1998年10月11日

「むし」の語源(ぽこぺん)


むし(虫、昆虫)を研究しているものですがどなたか「むし」の語源をご存じない
でしょうか。六の「む」と足の「し」がくっついたのかとも考えてみましたが
根拠はありません。正しい答えを教えていただければありがたいです。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1998年 10月 12日 月曜日 14:38:34)


 ようこそいらっしゃいました。

 語源というのは、なかなか難しいものでして、すべての語についてそれが分かるものではありません。とくに、この「むし」のように、わずか2音節である場合には非常に難しいことになります。
 2音節であっても、「ぬま」「やま」「はま」などのように関連性のあるものがいくつかみつかるものであれば、これらに語源的繋がりがある、という可能性が示せるのですが、「むし」の場合には難しそうです。

 「むし」と名付けるときに、既になにか別に参考になる命名があったのか。あったとすればそれが語源であるということになるのですが、これはなんともわかりません。

 御説の「六足」ですが、そういう語源説を持った人は過去にも居ました。ただし証明は出来ていません。多分、今後も証明することはほぼ不可能でしょう。かりに日本語と同起源であることが確かな言語が見つかって、その言語の「むし」が、日本語の「むし」に対応(語形が)していそうで、しかももっと長い語形であるならば、話は別ですが。

 また、日本語の「むし」は、昆虫に限らず、むかでや、くもや、みみずや、ヘビなどもはいってきますから、「六足」をいうには、命名当時は昆虫に限っての呼び名であったということを示さないとならないのではいかとも思いますが、これは枝葉のことでした。


posted by 岡島昭浩 at 21:57| Comment(1) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本語の「むし」は元々は羽虫や鳴く虫を中心に指していて、基本的に初期には昆虫やその類縁を事実として指していたというのが事実。
古代日本でも、クモやムカデ、あるいは蛇類等は「むし」に似ているものとしては扱われているが、神話等でも独立した種族という生物の扱われ方をしていて「むし」そのものであったとは言えない。

少なくとも、日本の上代歌謡において「むし」は昆虫類やその類縁の一部のみを指していて、後世にある、クモやらムカデやら蛇やらを混ぜた、虫(ちゅう)的な分類とはまた別と考えるべきだろう。

所謂「虫」という漢字的概念と、古来大和言葉の「むし」は違う概念であるのに、ごちゃ混ぜにして昔はトカゲや蛇もみな仲間と考えられていた云々〜は全く当てはまらない。
江戸期の「虫(ちゅう)」的な分類は本来の「むし」とはまた別であり、古代日本の「むし」は概ね今の昆虫・甲虫や芋虫類の系統を指しているのだから、むしろ現状のむしといえば昆虫という現状の方が本来の形に近い。語源云々というならこの流れを理解すべきだと思うよ。

が、まぁいったところで理解できない輩ばかりだから無駄だろうがね↑↓
Posted by a at 2022年06月23日 11:58
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