2002年11月11日

馬から落馬

 この手のスレッドは立っていなかったようなので。

 徳島に行きましたら、「竹ちくわ」というのが土産としてあちこちで売っていましたし、観光パンフにも載っていました。

諸刃のやいば(ことばをめぐるひとりごとYeemarさん)


田島照生 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 11日 月曜日 20:58:05)

「諸刃のやいば」の例をひとつ。

そういうむずかしさの谷間みたいなところに日本の現状というのはあると思いますから、そういうところでの思想というようなものがつくられていかなくちゃならない。それは諸刃のやいばになっていくわけですし、ある意味では非常に危険を伴って、自己に対するやいばという形になるかもしれませんしね。
(吉本隆明談。『ことばの宇宙』1967年6月号―『改訂新版 共同幻想論』所収)

ほかに思いついた有名な重言の例。
「違和感を感ずる」「炎天下のもと」「コラム欄」「古来から」「いちばん最後」「期待して待つ」「あらかじめ予約する」「なれそめの初め」「思いがけないハプニング」「ハングル文字」「引き続き続行する」

…こういった重ねことばは、どこまでが「慣用」で、どこからが「誤用」と見なされるのでしょうか?

そういえば、「二度繰り返す」という既に定着したような表現さえ誤用だと言ってはばからない人もいます。国広哲弥さんは、『日本語誤用・慣用小辞典〔続〕』(講談社)で、「二度」は「同一の動作が結果として二度行なわれること」を意味する「結果副詞」だから、「二度繰り返す」は誤用ではないと主張しておられました。私は、この「二度」は単なる「強調」の意かと考えておりました。


通りすがりです さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 12日 火曜日 09:25:04)

たまに覗きにくる素人ですが、「二度繰り返す」は「三度繰り返す」
と言うことも有りですから、正しいように感じました。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 16日 土曜日 14:53:06)

リンクしてくださり、ありがとうございます。
その後みつけた「重言」を、当該ページに追記しておきました。お気づきの点ご教示いただけましたら幸いです。

諸刃のやいば(追記)


田島照生 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 16日 土曜日 22:06:41)

そう言えば「文選読み」って、ある意味で「重言」ですよね。

たとえば『千字文』の、「天地のあめつちは玄黄とくろく、きなり」。


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 17日 日曜日 22:51:50)

「違和感を感じる」「残像が残る」をよく耳にし、また、私も使います。
この二度繰り返しは、誤用ではないと思いますが、皆さまのご意見は?


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 18日 月曜日 10:28:15)

 漢語は切り離しにくいので、重言のようなものになりやすいですね。「違和を感じる」「像が残る」では足りないし、「違和感がある」「残像がある」でも言い足りない気がします。

 文選読みの場合には、部分的に重なるのではなく、まるまる繰り返すわけですが、これも漢語と和語のはざまに起きるものですね。

 「出典もと」「毎号ごとに」という言い方はけっこうあるのですね。昨日から今日にかけて、ともに活字で目にしたものですが、googleで検索するとたくさんあるようでした。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 18日 月曜日 22:44:14)

宣長、玉勝間巻七に曰く、

    三九 朝鮮の人のことば
 同じ人のかたりけるは、今朝鮮の国人の語、いやしき者は、訓と字音とをつらねていひ、よろしき者は、字音にていふ、たとへばいやしきものは、刀をはんどう、火をふるはあといふ、はんは刀の訓、とうは其字音也、ふるは火の訓、はあは其字音也、そをよろしき者は、刀をとう、火をはあといふ、よろづの言、みな此でう也とかたりき、此人は、いにし天明三年に、かの国人の、石見国にたゞよひきたりけるに、しば/\逢て、語る言を聞る也といへり、訓といふは、かの国の言、字音は、漢字のかの国の音也、

「同じ人」は小篠御野


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 19日 火曜日 23:29:26)

警報が発報

非常時はインターホンを
15秒以上押して下さい
警備会社に警報が発報します
(2002.11.19 日本橋箱崎町のビルのエスカレーターでの所見)
「発報」は『広辞苑』『日本国語大辞典』には見えない語です。「警報」を発するから「発報」というわけで、重言を承知で造語したものとみえます。二字漢語を使っていうならば、「警備会社に警報が発信されます」ではいかが。「警報が発令」は無理でしょうね。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 20日 水曜日 22:16:38)

エスカレーターではありません。エレベーターです。
洗濯機を「冷蔵庫」というような間違いですね。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 22日 金曜日 07:54:26)

後輩のMアナウンサーが「”一番最初”は重複していますよね?」と聞いてきました。良いのかなあと思いましたが、彼女は「一番はじめは」と直していました。まあ、これでも重なっていると言えば重なっているのでしょうが。強調表現の一種として「今現在」などもありますが。しょうがないのかなあ。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 22日 金曜日 15:47:05)

「一番はじめは一の宮、二は日光東照宮」でしたっけ。お手玉の文句にあったと記憶します。

「今現在」は重なっているわけではなく、この「現在」は「昨日現在」「10月現在」「今現在」というふうに、「……の時点で」の意味を表すものではないでしょうか?


