「気になることば」充電通信2号をまとめました。
暑さのせいで変なことを書いているかもしれませ
んが、御批正方、よろしくお願いします。
→ 「気になることば」充電通信2号
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 20日 月曜日 13:44:37)
じゃんけん関連ですが、子どもが幼稚園で覚えて来た歌に「やきいもグーチーパー」というのがあったのです。腹の鳴る音と「あちち」と「全部食べた」というのがかけられているのですが、じゃんけんです。
娘にそれが載っていた雑誌(ぴこちゃん絵本)はどこにあるか、と尋ねたところ、すぐに見付けてくれました(いつもまでも幼稚園生みたいな奴、と嘆くべきか、本を大事にしてえらいえらいと誉めてやるべきか)。作詞者を見ると阪田寛夫(ちなみに山本直純作曲)。だったら講談社文庫をみればよいと『詩集サッちゃん』を見ると、昭和四十四年の作、ということでした。大阪の人です。1925.10.18に生れ、だいたい大阪で育っています。
それから、二手に分れるためのじゃんけんというのは、私の育った地域(福岡県内)にはありませんでした。ではどうやっていたか? 「うらかおもて」です。掌と手の甲でやるのです。「うーらかおーもーて」(ラーラシラソミソラ)で、うまく分れないときには、「て」「て」とやってました。これはたしか長谷川法世『博多っ子純情』にも書いてありました。他地方ではやらないのでしょうか。
satopy さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 21日 火曜日 21:54:27)
>子どもが幼稚園で覚えて来た歌に「やきいもグーチーパー」というのがあったのです。
「松ぼっくり」現象ですね。
>「うらかおもて」です。掌と手の甲でやるのです。
これははじめて知りました。境界線はどのあたりでしょうね。
新サイトを立ち上げてみて、全国の方からお教えいただく
というのも面白そうですね。
そういえば、青森県の津軽地方では、普通のジャンケンの
一つに「シュッシュッシュ」というのがありました。こう、掛け声
をかけるのですが、勝ち負けの決め方が面白い。指の数で
決めるそうな。パーが一番強い。これじゃ、三すくみにならない
のですが、うまいことやってるようです(よく知らないのですね、
結局。)
津軽の方、以上の認識、まちがってたら御訂正を。
益山健 さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 22日 水曜日 1:04:33)
鹿児島出身です。「うらおもて」ですが節は“ソーラソーソラ”でした。福岡は優美なんですね。
「チョキなしじゃん」もありましたが, うらおもての方が一般的だったように思います。
「じゃんけん & うらおもて」で Web検索するといくつか出てきますね。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 22日 水曜日 23:17:22)
益山さんは鹿児島の方でしたか。妻に熊本のを聞きますと、「うらおもて」(ラソミソラ)とのこと。なんだか福岡と鹿児島の中間的ですね。
gooでみてみました。こちらで、広島・熊本、こちらでは、愛知の「うらおもて」が報告されています。ここに書いているのは宮崎の人でしょうか。
『博多ッ子純情』の方は、調べておりませんが(長い間貸して下さっている同僚の先生! ごめんなさい)、集英社文庫の『博多ッ子事情』の「博多弁辞典」には「裏か表」が立項されているのを確認しました。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 7月 23日 木曜日 17:18:07)
『博多っ子純情』ですが、単行本第23巻(1982.7.9)所収、第251回「裏か表」でした。