あ、小倉さんのところにリンクされているかも知れませんね。
→ 車の名前の由来辞典〜日本車の名前-日本語化計画
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 12日 火曜日 8:54:17)
「いつかはクラウン」というコピーは、「It's (the) car.」というの(「これぞ車だ」というような感じ)を掛けているのではないか、という私の思い付きはいつも一笑に付されます。(そりゃそうだろうが……)
峰 さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 13日 水曜日 12:30:04)
・ 「トヨペット」は、「ペットのように愛されるように」名付けられた。
・ 「ダットサン」は「その走り脱兎のごとし」という意味で名付けられた。
以上、うろ覚えですが…
→ うちの新コーナーです
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 13日 水曜日 19:27:53)
峰さん、どうも。
「ダットサン」の先代に「ダット」というのがあったのではありませんでしたっけ。それの由来が「脱兎」、で、「脱兎」の後継者だからその息子で「脱兎サン」、SONでは「損」に通じて商品名には向かないのでSUNにした。
という具合に記憶しておりますが。
satopy さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 13日 水曜日 20:22:46)
ダットサンの別解があります。
でも『小公子』の主人公を「女の子」としているくらいですから、
あてにしない方がよいのかもしれません。
→ 当社扱いの車名の由来です
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 14日 木曜日 11:24:31)
satopyさん、どうも。
そういえば、そこに書いてあるようなことを読んだ気がします。3人の頭文字を取るとDATになり「脱兎」とも通じる、その3人の息子でSONだが……、ということだったように思います。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 14日 木曜日 11:33:57)
上のもの、どこで読んだのだろうかと思って、名前関係の本棚をみてみたのですが、森岡健二・山口仲美『命名の言語学』東海大学出版会1985、久保田孝『ネーミング』オリオン社1964と言ったところには載ってなさそう。柴田武・岩淵悦太郎『名づけ』筑摩書房1964は人名だけの様です。
他にも商品名の由来とかいった系統の本を持ってたような気もするのですが。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 15日 金曜日 10:15:32)
『日本国語大辞典』にありました。「脱兎」は載ってなかったけど「SONでは「損」に通じて」はありました。『日国大』で知った訳ではないのでまだ少し気になりますが。
satopy さんからのコメント
( Date: 1998年 5月 15日 金曜日 12:23:58)
日国大、見直しました。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 01日 月曜日 11:47:48)
雑学研究会編『ことばのおもしろ博学』1991.8.10永岡書店
83頁に、「頭文字・脱兎・損」で載っていました。それによれば、大正八年にダット号、昭和五年にDAT号、昭和8年に日産に引き継がれダットサン、とのことです。
この本、1984.3に永岡書店より刊行された、ということですが、文庫で見る限りは、索引もなく、詳細目次もないという困った本です。
月崎 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 05日 金曜日 12:30:49)
車の名前の由来についてのページがありました。
簡潔な説明ですが、数が豊富です。
→ 車名大事典
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 05日 金曜日 15:34:37)
御教示感謝、です。
その後、見付けたものです。
梅棹忠夫『あすの日本語のために』くもん出版S62.12.7の151頁以下に「ダットサン」という文があります(初出は産経新聞1959.11.3)。『朝日ジャーナル』10/18にダットサンとブルーバードの名まえの由来が出ているとのことです。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 23日 火曜日 12:34:05)
epsonのsonも息子なんですね。
これは損は避けなかった。
似た石油会社の名前のエクソンが日本では名前を換えた、という話も思い出しました。
ハドソンの「買わなきゃハド損」というのは「損」と逆手に取ったわけですね。
後藤斉 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 23日 火曜日 17:13:42)
>似た石油会社の名前のエクソンが日本では名前を換えた、という話も思い出しました。
「エンコ」をやめた、という話ではなかったでしょうか。
==============================================
We still acted as if we were public relations employees of the oil company. Thus we learned:
Esso was derived from S.O. as in S.O. of N.J. (Standard Oil of New Jersey). As part of
the broken-up Standard Oil monopoly, it was not allowed to market in all 50 states.
The name Humble was used for a while, esp. in Ohio. The name had nothing to do with
humility. It was the name of a Texas oil company that Esso acquired. That company was
named for the little town of Humble, just north of Houston.
In the west, they tried Enco as a trade name. When they learned it meant something like
"stalled car" in Japanese, they decided that wouldn't be a good name for a world-wide
company.
