1998年04月02日

「おいちょかぶ」の「かぶ」(ののまる)


はじめまして。
やくざな話で申し訳ありませんが、「おいちょかぶ」の「かぶ」の語源についてはっきりした説をご存じのかた、いらっしゃいませんか?
国語大辞典では語源は不明であるとのことです。
「かぶ」の古い形は「かう」だと、いうことですが、これについては中国語の南方の方言で「九」をあらわす言葉がk`auのような形で、それと関連があるのではないかと個人的には推測してます。
ただ、この言葉が現れた時代(安土桃山〜江戸初期?)、日本語に中国語の南方方言がどれだけ入ってきているのかまったくわかりませんし、もっと有力な説があるのかもわかりません。
お詳しいかた、是非ご教示願います。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1998年 4月 03日 金曜日 14:48:16)


 「カウオイチョ」ですか。オイチョがスペイン語の8なのですね。

 中国の南方方言が日本に入って来ているのは確かですが、浙江の音が中心で、他は福州の音ぐらい、広東の音はどっさりとは入って来ていません。

 ただ、どっさりと体系的ではなく、個別的に入って来た可能性はありますので、御説の通りかもしれません。

 江戸後期に789を「ちう、ぱま、くわい」というのがあるのですが、これがまたよく分からないのです。



前田年昭 さんからのコメント

( Date: 1998年 4月 05日 日曜日 9:47:06)


おいちょかぶ、は不明ですが、
岡島さんのコメント中の
789を「ちう、ぱま、くわい」という
のは、朝鮮語から来たか、別のところから来たとしても
朝鮮語へも同じように影響を与えたかではないでしょうか?
7:ち(る)
8:ぱ(る)
9:く
ですから。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1998年 4月 05日 日曜日 18:10:58)


 前田さん、どうも。

 朝鮮のイルイーサムサーも、日本のイチニーサンシーも、中国から入って来たものなのですが、中国語と日本語の時代差・地方差がからみあって、何時の頃、どこの音が入って来たのかが解らないのです。

 江戸時代に入って来た中国語789の一般的なのは、チ・パ・キウです(9がジウになるのはちょっと後)。なにか余計なものが後にくっついている感じなのですが、これが何なのだろう、という疑問なのです。


posted by 岡島昭浩 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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