より。

(1)主婦「どんどん おかわり してね」

(2)学生「ジャーから ゴハン いただき ます」

(3)学生「ナベから ミソ汁 いただき ます」

(4)学生「コンビニ で バイト してる もんで つい…」
〔吹キ出シ中ノ絵ニ〕
学生「千円から おあずかり します」
  〔東海林さだお「アサッテ君」〕毎日新聞 1996.07.08 p.27


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 25日 火曜日 22:50:02)

「○○円からお預かりします」について言及した記録は、以下のものが手許にあります。ほかにも沢山あるものと思いますが……。

「朝日新聞」1993.10.20 〔東京版〕
 いま東京語は・第3部 2
 1万円から お預かりします

 「コーヒーの方(ほう)、お持ちしました」
 喫茶店に一人で入ってコーヒーだけを注文したのに若いウエートレスからそういわれてびっくりした。支払いの時に、「一万円からお預かりします」といわれた、などの投書が本欄に寄せられた。

「朝日新聞」(夕刊)1998.04.13 p.18〔原文横書き〕
 変換キー
 ぼかし表現

 飲食店のレジでは、「お会計のほう、6000円になります」。そこで、1万円札を出せば、「1万円からお預かりします」、となる。
 「のほう」も「から」も、規範的な表現からは、はずれている。「上着を」「お会計は」「1万円」で十分。断定を避けて、表現を和らげようとする心理の表れだと専門家は分析している。
 参考 以下、前年の文化庁の「国語に関する世論調査」における結果(「1万円から……」が気になる38%、気にならない58%等)に言及。


「読売新聞」(夕刊)1999.02.15 p.3
 ケイバ万華鏡
 誤用もつもれば…

 買い物の時に「○○円からお預かりします」と言われることが多くなった。渡した金額の確認は結構だが、なぜ「から」付きなのだろう。
 発信源はどうやらコンビニらしい。マニュアル化と使用頻度の重なりが、通用範囲を広げたようだ。
 言葉は良くも悪くも生きている。言葉の意味が変わってしまうことさえある。「大事なのは、その意味が通るかどうかだ」と言われてしまえばそれまでだ。しかし、この「から」は、いつもちょっと気になってしまう。
 参考 以下、競馬用語として「デッドヒート・返し馬・ゴボウ抜き」について誤用の指摘あり。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 26日 水曜日 20:15:52)

小駒勝美さんご紹介の検索エンジンRingringで、「円からお預」
という文字列を検索してみました。163ページがヒットしました。

そのうち、「○○円からお預かりします」について言及した新聞・
雑誌記事のことが載っているページをまとめてみました。

朝日新聞の「いま東京語は」の指摘〔1993年〕より古いものが、
なかなか出てきません。


1996
●平成8〔1996〕年度「国語に関する世論調査」

●ダカーポによると 「〜円からお預かりします」が使われ始め
たのは '96年夏ごろからで、以来 全国的に広まったようです。

●'96年夏頃から関東地方より広まったらしい(その頃のダカーポ
参照)。

●『月刊言語』10月号〔1996〕の投稿欄
(^ ^;)


1997
●このあいだ新聞のコラムで、ある作家が
〔日付不明、1997.09ごろ?〕

●(1997年9月29日)AERA Mook 30号「日本語学のみかた。」
気になる日本語


1998
●『中央公論』(1998年3月号)に掲載された石川九楊氏の論考

●〔1998年〕4月13日付け朝日新聞のコラム〔上記に既報〕

●ある本を読んでいて見つけた
〔日付不明、1998年?〕

●むか〜し、NHK教育の番組で
〔日付不明、1998年12月からみて〈むか〜し〉〕


1999
●日経新聞「春秋」〔1999年〕8月31
〔原文つき〕

●中日新聞のコラム「中日春秋」
〔日付不明、1999.09ごろ?〕


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 5月 12日 土曜日 6:17:23)

消費税導入のころからでないか、という説を読みました。

朝日新聞夕刊 2001.04.09 p.5
「ほがらか」欄 編集後記

 ●初回は世間で使われる言葉は「常識の夕凪状態」と思われるものが多いという話でした。私は最近、飲食店などでの「千円からお預かりします」が気になります。「千円からでよろしいですか」が転化したのかと勝手に想像していますが、「から」と「預かる」の関係がわかりません。「預かるのなら利子付けて返してくれるの」と突っ込みを入れたくなります。
と編集子が書いたところ投書があったそうです。

