1998年04月24日

Yeemarさんの文字のスナップ

 Yeemarさんの文字のスナップ、面白いです。

 関連ページを紹介しておきます。

俗字の辞典


Yeemar さんからのコメント
( Date: 1998年 4月 24日 金曜日 18:02:48)

 ご宣伝ありがとうございます。(^^;;;;;;;

 ご紹介いただいたからには、更新を怠けるわけにはゆかなくなってしま
いました。取材地は、あくまでよく出没する範囲に限られていますので、
早晩ネタ切れでしょうが……

 準備中のネタとしては、べんぜんさんの「俗字の辞典」にもあるものが
今のところ数個。また、べんぜんさんのサイトを拝見し、変体仮名の使用
例も十分面白いということに気づきましたので、蕎麦屋などの看板を集中
的に撮影すると、それなりに迫力が出てくるかもしれません。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 21日 木曜日 15:21:52)

 べんぜん福田雅史さんの「俗字の辞典」の近くに、こんなものも出来てました。

和製漢字の辞典(大原望さん・福田雅史さん)


ogi さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 08日 土曜日 00:55:49)

ちょっと文字という趣旨というのとずれるのかもしれませんが、早稲田大学近くのお店で「ちょっと早い目に充電しておこう!」という携帯電話の充電器(機?自動販売機のように置いてあります)がありましたので報告しておきます。「早い目」と堂々と見たのは初めてでしたので。
ちなみに場所は、西早稲田の交差点近く、高田馬場・小滝橋方面のバス停があるあたりです。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 08日 土曜日 01:40:18)

「誤用と思われる……」に投稿しようかと思っていたのでですが、ここにします。

朝日文庫『甲子園グラフィティII』S59.7.20
そのカラーページの2頁目、「山形南のバンカラ型応援(62回)」とある写真は、上半身裸に「質実剛健」と書いてあるとおぼしいが、「質」の字が、〈竹冠に貝〉になっている。

最初見たときは「箕」という字に見え、「箕島実業」とでもいうような高校の応援かと思ってしまったことでありました。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 08日 土曜日 12:02:31)


どこに投稿しようかと思っていたのですが、とりあえずこちらに。
京都・百万遍の古書市に行った日に、東山区内の五条通りにて。お菓子屋さんなんですが、読み方が分からなかった。店に入って聞けばいいのですが、なんだか悪いような気もして聞かずじまい。店の日除けには横書きで「岩ー壺」。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 08日 土曜日 12:04:54)


縦位置の画像がくるとレイアウトを乱すようなので、横書きの画像を挿入してバランスをとりますね。うまくいくかな。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 08日 土曜日 12:06:58)

正しいURLにて。失敬。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 08日 土曜日 14:21:32)

ogiさん、西早稲田交差点は私もよく通るのですが、「早い目」という文字は気づきませんでした。位置はこちらですね。

ちなみに「早い目」の手元の例を。

・少し早い目に薬を飲んでおくと効果的だというが〔投書者は枚方市〕(「朝日新聞」1997.03.18 p.5「声」欄(東京))
・で、早い目にすぱっと引退するのが夢ですよね。〔杉良太郎〔神戸市生まれ〕(談)〕(「朝日新聞」夕刊 1998.10.01 p.3)
・本日より上京のため、今回、早い目にUPしました。〔筒井康隆〔大阪市生まれ〕〕(パソコン通信・ASAHIネット会議室「221情報局」1994.07.30 10:24)
文学作品(青空文庫・新潮文庫CD-ROMなど)では、
・もう一度早い目に大阪へ張った。が、横浜だ。(織田作之助〔大阪市生まれ〕「世相」)
・どうしても、早い目に社を出て行くのだと大いに張りきっている。(林芙美子〔下関市生まれ〕「放浪記」)
・そのときには、なるべく早い目に、お父さんに見せてもらいたいのだ(源氏鶏太〔富山県生まれ〕「停年退職」)
早い目にケンを迎えに行こうと昨日話し合ったのだった。(米谷ふみ子〔大阪市生まれ〕「過越しの祭」)
というわけで、西、とりわけ大阪で使われているようにみえます。『日本国語大辞典』には、庄野潤三(大阪府生まれ)「秋風と二人の男」(1965)、高橋和巳(大阪市生まれ)「白く塗りたる壁」(1970)の例があります。

佐藤さん、「岩ー壷」に電話をかけて聞いてしまいました。いささか厚顔であったかもしれません。IP電話なので、全国市内通話の気軽さです。それによると、この「ー」は読まない(店の女性曰く「無声音なんです」)のだそうです。先代は「岩壷」であったのが、今の代になって、字画の関係から縁起を担いで「岩ー壷」になった、読むときは「いわつぼ」と読んでくださいということでした。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 08日 土曜日 14:37:26)

佐藤さん、レイアウトの件は、 ALIGN="left" が指定されているために画像の縦幅分のスペースが開いていないのだと思います。

この画像、佐藤さんのホームページにご掲載になるのでなければ、私の「文字のスナップ」のページに掲載させていただくというのはいかがでしょうか?

