1998年12月04日

語尾下がり?(言魔)

若者用語を収集するうちに面白いことを発見しました。
男性一人称の「オレ」ですが...昨今の若者はなんと、
この単語だけ、「語尾下がり」で発音している傾向が
見られます...と思ってるのが私だけだと困るので、
ここに書き込んで反応をみようとしているのですが...

これだけ、「語尾上がり」とか「半疑問形」とか取りざた
してきた結果、若者が反逆したのか、はたまた、本来は
語尾下がりで発音する単語だったのか...

どなたか教えてください。

言葉のよろずや


kazii さんからのコメント
( Date: 1998年 12月 05日 土曜日 3:52:32)

アクセント論の用語ではいわゆる「頭高型(あたまだかがた)」というやつですね。
頭高の「オレ」は私も7、8年ほど前に、埼玉県越谷市の中学三年(私が家庭教師をしていた男の子)が
発音しているのを聞いたことがあります。が、当時としても今としても、首都圏の若者の発音としては
一般的なものではないような印象があるのですが・・・。
ただし、「雨」と同じ音調型を持つ「俺」は伝統的な鹿児島方言ではまさに頭高に発音されるはずですし、また
、埼玉県東部の伝統的な方言でも同じく頭高で発音されます。その他の地域でも(たとえば愛媛の一部も?)
頭高の発音が聴かれるはずなので、それがどの地域の若者の発音なのかを確認する必要があるでしょう。
もっとも伝統的方言をうけついでいるのなら、「俺」だけが頭高になっているはずはないのですが、いずれに
してもアクセントを語る場合には地域差の情報が欠かせません。


言魔 さんからのコメント
( Date: 1998年 12月 15日 火曜日 14:15:08)

最近、我が子(6歳)が一人称として、この語尾下がりのオレを
使い始めたところから疑問に思ったことでしたが、確かに、
私も7〜8年前、kaziiさんと同じ、埼玉県の川島町の塾の生徒が
使っていたという記憶があります。

そして、最近、浦和柔道センターの中学生、小学生の弟子達が
ほとんど、この語尾下がりを使い始め...それも、結構、
急激に目立ってきたような気がして、投稿しました。

もしや、埼玉県だけの傾向だろうか...


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 8月 24日 金曜日 20:42:08)

 はんざわかんいち「日本語は今」(『国文学 解釈と教材の研究』1993-11「日本語の現在」)

「おれ」という自称の代名詞の共通語アクセントは、頭低ということになっている。ところが、最近しばしば耳にするのは「お」の方が高い言い方で、小学生ぐらいの男の子に多い。一五年前に出版された山下洋輔の『ピアノ弾き翔んだ』(徳間書店、昭53)にも、彼の息子がそう発音していたことが記されている。


山下洋輔『ピアノ弾き翔んだ』徳間文庫1981.6.15(この作品は「1978年9月徳間書店より刊行されました」)
「にじり寄りドモコ教育論」(初出は「婦人画報」53年8月号)

 この頃、前の荻窪の友達と手紙のやりとりをしていた。返事に「おれもふざけるあいてがいなくてさびしいからあそびにきてくれ」などと書いていた。なお「おれ」は子供の間のはやりなのか何だか知らないが「お」の方にアクセントがつく。

 二月に荻窪から三浦半島に引っ越し、葉山小学校に入学したばかりのお子さんです。なお、文庫解説(糸居重里)に、


そしてなおかつしかもそのうえ、ヤサイ! ヤサイとゆーのは、やさしいとゆー言葉が空洞化して後いずれ暴走少年などの間に登場するであろうところの隠語である。

とありまして、これがもう少し古い文であるのなら、「ださい」と絡めて説かれそうなところであります。
この人が作った


posted by 岡島昭浩 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/8173865
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。