以前、なにかの本で、「知ったかぶり」の語源を、
「知った」+「頭(かぶり)」としていたのを見たことが
あるのですが、改めて探してみるとなかなか行き
当たりません。
もし、ご存じの方がいらっしゃったら、御教示くだ
さいませ。当否についての御意見もお待ちしていま
す。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 03日 金曜日 8:52:13)
初めて聞いたように思います。
「知った顔」ではなく「知った頭」というのはよく意味が解らない気がしますが。
私はかつて「シッタカをする」というのは、「知った顔する」の異分析ではないかと思ったことがあるのですが、「知ったかぶり」の後略だとのことでした。
どういった雰囲気の記述だったのでしょうか。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 03日 金曜日 9:58:16)
「知った顔」についてはすでに目についたことばに書いてました。
→ 目についたことば961106
satopy さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 03日 金曜日 18:41:13)
岡島さん、御意見など、ありがとうございました。
>どういった雰囲気の記述だったのでしょうか。
割と真面目だったという印象があります。やはり、
異分析の例示だったかもしれません。
ん?、「知った頭(かぶり)」と分析する方が異分析と
いうことだったか... そうではないと思うのですが。
どうもあやふやですみません。
satopy さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 03日 金曜日 18:45:48)
追伸:松村明『江戸ことば・東京ことば辞典』(講談社学術文庫)の「知ったかぶり」だと、
この語は、『日葡辞書』には「シツタブリまたはシツタフリ、シツタフリヲスル」とあり、中世末にすでに見られる。しかし、「知ったかぶり」と「か」を入れた言い方は、江戸ことば以来のものである。
などとあります。この「か」の挿入をめぐってのことだったかもしれません。