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 22日 金曜日 17:30:33)

そう言っていただくと喜ぶアナウンサーが、1名以上おります。


かねこっち さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 22日 金曜日 20:33:52)

大流行、チゲ鍋ってのはどうでしょ


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 22日 金曜日 23:01:25)

「今の現状では・・・」も気になると言えば気になります。


後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 23日 土曜日 00:21:58)

「大波が怒濤のように/ごとく」は、ウェブでたまに見かけるのですが、
個人サイトばかりでなく、朝日新聞サイトにもあるのですね。
ほかに「猿がましらのごとく」とか「気圧計は天気のバロメータ」なんかが
あるとおもしろいのですが。

米国開拓と原生林


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 23日 土曜日 10:07:25)

3つ上↑かねこっちさんの「チゲ鍋」ですが、理解を促すために、「外国語」プラス「その内容を含むおおまかな分野」という形で見出し的に出すことは、ままあるのではないでしょうか。「チゲという名の、そういう種類の鍋(料理)」という意味での「チゲ鍋」という表記。
同じく韓国語(朝鮮語)の、「ハングル」は、「ハングルという種類の文字」なので「ハングル語」というのは「間違い」と言えますが、まま「ハングル文字」というのは出てきますし、許容されています。「ハングル」だけではわかりにくいので。「重複、即、ダメ」ということでもないようですねぇ。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 23日 土曜日 12:45:50)

 「仮名」を「仮名文字」ということもありますが、「な」がもともと「文字」の意味です。意味が分からなくなってしまった場合に、〈治療〉が行われることがあるわけです。


田島照生 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 23日 土曜日 13:20:58)

岡島さんと似た例ですが、こちらは漢語。「文字」の「文」だけで「文字」の意ですね。「甲骨文」とか「金文」とかいった言葉では、「文」が「文字」の意を表しています。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 06日 金曜日 22:20:50)

4つ前の後藤さんのコメント、「目は人間のまなこなり」というのもありましたっけ。

「水槽の中に鉄の玉を入れたところ、急に、もぐったり沈んだりし始めた。なぜでしょう」というクイズは、多湖輝『頭の体操』か何かにあったような気がします。

その「もぐったり沈んだり」と似た例を。

10年以上前のNHK教育の番組「ETV8・シリーズ授業」は、今の「課外授業・ようこそ先輩」の先祖ともいうべき番組で、各界の著名人が、母校で講義をするというものです(現在のものよりもよっぽど難解)。

1988.11.30に放送された「言語の森を探ってみる」の講師に立った西江雅之氏(言語学者)は、

〔タとダの違いは〕声帯というのがあって、その声帯をね、閉じるかしめるか。それだけのね、違いがあるだけで、まったく同じ音なんです。
必要あって、古いビデオを見ていましたら出てきたせりふです。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 10日 火曜日 13:40:07)

「潜ったり沈んだり」は「頭の体操」にありましたね!私も覚えています。


かねこっち さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 16日 月曜日 09:20:50)

フローリングの床、フロアリングの床というのをよく耳にします。
検索でもけっこうひっかかりますが、いかがでしょう。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 08日 土曜日 15:28:01)

2003.03.08 深夜のNHK「爆笑オンエアバトル」で、「アンタッチャブル」というコンビが、次のような不動産屋のコントを演じていました。

店員「えー、じゃあ間取りとか……」
客「……は、あのー、間取りはね、1DKで7、8万ぐらいだね」
店員「7、8万1DK……やっぱトイレとキッチンは別のほうがいいですか」
客「当たりめえだろうよ。キッチンに台所見たことねえよお前」
コントはそのまま進んでしまいましたが、脈絡から考えて、「キッチンにトイレ」と言おうとして間違えたものと思います。

なお「……は、あのー」の部分は、[wa ano:] と発音します。


畠中敏彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 08日 土曜日 19:06:36)

私の育った鹿児島では、方言で大工をデッドン、粘土をカマツッ(窯土?)と呼んでいましたが、「だいくデッドン」、「ねんどカマツッ」と重複して使う人もおりました。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 10日 月曜日 11:04:38)