朝日新聞夕刊 2001.05.07 p.7
「ほがらか」欄 編集後記

 ●飲食店などでの「千円からお預かりします」が気になる、とこの欄で書いたら、神奈川県藤沢市の吉田明彦さんから「深読みすれば、消費税導入のころからでないか」と。千円から「消費税分をお預かりします」のうち「消費税分を」が省略されたのでないか、が吉田さんの見方です。
直観的には「違うのでは」という気がします。もっとも、消費税導入の1989年以前の用例があれば、はっきり論駁できるのですが、その用例がないため無責任なことは申せません。

どなたか、1989年以前の「〜からお預かりします」をご存じの方はおられませんでしょうか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 5月 12日 土曜日 18:38:23)

 ことばとがめデータベースのようなものが欲しいですね。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 5月 15日 火曜日 22:26:14)

以前(3,4年前)「すっきやねん若者言葉の会」という集まりで、私も「消費税のころからではないか?」と発言したところ、米川明彦・梅花女子大学教授に、言下に「違う。1989年以前にも聞いたことがある」と言われました。
最近は、「1000円から(代金を頂いてよろしいでしょうか?・・・では1000円)お預かりします」の省略形が「1000円からお預かりします」ではないか、と思うようになってきました。

たとえば、807円の買い物をしたとしましょう、千円札をまず出して、まだ財布をゴソゴソとしていると、「端数の7円を出すのかな?あるいは十円玉かな?」などと、店の人は思うことでしょう。しかし、なかなか硬貨が出てこない時など、こちらを伺うような目つきで「1000円からで・・・(よろしいですか)?」と、聞いてくることがあります。で、そのあと、お釣りを返すまでの間、千円札を一旦預かるのです。
その千円札は、お店に入って、お釣りがお店からでてくるのではなく、いったん「預かり」の状態になっているとは、考えられないでしょうか?
どうなんでしょうねえ。
最近は、「1000円ちょうどからお預かりします」という口調にも、ほとんど腹が立たなくなっている自分です。”慣れ”はオソロシイ


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 5月 16日 水曜日 15:37:02)

 googoleで、「円から」「預かり」でサーチすると、大体このことに言及したページが上位でひっかかるようです。中には、「基本料金〜〜円から、わんこお預かり」というのもありますが、1910ページもヒットした。後ろにゆくにつれて無関係なページも多くなります。

 中に珍しい、九州方言的な言い方に不快感を持ってのページ。

言葉のエピソード2「一万円からいただきます。」


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 5月 17日 木曜日 0:39:46)

私は1910ページのごく一部を見たにすぎませんが、たじろぎました。

ひとつの問題(ここでは「〜からお預かり」ということば遣い)について、何百(千何百?)の人々が、相互にほとんど何の情報交換もなく、個々に怒ったり悩んだりしているわけですね。

私がネット上に書き記している文章も、じつはすでに同じことが何百の人々によって書かれていたりして。似た主旨の文章を見つけた場合は、できるだけリンクするようには心がけているのですが。

「〜からお預かり」の発生時期について言及していた記事は、↑すでに記した以外には下記の「日経B2O」の記事を見つけました。

〔日本販売士〕協会では「10年ほど前から使われ始め、ここ2-3年で急速に全国にまん延した」と分析している。
とのことで、この記事が2000.12.21のものとすれば、1990年ごろからという見解のようです。しかし、私は道浦さんご紹介の、米川明彦氏の「1989年以前にも聞いたことがある」というご証言により信憑性を感じます。
日経B2O (2000.12.21?)


面独斎 さんからのコメント
( Date: 2001年 5月 17日 木曜日 2:17:28)

> いったん「預かり」の状態になっているとは、考えられないでしょうか?

お金は頂くものじゃなくて預かるもの、という解釈もあるようです。 (リンク先の、少々荒れ気味の掲示板からです)

最近店員の言葉遣いが気になるのは俺だけ?


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 08日 木曜日 23:35:39)

 心許ない記憶による記録ですが。

視聴記録


前田年昭 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 18日 日曜日 10:07:18)

広がったにはそれなりの根拠があるはずです。

面独斎さんの
> お金は頂くものじゃなくて預かるもの、という解釈

にも肯かされますが、むしろポイントは「から」にあるのではないでしょうか。
珈琲館という喫茶チェーン店の店員は「から」を注文をとりつぐときのポイント
にしていました。

客が「ブレンド」と「トースト」を注文。
店員がカウンターの中の店員に
 「4番テーブルのお客さま、ブレンドとトーストのご注文いただきました」

カウンターのなかから外の店員へ
 「4番さま、ブレンド“から”お願いします」

というぐあいです。


前田年昭 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 18日 日曜日 10:10:22)

