以前、こちらのページかどこかで、「退職・退官」についての話題が
出ていたように思います。どうも検索能力がなく、結局問題の個所を見
つけられなかったのですが……
私学では「退官」とは言わない、というのが通例であるわけですが、
下記のような例を拾っていますので報告いたします。この手の事例はい
ろいろあるようで、過去にも学会通信などでお詫び訂正が出たりしてい
たのですが、拾っていません。
>>今年、〔杉本つとむ〕博士は古稀を迎えられ、早稲田大学を退官され
>>たが、以後も愈々旺盛な研究が続けられ、その成果を次々に発表され
>>ている。現在までに発表された論文は五百篇を優にこえ、刊行された
>>書籍は編著・解題も含めれば百五十冊をこえている。
(八坂書房『杉本つとむ著作選集』パンフレット 1997.12ごろ?)
「定年」と「停年」についての話題もどこかででていましたっけ。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 4月 28日 火曜日 18:23:23)
小矢野さんが「けとば珍聞」で、私大の「教官」について触れていましたね。
「どっかで出てた」というのは藤原さんの「のらくら日記」ではないでしょうか。
法律用語の改正で、「停年」から「定年」になった、ということも読みました。文献は後程。
→ 藤原さんの「のらくら日記」(98.3.21)
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 4月 28日 火曜日 22:16:46)
稲垣吉彦『ことばの情報歳時記』創拓社1979.1.15によりますと、昭和29.1、内閣法制局の『法令用語改正要領』で、「停年」を「定年」とするよう示したが、教育公務員特例法・自衛隊法では「停年」とのことです。
中公文庫『ことばの四季報』も同内容です。
Yeemar さんからのコメント
( Date: 1998年 4月 29日 水曜日 19:36:37)
ありがとうございます。「退官」「停年」のニュースソースは、
おっしゃるとおりであったようです。困ったことですが、かなり
ぼけ症状が進行しているようです。
「けとば珍聞」編集主幹にこの件についてご挨拶申し上げておき
ました。