3月8日の「爆笑オンエアーバトル」見ましたが、「キッチンと台所」、聞き逃したまま笑っていました・・・・。Yeemarさん、冷静ですね・・・・。
私は「死体と死骸の違い」について書こうと思っていたので、「アルファルファ」というグループの「その獅子舞、ネコの死体を咥えていたよ」という台詞に、ビクンきました。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 07月 15日 火曜日 20:10:20)

 スポーツi-ESPNというCS放送局の、加藤じろうというアナウンサーは、二塁打を打った選手が滑り込まずに立った状態で二塁に到達したときに「スタンディングダブルツーベース」と言います。

 これはスタンダブルかな、と思っていたのですが、本来は「スタンディング・ダブル」のようです。すなわちダブルが二塁打の意味であり、それにツーベースを付けるのは、重言なわけです。


いらかおる さんからのコメント
( Date: 2003年 07月 23日 水曜日 16:28:15)

「兄弟姉妹」を「キョーダイ・シマイ」と読んだら、
年配の方から「キョーダイ」は「あに・おとうと」だけでなく
「姉妹」も含んでいるので重複表現だ、と言われました。
男女を別々に言う場合は「ケーテーシマイ」だというのです。
法律用語には残っているようですが、
「キョーダイ・シマイ」ではダメなのでしょうか。
「キョーダイシマイ」と1語にするのはアクセント上もおかしいとは思いますが。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 07月 23日 水曜日 21:47:27)

「きょうだい」は口語となり、あねいもうとも含めた意味になってしまったけれども、「けいてい」はそうならず字義通りの意味に使える、というお考えなのでしょうね、その年配の方は。
その人は法律関係、ということはないのでしょうかね。法律関係の用語は、定義して使っていることが多いので、口頭の言語とは違っていることもありますから、それをもとに口頭の言語を批判されても困ることもあります。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 07月 29日 火曜日 01:33:20)

> 「水槽の中に鉄の玉を入れたところ、急に、もぐったり沈んだりし始めた。なぜでしょう」というクイズは、多湖輝『頭の体操』か何かにあったような気がします。

これは『頭の体操 第2集』(1967)でした。

ある男が池に石を投げ込んだ。ところが、その石は、水にはいったとたん、もぐったり、沈んだりしはじめたという。水の深さは十分にあり、その石は、べつに軽石でもなかったとすると、こんなことがありうるか。
(p.87)


いらかおる さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 28日 木曜日 16:49:37)

ことしは冷夏だったにもかかわらず、「炎天下の中」というコメントが、たびたびテレビから聞こえてきました。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 31日 日曜日 20:06:36)

このところの「遅れてきた残暑」は、けっこう暑いですよ。


いらかおる さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 03日 水曜日 16:25:41)

「あぐら(胡座)をかいて座る」も重複ですね。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 03日 水曜日 18:31:27)

「日日(ひにち)」。既出?

 ついでに『日国』を引いたら、「日日毎日(ひにちまいにち)」「日日記(ひにっき)」なんて言葉もあるんですね。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 03日 水曜日 18:31:27)

「日日(ひにち)」。既出?

 ついでに『日国』を引いたら、「日日毎日(ひにちまいにち)」「日日記(ひにっき)」なんて言葉もあるんですね。


いらかおる さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 10日 水曜日 17:21:01)

ブリジストン工場の大火災、「真っ赤な炎を上げて炎上」していたそうです。
音で聞くと意外と違和感がないものですね。


いらかおる さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 17日 水曜日 15:05:17)

「毎正時ごとに・・・」はどうですか。


NISHIO さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 19日 水曜日 04:13:05)

なんとなく気になることば。

「まず最初に」「まず初めに」
「各○○ごとに…」
「縁談話」「怪談話」
「射程距離」
「製造メーカー」
「排気ガス」
「過去ログ」
「トリコロールカラー」
「えんどう豆」
「シェリー酒」「ラム酒」 …これらは「チゲ鍋」「ホーコー鍋」の伝でしょうか。

法規制による変な法人名。
「シティバンク銀行」
「アイワイバンク銀行」
「イーバンク銀行」

銀行法(昭和五十六年六月一日法律第五十九号)
|(商号)
|第六条 銀行は、その商号中に銀行という文字を使用しなければならない。

冗談で言うことば。
「頭痛が痛い」
「危険が危ない」
「疲労が疲れた」


hiroy さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 20日 木曜日 09:25:01)

