「鼻をカム」の「かむ」ってなにものでしょう?
と、ケンタさんに訊かれてしまいました。
答えられないので、みなさん助けてください。
小矢野さんが『日本国語大辞典』(小学館)をひいてくださいました。
たいしたことが載っていないそうです。
漢字で書くと手編に鼻なんだそうです。
「噛ムようにする意から」という語源説があるらしい。
私のホームページの掲示板に、そのやりとりがあります。
→ KIKI LAND(私のホームページ)
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 9月 22日 水曜日 14:21:33)
『日本国語大辞典』を引いて解るのは、平安時代からそういう言い方があると言うことや、平安時代にも「噛む」とは違うアクセントだったと言うことですね。はなをかむのは●○で、噛むのは○[●○]。
『岩波古語辞典』では、「噛む」とまとめて示し、酒を「かもす」のと関連あり、としています。
圧縮してぐりぐりする、という感じで、「はなかみ」と「おくちかみかみ」と「お酒かもかも」は関連性がないこともないですが。
でも平安時代にアクセントが異なるものを同じ語源とみなすことは、語源とアクセントの「金田一法則」の例外となります。
落ち着いて見てみると、「お酒かもかも」の「かむ」は●○ですので、これとは同源であると積極的に言えますね。