Wishing to avoid a similar error, they learned that Maltese was the only language in the
world to use a double-X. They then determined that the word Exxon didn't mean anything in
Maltese, so they used that as their corporate name.
=========================================================
→ Cartophile: Esso/Humble/Exxon Touring Service
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 24日 水曜日 15:25:06)
なるほど、エンコですか。確かにそういうガソリン名は困りますね。
私が聞いたことが有るのは、エクソンが、損ではなく、糞に通じるから、というものでしたが、これは冗談かな?
後藤斉 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 24日 水曜日 17:41:36)
>私が聞いたことが有るのは、エクソンが、損ではなく、糞に通じるから、というものでしたが、
公式発表にはあまりおもしろいエピソードは出てきませんね。
いずれにせよ、「エクソン」という名前になったのは1972年だそうですから、問題になると
すれば、なぜ日本の子会社であるエッソ石油が一緒に改名しなかったか、でしょう。
「アメリカのような法的問題がなかったから」「改名すると知名度が落ちるから」「改名すると
お金がかかるから」といった理由の他に、「損や糞に通じるから」という考慮がなかったとも
いいきれません。
もっとも、ドイツでもいまでもEssoのようですから、「改名する必要がなかった」というのが
案外正解なのかもしれません。
→ Exxon Corp.: History
後藤斉 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 25日 木曜日 14:21:14)
>問題になると
>すれば、なぜ日本の子会社であるエッソ石油が一緒に改名しなかったか、でしょう。
探すと資料はみつかるものですね。
#鵜呑みにしていいものかどうかは、また別ですが。
===================================================
The new Exxon name was even
introduced overseas to some Esso stations in Europe, however the Esso name
wasn't really a problem internationally, as the *other* Standard Oil
companies didn't use the name Standard or a derivative for marketing
purposes outside of the US. In Canada, Esso continues to be used as a brand
name today, through Exxon's Canadian subsidiary, Imperial Oil. And I think
that Enco has been used in some other foreign countries (Mexico?), but I
don't know if Enco continues to be used outside of the US today, or if it
has been changed to Exxon or maybe even Esso. Some of the reasons that
Jersey/Humble didn't change the Esso (and Enco) name to Exxon everywhere
outside of the US was that they didn't always own the majority of their
international holdings, and that they would have had to go through legal
trademark name changes in *every* country where the name Exxon would be used
in place of Esso (and Enco).
=============================================
日本でも特に改名する必要はなかった、ということではないでしょうか。とすると、残念ながら
>私が聞いたことが有るのは、エクソンが、損ではなく、糞に通じるから、というものでしたが、これは冗談かな?
は、俗説の可能性が高いようですね。
→ History of Standard Oil and Bell System
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 3月 30日 火曜日 17:49:06)
後藤さん、いつも有難うございます。
私としては、この俗説をどこで聞いたのか、ということを思い出したく思っておりますが、出来ずにおります。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 29日 水曜日 11:11:08)
ここが「固有名詞や商品名の語源」というスレッドになっていると考えます。
産経新聞(大阪)2003.10.27朝刊 13版 10面「競う ライバル物語 ゴジラVsガメラ」
社内のある課長のニックネーム「グジラ」をもじり、「なんともゴロがよく」(田中)怪獣名をゴジラと決めた。
会社は東宝、「田中」は、東宝のプロデューサー田中友幸氏。
一般的に言われる「くじら」+「ゴリラ」とは異なりますが、その課長のニックネームがどこから来たのかも知りたいところです。「久慈」さんなどの名前に由来するのでしょうか。人名由来だとすると、「−ラ」というのが、「ミンポンピー」の仲間に加わるのが、ゴジラ以前からあるのか、ということが気になってきます。
→ ミンポンピー
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 29日 水曜日 12:37:43)
そういえば、丸谷才一氏に「ラの研究」というのがあるのでした。読み返してみましょう。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 12月 30日 火曜日 09:59:33)
丸谷才一「ラの研究」は『青い雨傘』(文春文庫)所収、p22-36。
(沢木耕太郎『ワシの研究』の影響下にある由。その内容は「僕とおれとわたしとどうちがうんでしょうか。」と関係しそう)
ラがつく怪獣名の元祖は「ゴジラ」で、これは「ゴリラ」と「クジラ」の合成によって成ったと言はれてゐる。問題はこのとき、怪獣映画の作者たちがなぜこれほどラに執着したかといふことです。