地名に関して、どこまでを固有名詞として扱うか迷う場合があります。

例えば「メキシコシティ」ですが、「シティ」を含めて固有名詞だと思う
のですが、「メキシコシティ市」という表現には違和感があります。

また、英語の話になってしまいますが、"Mt. Fujisan"や"Tamagawa River"
といった表記にも違和感を覚えます。ネットで調べてみると、多数派は
"Mt. Fuji"や"Tama River"のようですが(私もこちらの方がしっくりきます)。
しかしながら、例えば山梨県にある日川の場合、"Hi River"ではなんか調子
狂ってしまいます。


NISHIO さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 04:38:21)

自然地名や施設名の案内標識のローマ字標識については議論の分かれるところですね。

以前どこかで(たぶんネット上で)読んだ話ですが、「広島西飛行場」行きのバスのローマ字表記が「Nishi Hikojo」になっているとか何とか。
『外国人のための表示なら「Nishi Airport」のほうが良いのではないか』、
『いや、車内アナウンスが「にしひこーじょー」ならそれに合わせたほうが分かりやすい』等々。
「West Airport」という主張があったかどうかは記憶にありません。

「Mt. Fuji」はそのまま世界的に通用すると思いますが、「Mt. Yari」はどうか…。外国人に突然「まうんとヤリ」と言われたら、日本人のほうが理解できないかもしれません

「XXXkawa Riv.」「XXXX-dori Ave.」の類は、建設省の時代に基本的なルールを決めたか変えたかの話を聞いたことがあります。最近の話題では、沖縄県内の道路案内標識ローマ字表示基準の制定(改定?)が記憶に残っています。

道路案内標識ローマ字表示基準(案)


NISHIO さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 05:03:50)

業界関係者としては気になることば。

"ローカルLAN"  LAN: Local Area Network
"広域LAN" (別の意味で変)
"ADSL回線"   ADSL: Asynchronous Digital Subscriber Line
"ISDN網"    ISDN: Integrated Services Digital Network
"IT技術"    IT: Information Technology
"IC回路"    IC: Integrated Circuit
"IPプロトコル" IP: Internet Protocol
"POPプロトコル" POP: Post Office Protocol
  …「xxxPプロトコル」の類は多数あり
"DRAMメモリ"  DRAM: Dynamic Random Access Memory
"SIMMメモリ"  SIMM: Single Inline Memory Module
  …「xxxMメモリ」の類は多数あり
"インターネット網"
"ハイテク技術"

もちろん業界人は正しく表現しますが、ついうっかり…が無きにしも非ず。


hiroy さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 05:36:33)

日本人・外国人双方に分かりやすい表記にするための判断は匙加減が難
しいですけれども、NISHIOさんに紹介していただいた沖縄総合事務局・
沖縄県の基準案を見てなるほどと思うと共に、このような明確な基準作
りが行われているということを知り、溜飲が下がりました。今まで場当
たり的に名付けてるんじゃないか?と思われることが多々ありましたの
で。。全国的にこのような基準作りを進めていって欲しいものです。

このような基準とその趣旨が一般の人にもっと広く知れ渡れば、
「Heiwakinen Memorial Park? なんかヘンだな...」と思う人は少なく
なるのではないかと思います。

しかし「沖縄こどもの国」の英語名改正案は「Okinawa-kodomo-no-kuni
Zoo」なのですね。日本語名だけ見ても"Zoo"であること(少なくとも
施設内に"Zoo"を含むこと)は分からないですが、逆に英語名を見ると分
かる、という逆転現象が面白いです。

ところで新横浜には、「セントラルアベニュー」(Central Ave.)という
通りと「新横浜中央通り」(Shinyokohama Chuo-dori)という通りがあり、
お互い交差しているのですが、何とも違和感があります。何とかならな
かったのでしょうか。。


hiroy さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 05:58:05)

> 業界関係者としては気になることば。

私も挙げようと思っていましたが、先を越されてしまいました(^^;。
それでは専門用語もありますが、その他いくつか挙げてみます。

"HTML言語" HTML: HyperText Markup Language
"XML言語" XML: eXtensible Markup Language
"SQL言語" SQL: Structured Query Language
※「xxxL言語」の類は多数あり。

"VPNネットワーク" VPN: Virtual Private Network
"BNF記法" BNF: Backus Naur Form (バッカス・ナウア記法)
"RPCコール"or"RPC呼び出し" RPC: Remote Procedure Call (遠隔手続き呼び出し)
"CORBAアーキテクチャ" CORBA: Common Object Request Broker Architecture

"CCD素子" CCD: Charge Coupled Devices (電荷結合素子)
"FETトランジスタ" Field-Effect Transistor (電界効果トランジスタ)
"LCDディスプレイ" LCD: Liquid Crystal Display (液晶ディスプレイ)

