1999年06月07日

『「いろは歌」の切り方』の分流..(言魔)


「いろは歌」の切り方 の項で英訳などが出てたので、
私の体験談ですが、昔の話などを...

1975年、私は交換留学生として、米国中西部の人口8千人(で牛が3万頭)の
村の高等学校に在籍しておりました。あちらでの授業で、ま、直訳すれば
「米国文学」の授業をとっていたのですが、その先生...(以下、多少の
脚色付きの日本語訳)

先生:「Terry(私です)は、日本の俳句は知ってるよね。あれはすばらしい世界よ。」
私:いえ、全くわかりません。
先生:なんと、もったいない...日本人でありながら...
私:先生はご存知なんですか?

で、先生...(ここだけ英文じゃつまらないかな?)
An old lake
Frog jumped in
Sound of water
と黒板に書き、「この素晴らしさがわからない?」...
20年以上経った今でも、その素晴らしさがわからない私です...

言葉のよろずや



Monozuki さんからのコメント

( Date: 1999年 6月 08日 火曜日 12:50:46)


"If it shall happen that one
Ask'd the Japanese heart,
'How many we know it apart?'
Point where the cherry-blooms wave.
Lightsome and bright and brave,
In the gold of the morning sun,
There is the Japanese heart!"
(Translated be Sir Edwin Arnold)



Monozuki さんからのコメント

( Date: 1999年 6月 08日 火曜日 12:53:40)


So long as a man's heart stray
No step from his road of right,
He may pray, or forbear to pray,
But is dear in the Kami's sight.



言魔 さんからのコメント

( Date: 1999年 6月 11日 金曜日 15:09:53)


これはオソレイリマシタ。
とはいえ、元の句がなんなのか私にはわかりません...
所詮、留学生崩れの勉強不足で申し訳ありません。



みづき さんからのコメント

( Date: 1999年 6月 18日 金曜日 13:14:48)


初めまして。

>An old lake
>Frog jumped in
>Sound of water

これを真顔で言う外国の人って,本当に存在するんですね,と感心してしまいました。

「古池や 蛙飛び込む 水の音」ですよね・・・。
私はこれ「日本人の冗談」だと思っていました。

・・・的外れですみません。m(_ _)m



言魔 さんからのコメント

( Date: 1999年 6月 19日 土曜日 17:42:55)


先日実家に寄った際、当時の日記帳をひっくりかえしてみました。
(まるで岡島先生の○○年前の日記より..だ...)
以下、引用します。

2時間目、American Lit.(注:literature)、あのババアに
俳句がどうこうと講釈された。面白いから板書だけは残して
おこう。"An old lake Frog jumped in Sound of water"
なにかの文学雑誌で見たらしいけど、どこが俳句だ。どこが
すばらしいんだ。(以下略)

つまり、当時17歳の言魔少年は相当その先生を嫌っていた
様です。今となっては懐かしい思い出ですが、なにしろ、
米国とは言え中西部の農村、人口8千人、牛3万頭のところで、
私がその村に来た初の日本国籍所有者だそうです。また、
その先生は、3年前に同窓会でその村へ行った時には既に
他界されてましたので、どこでその「俳句」を入手されたのか
いまでは知るよしも無し...きっと、我々日本人も同様な
カンチガイをしているんだろうなと思う今は中年の私です。


言葉のよろずや



南堂久史 さんからのコメント

( Date: 1999年 6月 23日 水曜日 11:43:21)



>An old lake
>Frog jumped in
>Sound of water

 間違った情報が流布するといけないので、訂正しておきます。
 上記は個人的な翻訳のようですが、公式の訳みたいなものが
一般に流通しています。有名。

>An old pond.
>A frog jumped in.
>Sound of water.

 これのどこがいいかというと、「Sound of water」が静謐感を感じ
させるのがいいのです。余韻がある。Sound of silence のような。
 印象としては「岩にしみいる蝉の声」に似ている。

 だけど、私見では、俳句を喜ぶのは、言語感覚の幼稚な人ばかり
ですね。私が俳句を好きだったのは、中学生のときだけ。頭がぼけ
てくる老人になると、また好きになるかもしれないが。

 ただし……
 こんなことを言っているのは、私が無知だからです。
 国文学の泰斗である小西甚一先生の俳句論によれば、芭蕉は杜甫
を取り入れたのだそうだ。この論には目を開かれました。


> "If it shall happen that one
> Ask'd the Japanese heart,

 「敷島の大和心を人問わば〜」 ……先に出ていましたね。
 ここでは「匂う」がちゃんと訳されているのに注意。


posted by 岡島昭浩 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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