説明不足の自分の発言に補足します。

さっきのは、注文うけたもののうち「トースト」がまだできてなくて、
「ブレンド」だけを先に出す、という場面です。

この“から”は、新人教育のときも、くりかえし強調されていました。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 23日 金曜日 9:11:55)

NHK放送文化研究所の柴田実氏がラジオで「15年ほど前から」の言い方だと証言した、道浦さんが間接的に確認された結果もその通り、とのことですが(視聴記録)、この説のとおりならば、「〜からお預かり」は「1986年前後」ということになるわけですね。

私にとっては、さもあらんかと自然に思える年代で、個人的にはすっきりした気分です。

1986年の初め、受験のために首都近郊の親戚宅にしばらく寄食した私は、「セブン-イレブン」の何たるかを知らず、「スーパーの小さいもの」といった説明を受けて納得した記憶があります。郷里の香川県には、当時コンビニエンスストアといったものは見当たりませんでした。

「おでんやおにぎりを売る妙な店がある」と知って新鮮に感じたのですが、そこで使われている「〜からお預かり」ということば遣いにはついぞ注意が向きませんでした。


鷺沢 翔 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 30日 金曜日 20:48:56)

このページを探していました。「一万円からお預かりします。」確かにおかしいと思います。
皆さんこの一行だけに振り回されていらっしゃるようですが。(他のコメントを読んでいないので、同じ内容の事を書かれた方もあるかもしれません。その時はごめんなさい。)
私なりの解釈だから事実ではないかもわかりませんが、
ちょうど支払ったときには、「ちょうどお預かりします。」と返ってきます。
私はそのとき暫く待っていました。お釣りをくれるかもと思ってしまいました。
この言葉について、悩みました。この表現おかしいと考えると、おかしいだけで終わってしまいそうだからです。(この言い回しもおかしいね)
この表現は間違いでもないと考えてみました。
問題点は「〜から」ではないようです。「預かる」なのです。
「一万円から頂きます。」「ちょうど頂きます。」これで問題は無いはずです。
「頂く」「預かる」という表現。
私が商店主なら「お金は天下の回り物、私が暫く預かっておきます。頂いたわけじゃありません。」うまく逃げたでしょう。(一休さんの世界かな)
だから「預かる」なのです。こう解釈すればつじつまが合うと思います。
如何でしょうか。ご意見お待ちしています。


その件ワシが預かろう さんからのコメント
( Date: 2001年 12月 04日 火曜日 15:27:21)

 「丁度からお預かりします」は?


岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 12月 06日 木曜日 12:15:58)

上記のNHK放送文化研究所の方のお話でも、この考えにも触れていました。コンビニの店員は店主ではないので、頂かずに「預かる」ということもあるようだ、などと。

 話を「日本語の曖昧性」に持って行ってしまったのが嫌でしたが。


鷺沢 さんからのコメント
( Date: 2001年 12月 07日 金曜日 0:58:32)

「丁度からお預かりします」?コメントしたいのですが、申し訳ありませんが、
今のところ耳にしたことがありません。ノーコメントということにしてください。
岡島さんのコメント納得しました。
コンビニエンス・ストアーとかファミリーレストランなどの接客マニュアルなど
にも記載されているということですが、この件に限らず一番大切な、何故そうするのかということを書いてない場合が多すぎると思いますね。
目的がはっきりしていれば、なるほどそういうことかと、そのお店のポリシーのようなものを感じ取ることも出来るのではないでしょうか。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 12月 07日 金曜日 7:44:26)

「ちょうどからお預かりします。」はよく耳にしますよ、私は。地域性もあるのかもしれませんね。
マニュアルに目的まで書くか書かないかについて。
本来はそういったマニュアル的なことも、人から人へ伝授していけば、目的も説明できるのですが、「マニュアル的」に「こうする」としか書いていないのは、まさに「マニュアルとはそういう性格のもの」だからではないでしょうか。
逆にいえば、そういう書き方のものを「マニュアル」と呼ぶのでは?

マニュアルではなくポリシー(大前提)をしっかり浸透させることが必要ということですかね。


岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 07月 18日 木曜日 16:27:55)

飯田朝子「〈新・接客表現〉はことばの乱れか変化か」『言語』31-9(2002.8)
の引用しているもの

堀内泉「表現技法における効果的な話し方」


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 16日 水曜日 12:36:03)

