1998年03月15日

数字の「0」の読み方(小矢野哲夫)


数字の「0」の読み方

 初めてポストします。小矢野@大阪外大です。
 数字の「0」の読み方には、「れー」「ゼロ」「まる」がありますが、同じ文字形式で読み方の違うばあいがあります。
 時枝誠記の「零記号」は、著者の本の索引では「ら行」にありますから「れーきごー」でしょうが、「ゼロきごー」と言う人も多いと思います。「零式戦闘機」、いわゆる「零戦」も、正式には「れーせん」だろうと思います。「ゼロ」は敵性語のはずですから。しかし、ふつうは「ゼロせん」と言っていますよね。
 映画の「007」は日本語で「ゼロゼロセブン」、英語で「ダブル・オー・セブン」となります。電話番号の「0123」は、NHKのアナウンサーなら「れー・いち・にい・さん」、民放のアナウンサーやや引越専門会社のCMなら「ゼロ・いち・にー・さん」となります。集合住宅の部屋番号なら「202」は「にー・ゼロ・に」か「にー・まる・に」となります(ボクは、このばあい「れー」とは言いません)。
 参考文献の略称で、「だれそれ、いちきゅうきゅうれい/ゼロ」と言う人と「だれそれ、せんきゅうひゃくきゅうじゅう」と言う人がいます。
 「2000年問題」で、いざ「2000年」になったら、この年は「にせんねん」でいいでしょう(まさか「にーゼロゼロゼロ」とか「にーれーれーれー」とは言わないと思います)が、「2001年」になったら、なんと言うのでしょうか。「だれそれ、にーれーれーいち」「だれそれ、にせんいちねん」、あるいは、ほかの言い方もあるでしょうか。
 数字の「0」の読み方に、規則性といったものがあるでしょうか? いい知恵があったら、教えてください。


posted by 岡島昭浩 at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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