1998年10月12日

麻雀のアクセント(ぽんか)

 現在「麻雀」のアクセントは関東地方では「低高高高」がほとんどです。「高低低低」は古いらしく、昭和一桁までの人からしか聞いたことがありませんでした。『新明解国語辞典』(第五版)では「低高高高」「高低低低」の二通り出ていますが、頭高型は消え去るのみと思っていました。
 テレビでたまたま見た和歌山の某容疑者(旦那のほうです)が頭高型で発音しているのを聞いたのですがこれは関西アクセントなのでしょうか。「麻雀」はなんとなく関西アクセントでも「低高高高」なような気がしていたのですが。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 10月 13日 火曜日 8:38:28)

 平山輝男『全国アクセント辞典』、小学館『日本国語大辞典』ともに、京都アクセントは頭高のみ載せていますね。


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 20日 木曜日 9:10:01)

麻雀ではありませんが、「渋谷」のアクセントについて。
東京では、地名として呼ぶとき「低低低」、人名の場合たとえば渋谷さんは「高低低」さんと
いうようです(もし違ったらごめんなさい)。
このように表記は同一でも、アクセントが違う場合って他にもあるのでしょうか。


かねこっち さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 20日 木曜日 9:21:09)

地名と人名ですぐ思いつくのは「千葉」と「千葉さん」がそれにあたるのではないでしょうか。
地名「高低」、人名「低低」。
あと足立区を「足立では」という場合も人名の足立さんとはちがうとおもいますが。
地名「高低低」、人名「低低低」に聞こえます。


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 20日 木曜日 12:41:38)

かねこっちさん↑、早速ありがとうございます。結構あるもんですね。
ただ、重箱のスミをほじくってなんですが、
足立を地名として呼ぶ場合であっても、人名と同様「低低低」となりますね。

結構おもしろいですネ。


かねこっち さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 20日 木曜日 15:54:50)

↑あやや、こりゃ、小生の訛かしら(笑)

そんじゃ、「上野」と「上野さん」じゃどうでしょ。


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 20日 木曜日 18:39:25)

所詮、私は稲田舎っぺ。
偉そうに言える立場ではありませんが、
・上野は、  「低低低」
・上野さんは、「高低低」さん
いかがでしょう。

3文字の場合、地名は「低低低」で、人名は「高低低」さん、という大法則発見!。
と思いきや「中野」は双方とも「低低低」。
この法則、もろくも崩れました。


かねこっち さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 22日 土曜日 10:33:04)

ピアニストの羽田健太郎という人は「高低低」にきこえますね。
で、空港の羽田は「低低低」ではありますまいか。

ところで「麻雀」の中国語の声調はどうなんでしょう。


UEJ さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 24日 月曜日 12:39:02)

「バッテリー(低高高)=電池」「バッテリー(高低低)=ピッチャーとキャッチャー」
「ドライバー(低高高高)=ねじ回し」「ドライバー(低高低低)=運転手」
と発音しわけるのは世代にもよるのでしょうか?

これらは外国から入ってきた時期によって発音の仕方が変わった例でしょうが、
「巨人(低高高)=大きな人」「巨人(高低低)=プロ野球チーム名」なんて分化は
どのように起こるのでしょうか?興味あるところです。

関連拙ページ↓

カタカナ語の魔術


沢辺治美 さんからのコメント
( Date: 2000年 1月 28日 金曜日 15:47:26)

「麻雀」って、中国では「麻将」と書くそうですね。(大辞林)
私は、まったく高低無しのアクセント無しで平板な言い方をしてました。

うちの地元(富山)では、野球の巨人は「低高低」でしたねぇ。
人名の場合、このパターンが多かったです。(私の名前もそうでした)

「小柳さん」って苗字のみだと「ドソミド」で名前が付くと「ドミミミ」になりませんか?
「県名」も「県」が付く場合と、付かない場合で、変わるものと変わらないものがあるようです。
(千葉は変わる、岐阜は変わらない、高知は微妙)


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 03日 木曜日 12:54:57)

