1998年04月13日

絶対音感


 昨日のアタック25でも問題として出されていましたが、「絶対音感」、最相葉月氏の本です。小学館発行。

 「岩宮眞一郎の音日記」で、存在を知って以来、読みたいと思っていましたが、結構売れてるらしく本屋に積んであったので読みました。

 面白かった。絶対音感の獲得は言語獲得と似たようなことがありそうです。なんとなく、運動神経が良い人で訓練した人だけが月面宙返りが出来るように、生まれつき+訓練で獲得出来るものだ、と思っていたのですが、どうもそうではないらしい。ある年齢までにちゃんと教えればみんな出来るという。逆上がりのようなものでしょうか。

 しかし、移動ドと固定ドの混乱は困ったものです。〈ドレミは階名、ハニホは音名〉でなぜ統一できなかったんだろう、と思ってたら、移動ドは衰退しているのだそうな。そこで出て来たのが関屋晋先生とは、懐かしかった。

 本の中に、音の高さと色の共感覚、というのが出て来て思い出したのですが、音を高い・低い、と捉えるのも共感覚で、これはどうやら人類共通らしい。しかしこれが絶対的なものでないはずだ、というのは石原藤夫氏の、確か「高い音・低い音」という題のSFで読んだのですが、電波の周波数を「上げる・下げる」というのも音の「高低」に従った呼び方であり、宇宙人との交信の際には気をつけねばならないということ。

 SFと音、といえば広瀬正の「ツィス(Cis)」もありました。



satopy さんからのコメント

( Date: 1998年 4月 13日 月曜日 18:55:56)


これですね。

お、解説がなかなかよい。これは「読まずに死ねるか」本ですね。ネットスケープじゃないと詳しい解説にたどりつけないけれど。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1998年 4月 14日 火曜日 11:33:08)


 SOSって何だろうと思ったら、小学館オンラインサービス、なんですね。Dentryってのは何でしょうね。歯医者じゃあるまいし。de entryなのかな。

 詳しい解説、javaがエラーになって私も読めませんでした。

 今朝の新聞の週刊ポストの広告にも、この本がベストセラーと書いてありましたが、幼児の音楽教育の本として読まれているようですね。
 絶対音感を付けさせるために早期音楽教育する、ってのは、rとlの区別を身に付けさせるために英語教育をする、って感じですね。
 この本に書いてあった、ほとんどの子に絶対音感を付けることが出来るという教室で、ここでは絶対音感が着いたのがスタートだと捉えているのに、「絶対音感がついた。はいさようなら」というケースがよくあるそうですが、その教室の関係者でなくとも情けない思いにかられます。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1998年 5月 19日 火曜日 12:01:39)


 下の日記、5/10が面白い。

MADE IN JAPAN! by Y. Horiuchi 



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1998年 5月 19日 火曜日 17:41:43)


 私の娘はヤマハ音楽教室に行ってるんですが、ハ長調とかヘ長調とかいうのは、「ハニホヘトイロハ」というようなのを教えずに、いきなり「これはヘ長調」と教えるんですね。不思議。

 「ハニホヘトイロハ」を教えずに、固定ドでやるんだったら、ド長調とかファ長調っていう方が理に適っているんじゃないでしょうか。

 階名なしで音名だけ、というのはどうも凡人に理解させることを拒絶しているように思えてしまいます。移動ドなら「全全半全全全半」でドレミファソラシドとなる、という説明で納得出来ますが、固定度ではどのように説明するのでしょう。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1998年 5月 20日 水曜日 16:07:21)


 岡山大学の長谷川さん(心理学)の次のページは、上記、堀内さんの日記に関連して。
5/115/12



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1999年 1月 14日 木曜日 16:21:17)


 金川さんのところに、この話題関連がありました。

 ここにも引用されている藍川由美『これでいいのか、にっぽんのうた』(文春新書1998)は、私も、この記述に引かれて買いました。
 でも、他の部分が結構面白かった。面白いにもいろいろ有って、歌詞が勝手にかえられてしまうのを怒ってらっしゃるのですが、その変化が口承によるものと書承によるものと、両方が有りそうなのが面白いのと、日本語の発音については、面食らう部分も多く、おもしろうございました。

絶対音感→大江光→「癒し」(言語学のお散歩)



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1999年 1月 14日 木曜日 16:24:12)


 で、金川さんのページからリンクされているので存在を知りました。

★★★PPJ〜絶対音感HP★★★



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1999年 1月 14日 木曜日 16:25:59)


>「ハニホヘトイロハ」を教えずに、固定ドでやるんだったら、ド長調
>とかファ長調っていう方が理に適っているんじゃないでしょうか。

って、前に書きましたけど、このように言っていることばもあるのですね。輸入版のCDを見てそう思ったのです。


posted by 岡島昭浩 at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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