1999年09月13日

過剰矯正


 先日、テレビの字幕で(テロップというのかな)、古い感じの字体を使っているのがありました。昔の様子を再現した映像だったと思います。たしか『なんでも鑑定団』じゃなかったかな。
その中で(当時○歳)と書いてあった「当」の字の上に部分が、「ソ」ではなく「ハ」のようになっていたのです。「半」の字などが古い字体でそのようになっていることから類推してそのようにしたのではないかと思います。
「當」の上で考えても、「ハ」というのはありうるのでしょうか。全然調べていませんが。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1999年 9月 13日 月曜日 13:19:18)


 「当」の「ハ」、というますか「小ヨ」ですが、大漢和に載っていました。俗字と言うことで。



ぜろ さんからのコメント

( Date: 1999年 9月 13日 月曜日 20:05:41)


曽を曾に書くことも手書きとしては過剰な矯正ですよね。原田種成先生が「漢字の
常識」のなかで、手書き文字と活字の違いを書かれてます。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 2000年 9月 28日 木曜日 14:32:35)


 最近の野球で、「ホームラン・アーティスト」と言っている。「ホームラン・アーチスト」というのは、ホームランのことをアーチというのと、アーチスト(artist)を掛けているわけで、面白いと思っていたのですが、artistをアーチストと言わずにアーティストと言うようになったからって、ホームラン・アーチストまで、ホームラン・アーティストにしなくたっていいように思うのですが。



gripen さんからのコメント

( Date: 2000年 10月 03日 火曜日 2:22:29)


過剰矯正に当たらないかもしれませんが。

以前、官庁のWebサーバーがいたずらされた事件が起きた際に、
NHKのニュースでアナウンサーが「ルータ」と発音していました。
routerのことなのですが、語尾の「タ」の音を意識的に短くしているようでした。
表記につられた発音だったことを記憶しています。
そのうち「センタ」なども、そのような発音になるかもしれませんね。



言魔 さんからのコメント

( Date: 2000年 10月 25日 水曜日 21:19:12)


20年ほど前、映画の字幕翻訳の仕事してました。
当時は、なにやら、旧字体とか、「ちょっと違うんじゃないの?」と思われる字を
充てるのが大流行でしたね。

それから、gripenさんの「ルータ」ですが、今の私の業界(一応システム屋の末席)では、
何でもかんでも延ばさないのが格好良いらしいです。
「サーバ」
「プロバイダ」
「ディレクトリ」
等...ウチのウェブでの派生商品ですが...
約1年前、「後続車に捧げるラプソディー」と命名したのですが、その1年間で、10件くらい
「ラプソディが正しいのではないか?」とか「ラプソディに変更した方が良いよ」とかメールを
頂戴したくらいでした...

株式会社マップス



gripen さんからのコメント

( Date: 2000年 10月 29日 日曜日 0:50:18)


ルーターに限らずユーザーやコンピューターというような言葉が、日本人だけ、表記に引きずられて語尾をのばさない発音になってしまうのが、過剰矯正にあたるかなと思ったのです。
JIS規格書には、-py(pie) や -gy(gie) で終わる語は、ピー、ジーと表記することになっていたはずですが、「フロッピ」「エネルギ」のように表記するのが目につきます。これも過剰矯正といえるかな。
ただ、語尾の「ー」をつけるかどうかというのは、コンピューター派とコンピュータ派が会社によって分かれているし(日本IBM,SONY…・NEC,富士通…)、同じ会社でも編集部で分かれているところもあるなあ。(日経BP、日経パソコンと日経バイト)



面独斎 さんからのコメント

( Date: 2000年 11月 05日 日曜日 4:20:56)


> 表記に引きずられて語尾をのばさない発音になってしまう

テレビ CM でも、飯島直子が「プリンタ」と語尾を伸ばさずに発音していますね。表記上は長音記号「ー」が省略されていても発音する際にはしっかり伸ばすのだということは、そういう業界の関係者でなければ分かりませんものね。語尾を伸ばさない発音を聞くにつけ、長音記号の省略は日本語を破壊する暴挙ではないかという思いを強くしています。

ただ、一部の技術者や研究者には、長音記号は省略しなければならぬという強迫観念のごときものがあるようです。以前「ファジー」という語が流行った頃、マスコミなどでは「ファジー」と表記していましたが、研究者や技術者の表記は「ファジィ」でした。長音記号は省略しなければならないが、「ファジ」としてしまうと実際の発音とは異なる。そう考えて採られた苦肉の策が「ファジィ」という表記ではなかったかと想像しています。

過剰矯正のテーマから離れてしまいました。そこで典型的な過剰矯正の例をひとつ。
NHK のアナウンサーはアルファベットの C を「スィー」と発音し、「シー」とは言いませんが、「タイムマシーン」を「タイムマスィーン」と発音してしまったアナウンサーがいたことを覚えています。ずいぶん前の話ですが。


posted by 岡島昭浩 at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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