京都に行った折の文字の画像が、何点か未掲載のままです。それらも掲載しなければと思っています。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 08日 土曜日 19:07:53)

あ、電話されましたか。これは、あいすみません。
さすがに、画数上こととは思いいたりませんでした。一画増やすために一字分のスペースを費やすのだから、伝達上の不具合は承知の上なのでしょうね。他に類例があるかどうか。「モーニング娘。」も類例といえば類例でしょうが、「岩ー壺」さんは語中なのが素敵。「壷」字ではだめだったのかな。
誤用とはいえ「無声音」が出てくるとは、タダモノではないかもしれませんね。

>私の「文字のスナップ」のページに掲載させていただくというのはいかがでしょうか?

どうぞ、お使いください。


ogi さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 09日 日曜日 02:00:36)

Yeemarさま
そうです、そこの東京三菱銀行の隣の隣くらいのパン屋だかバーガー屋だかオムライス屋だかわからないお店の前に置いてあります。子どもの目の高さなら自然に見えるような位置にあるので、私も初めは気づきませんでした。なんでこんなところで充電する必要があるんだろう?と思って見て、気づきました。
「早い目」は西日本に多いんですね。九州出身の知り合いに「濃ゆめ」と言う人がいますが、これはその地方の方言の「濃ゆい」の語幹だから合っている。一方で「濃ゆめ」が「濃いめ」になるということを知っているから、類推が起きるのでしょうかね。。。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 11日 火曜日 22:31:56)

「早い目」は大阪では普通です。「濃い目」も「濃いーめ」と長音でゆう傾向があります。


ogi さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 11日 火曜日 23:15:24)

やはり大阪では普通に使われるのですね。また、「濃いめ」は「濃いいめ」ではなく長音なのですね。たぶん、母音が連続することはあまり気にならないんですよね、「濃いめ」も「濃いいめ」も不安定ではないし。リズムもいいし。
その後、馬場下町から諏訪通りを少し行ったところ(早稲田大学文学部向かい)でも同じ携帯電話充電器とその看板を見つけました。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 16日 日曜日 01:20:25)

 デジカメの電池が切れているときに限って面白いものに出くわします。

 長野県松本市大手の、細田書店(支店)近くの道で、「〓車場(〓は馬に車)」という逆行同化の例が見られました。

 松本市は「月極駐車場」よりも「月決駐車場」がおおそうでした。

 ちかくのホテル「お……」の「お」の字体がちょっと妙。点の位置がかなり高いのです。最初「あ」に点を打っているのかと思いまして、前夜の懇親会会場に貼られていた子供の文字を思い出し、もしや長野県の方言文字かと思ったことでした。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 19日 水曜日 18:00:05)

私のホームページの「015」「082」(書き手は同じらしい)が「馬に車」の3連続というのを書いているのですが、同様の字体が松本市にあったということですね。

私が松本市で採集した文字のスナップは、追ってホームページに掲載する予定です。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 20日 木曜日 01:42:20)

信州では「濃い」を「こわい」と言うそうで、「信濃毎日新聞」に

地元の味です。濃{こわ}いんです。     ○○牛乳
という広告が(担当者が方言と気づかないまま)載ったと言います(馬瀬良雄『信州のことば』信濃毎日新聞社 2003.06.15 p.285)。そのページにはなおも次のようにあります。
 私はコワイ(濃い)の成立を次のように考えてみた。
 「濃い」をコイーという方言は多い。かつては北信も東信もイとエの混同が盛んだった。そこでコイーはこの地方でコエーとなった。さて「(ご飯が)こわい」はこの地方でコエーと言う。「無い」をネーと言うように、ai>e:の音韻変化でコワイはコウェーを経てコエーとなるのだ。そこでコイー(濃い)の変化形のコエーを見て、元々の語形はコワイだと誤認した。そこで生まれたものではないか。つまり言語学で言う「過剰修正」にあたると見るのだ。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 13日 火曜日 22:30:35)

 「しにか」の休前号に登場ですね。

書を捨てよ、街で漢字を
 看板や注意書きなどにあふれる、百花繚乱の漢字の世界へ、ようこそ!
  ●日常生活と漢字
     ――画面と空間上で目にする漢字(笹原宏之)
  ●街の中の逸脱した漢字(飯間浩明)
  ●海外の珍しい漢字を探す旅(吉田良夫)
  ●阿辻隊長、大阪ミナミを行く!(文責:編集部)
  ○通勤電車の漢字学(編集部)

しにか


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 14日 水曜日 03:00:23)

ご紹介ありがとうございます。

この中で、「岡島昭浩氏によれば、」として、上記の松本市の「駐車場」の例を使わせていただきました。お礼申し上げます。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 23日 火曜日 17:14:49)

2004.03.23、早稲田大学前(大隈通り商店街)で珍な看板を見つけました。何日か前から出ていたのでしょう。

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skid さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 23日 火曜日 20:46:43)

「綿矢カレー」は2、3週間ほど前にニュース番組で取り上げられていました。
店主によるとご本人は来店したことがなく、来てほしいから「綿矢さん歓迎」と出してあるとか。
ことわりもなく勝手に名付けるのは、期間限定とはいえ、典型的な便乗商法ですね。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 23日 火曜日 23:06:02)

これですか? 90万部から見えてます。

エキサイトニュース


posted by 岡島昭浩 at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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