「ピンキリ」
どっちが上?どっちが下?
由来は?
教えて下さい。
H.T. さんからのコメント
( Date: 1999年 8月 30日 月曜日 11:10:07)
「ピンからキリまで」といいます。ピンが上でキリが下。
ピンは、Pinta→点(1ツ)→1番で、
キリは、切り→おわり が由来ではないでしょうか。
天野修治 さんからのコメント
( Date: 1999年 8月 30日 月曜日 16:57:15)
両方ともポルトガル語からの転で、「pinta→点→ ひとつ」「cruz→十字架→とお」から来たものだと思いますが。もともと賭博などで使われていたようでカルタやサイコロの目で「一(始め、最上等)から十(終わり、最下等)まで」の意からが由来と聞いています。「ピンはね」は「あたま、うわまえを取る」ということになります。
森川知史 さんからのコメント
( Date: 1999年 9月 01日 水曜日 10:38:15)
多くの辞典が皆さんの説明通りの説を載せていますが、私は以前全く逆の説明を聞いたことがあります。
つまり、「きり」は「きり札」というように使われる「きり」で、だから、「ぴん」が最下等で「きり」が最上等だというのですが、如何でしょうか?
UEJ さんからのコメント
( Date: 1999年 9月 01日 水曜日 17:44:13)
「きり」は花札で最後の月にあたる札「桐」に由来するとの説も
聞いたことがあります。この場合は上等?下等?
↓拙ページの一つ
→ コトバ雑記
ののまる さんからのコメント
( Date: 1999年 9月 02日 木曜日 13:37:33)
語源ははっきりしないものが多いのですが、
「キリ」が十字架から来ているというのは、違うんじゃないかな、と思います。
「十」を表すのに「十字架」ってのはちょっともって廻りすぎてるし、
cruz が日本語に入っても「久留子」と字が当てられて「クルス」と呼ばれたようですし。
「一から十まで」に引っ張られすぎた説のように思えます。
「キリ」はやはり「四の切」などのように最終を表す言葉から来てるのでしょう。
それから花札の桐は最終月なので「キリ→桐」にシャレたものだそうです。
花札の前身の「めくりカルタ」では、エース(1)に当たる札を「ピン」、
キング(12)に当たる札を「キリ」と呼んでるので、これが直接の発生源でしょう。
確かに「ピン」は最上級の札ですが、「キリ」が必ずしも最下級じゃないので、
ただ数の大きさを言っただけのものが、
いつしか価値の高低も表すようになったのではないでしょうか?
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 10月 05日 火曜日 17:16:28)
宮畑一郎「ピンからキリまで管見」という論文がありました。1996.3『大阪教育大学英文学会誌』41(『日本語学論説資料33-4』にも所収)
カルタの12キリは、楳垣実氏の出された説であるようです(『語源随筆・猫も杓子も』)。