上記サイトの「一説によると、15年ほど前から東京のファストフードの店を中心に使われ始め」は柴田実説を指すわけでしょうか。

『方言文法全国地図』の「30 1万円(お願いします)」の質問文を便宜のために引用しておきます。

質問文:(100円の買物をして1万円を出し)「すみませんが,1万円でお願いします」と言うときの「1万円でお願いします」のところはどのように言いますか。
回答結果の地図をおおまかにまとめると
 ほとんどの地域 de
 大分・愛媛南部など zi
 宮崎・鹿児島の一部 ze
 沖縄 si
 福岡・長崎・熊本、および山口・鹿児島の一部 kara
 岩手・青森・秋田・山形の一部など gara
といったところです。念のために申し添えますが、これは「1万円からお預かり
します」の方言の分布ではありません。

国立国語研究所による方言文法の調査項目は「方言文法全国地図準備調査票と地図・データ」で見ることができますが、「1万円でお願いします」については、残念ながら地図もデータもついていないようで、不便です。


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 19日 木曜日 22:07:31)

ご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、文化庁の調べでは、
若者の75%が「千円からお預かりします」に抵抗感はないと、NHKのニュース(H15/6/19 p.m.7:00)で報じていました。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 08日 水曜日 17:08:05)

2003.10.08 NHK「お元気ですか日本列島」の「気になることば」(16:45すぎ)より速記。

投書紹介
「『〜になります』(コーヒーになります)というのが気になる」
「千円からお預かりします」(千円からではなく私からだろう)
「○○のほうはよろしかったでしょうか」(「ほう」が耳障り)

ファミリーレストランのチェーン店では「見直しましょう」との動き。張り紙で「ささやかだけど大切な事」と題して「こちら……になります」「からお預かりします」などの言い方に注意喚起。この見直しについて、ホテル、学校の先生からも問い合わせが。

正しくはこう言うべし
・「アイスコーヒーになります」→「コーヒーでございます」
・「千円からお預かりします」→「千円 お預かりします」

なぜ「から」になったのか? 「千円をお預かりします」と「千円から500円をちょうだいします」が縮まってなったのではないかと思われます(担当梅津アナ)。投書「『千円ちょうどから』とはどういうこと?!」

・「おタバコの方 お吸いになられますか?」→「タバコは吸われますか?」(「タバコ」に「お」はいらぬ、「お吸いになられ……」は二重敬語)

日本語には長くするとていねいに聞こえる。「から」は短い時間でやりとりできる。

これらの「アルバイト敬語」「商業敬語」、変えていこうという新しい動きも。

「いらっしゃいませこんばんは」という独特のイントネーション、心の入っていないことばはいやだ(司会宮川泰夫アナ、かなり激して)。

→ファストフードでは、発祥の外国のマニュアルに「こんにちは」「こんばんは」がある、それを日本語にそのまま訳した。ところが日本には「いらっしゃいませ」があるから、2つ重ねて「いらっしゃいませこんばんは」となったのでは(梅津アナ)。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 08日 水曜日 17:59:13)

リンクを張っておいたものでも消えてしまっているものが見られます。必要部分だけでも引用しておいたほうがよいと思いました。

一説によると、15年ほど前から東京のファストフードの店を中心に使われ始め、テレビを通じて全国に広まっていったそうです。ただ、大阪では、なかなか受け入れられずようやく2年位前から徐々に使われるようになったようです。

堀内泉「表現技法における効果的な話し方」


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 08日 水曜日 18:02:11)

九州方言的なものへの違和感。

目の前に差し出された具体的な「物」としての一万円札で支払いを受けようとするときには「一万円から」ではおかしいのであり、やはり「この一万円で頂きます。」とすべきなのである。(もしも、どうしても「一万円札から」支払いしようとする時は代金分だけお札を切り取ることになるのだろう。)

言葉のエピソード2「一万円からいただきます。」


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 09日 木曜日 22:58:33)

上の「いらっしゃいませこんばんは」ですが、2003.10.09のNHK「気になることば」の投書でコンビニエンスストアに15年ぐらい勤めている人が:

業界のきまりです。「こだまことば」といいます。私たちはお客様に注意を払っていますという姿勢を表すものです。コンビニ強盗がはやっているのでそれを防ぐためにも「あなたを確認しました」という意味で「こだまことば」を使うんだ
ということです。

この回は「「弱冠35歳」は正しい?」というタイトルで、「うんちく系」(=辞書を引けば分かる)のテーマでした。こういう話ばかりであれば、わざわざこの番組を見る必要はないかもしれませんが、いつ新情報があるかもしれず、やはり気になります。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 12日 日曜日 19:29:17)

> ファミリーレストランのチェーン店では「見直しましょう」との動き。

これは「ロイヤルホスト」? 「日本経済新聞」2003.05.24の記事を紹介しているページあり(「こちら○○になります」「○○円からお預かりします」「おタバコのほう、お吸いになられますか」「○○様でございますね」「以上でよろしかったでしょうか」を禁止語としたという)。


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