地名に「県」を付けたアクセントは、もとの地名アクセントがどうであろうと、「ケ」の直前で下降する、という形になるはずです。「市・都・道・府」も同じ。人名につく「家」も同じかな。

うるさいことを言えば、直前の音節内ということになりましょうか。ホッカイ’ドー・トーキョー’トではなく、ホッカ’イドー・トーキョ’ートだから。


UEJ さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 04日 金曜日 8:39:19)

なるほど、「秋田県」と「秋田犬」のアクセントの違いが
今までずっと不思議だったのですが、その法則で説明できますね。
最も後者は「あきたいぬ」というのが正しいようですが…


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 23日 水曜日 12:45:12)

昨夜(2/22)、TBSラジオで。

「乱れる」のアクセントは、[低低低低]か[低高低低]で女子アナとコメンテイターが
もめていました。
前者が正当と思われますが、いかがでしょう。

女子アナは、当初、前者で発音しておりましたが、同社のマニュアル?で「乱れてる」
は、[低高低低低]になっていることから、混乱に拍車をかけていたようです。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 23日 水曜日 17:32:35)

「ミダレル」は、Yeemar式アクセント(共通語アクセントを志向し、
なおかつ讃岐方言やら何やらが混ざっているかもしれないあやしい
アクセント)では
   __
  ミダレル

と発音しています。「低高高低」というわけ。ですので、「低低低
低」「低高低低」いずれも違和感がありますね。とりあえず手もと
の『新明解国語辞典』をみると「3:3」とあります。これは、終止・
連体形がいずれも「低高高低」となる(3拍めで落ちる)ということ
ですから、Yeemar式アクセントといっしょになっています。

動詞・形容詞などは活用形によってアクセントが変わるので、「ミ
ダレテル」が「低高低低低」であるのとは矛盾しないと思います。

一連のご議論の中で、「低低低…」と言われているのがいまひとつ
しっくりこないのです。いわゆる「平板」ということだと思います
が、そうであれば「低高高…」のように発音されているはずです
(つまり2拍めから上がっている)。

「中野」「羽田」が「低低低」でない証拠は、たとえば「〜勢(ぜ
い)」などをつければ明らかでしょう。

  中野 中野勢
   __     ____  ___
  ナカノゼーノ カツヤクワ メザマシイ
   __     __   ___
  ハネダゼーモ マケテワ イナイヨ

と、「勢」の直前で落ちるのです。「低低低」ならばこれ以上落ち
ることができないはずです。


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2000年 2月 24日 木曜日 8:43:09)

↑【ミダレル】

なるほど。

ローカル出身の私にとっては、平板かそうでないかの二つのカテゴリー
しか判別ができなかったかも。
微妙なアクセントを文字で表現するのは、限界があるかもしれません。


小石川 さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 25日 月曜日 14:39:15)

石川(イシカワ)のアクセントはどうでしょうか?
人名は平板(実際の発音はイshカワに近い)
地名(石川県)は中高(実際の発音はイshカワに近く、カが高い)
のような気がしますが。
市川(イチカワ)はどちらも中高(実際の発音はイchカワに近い)かな?


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 25日 月曜日 23:40:03)

私のアクセントでは以下のようです。

 人名の石川も地名の石川も同じで、違うように見えるのは接尾辞によるものではないか。どちらも単独では平板で、「いしかわさん」は平板、「いしかわけん」は「わ」の後で下がる。「わ」の後で下がるのは、「けん」以外の「し」「ぐん」でも同様。ただしこれは、地名であるからではなく、接尾辞のもつアクセントであろう。例えば、人名に付く「け(家)」でも、「いしかわ’け」と「わ」の後で下がる。(「’」は下がり目)

「いちかわ」は、単独では「いち’かわ」。接尾辞がつくと、「県・市・家」などは「いしかわ」とほぼ同じ。「さん」がつくと「いち’かわさん」、「氏」が付く場合は「いち’かわ氏」となる。

いかがでしょうか。


新会議室「カンニングのアクセント」

posted by 岡島昭浩 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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