他にも英語表記ですが、
"NEC Corporation" NEC: Nippon Electronics Company
なんてのもあります。これは"NEC"で固有名詞だからセーフ?


hiroy さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 06:02:50)

"NDA契約" NDA: Non-Disclosure Agreement (秘密保持契約)
も時々目にしますね。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 07:42:52)

>hiroy さんからのコメント

>地名に関して、どこまでを固有名詞として扱うか迷う場合があります。
>例えば「メキシコシティ」ですが、「シティ」を含めて固有名詞だと思う>のですが、「メキシコシティ市」という表現には違和感があります。

これは私も以前気になったのですが、「現地語・現地音主義」によると、「メキシコ・シティ」は、現地語(スペイン語)ではなく英語なので、外来語表記(日本語)にしているとのことでした。スペイン語なら「シウダー・デル・メヒコ」とかなんとかなるんでしょうね。だから、英語が現地語であるアメリカで行われた例のオリンピックは「ソルトレークシティ」オリンピックでした。「ソルトレーク市」ではなく。でも「メキシコ市オリンピック」ではなく「メキシコ・オリンピック」だったんですよねえ。「市」は省くのですかね。「東京都オリンピック」でもなかったし、「シドニー市オリンピック」でもなかったから。


hiroy さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 15:49:48)

道浦さんのページ(ことばの話463)、拝見しました。

『新聞用語集』(1996.10 日本新聞協会編)では「メキシコ市」となって
いるんですね。新聞各紙は現在でも「メキシコ市」なのでしょうか?

しかし。。
「理由として考えられるのは、ともにスペイン語圏ですから、本来の現地
の言葉での都市名に「シティー」という英語の言葉が入っていないのでは
ないか?つまり、例えば「メキシコ・シティー」だと、「シウダー・デル・
メヒコ」というように、英語の「シティー」に当たるスペイン語の
「シウダー」(Ciudad)が使われているからではないか?という結論が
出ました。」
とのことなのですが、ならば何故「シウダー・デル・メヒコ」や「メヒコ市」
ではなくて「メキシコ市」と英語+日本語になったのか。。もうその当時は
英語の「メキシコ」が広まっていて、今さら「メヒコ」にはできない、との
ことだったのかもしれませんが、ならば「メキシコシティ」でもいいような。。

ソルトレイクシティ、カンザスシティ、ラピッドシティ、オイルシティ、
オクラホマシティ、等々、米国の「〜City」は新聞でも「〜市」とは
ならないんですね。よかった。。
地名に関してはそれだけでスレッドができる位、いろいろあります。

ところで、私が「馬から落馬」的だと思ったのは、「メキシコ市」では
なく「メキシコシティ市」という表現でした。固有名詞としてではなく
行政区を示したい場合は、こうならざるを得ない?でもちょっとヘンだ
なぁ、と。。でも「メキシコ市」となると、行政区は「メキシコ市市」??
四日市市があるのなら、これもまたOKでしょうか?

ちなみにメキシコですが、もともとコルテスがアステカ王国の都を破壊
して建設された都市が「メヒコ」(Mexico: 先住民の信仰した軍神の名前
に由来)で、そのメヒコを中心とする国を、後から英語で「メキシコ共和
国」と呼ぶようになったようです。で、国名と首都を区別するために
その後首都が「メキシコシティ」と呼ばれるようになった、とのことで
す。ならば「メキシコ五輪」は本来の意味では正しいのかも知れません。
(参考文献:『世界地名ルーツ辞典』牧英夫著、創拓社)

p.s.
私は道浦さんのサイトでここの会議室の存在を知りました(^_^)。
「平成ことば事情」、面白いですネ! 最近読み始めたのですが量がすごい
ので、時間が空いた時や気分転換したい時に、少しずつ読んでます。

ことばの話463「ソルトレーク五輪」


hiroy さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 15:55:36)

Oops!! 何故か同じ内容で2回投稿されてしまいました。
資源の無駄使いですね。。すみません。

#この掲示板、削除はできないんですよね?

(管理者岡島が削除いたしました。)


益山 健 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 21日 金曜日 16:34:02)

「ソルトレークシティ」や「オクラホマシティ」は「シティ」をふくめて市のなまえです。したがって「市」をつけるときには「オクラホマシティ市」とすべきだろうとおもいます。英語でも「the city of Oklahoma City」のようによびます。「メキシコシティ」は英語での名称に由来し, 同じようにとりあつかうのがよろしいかとおもいます。メキシコの人が国名と区別する際には「Mexico DF (=distrito fideral)」とよぶのがふつうであるようです。

THE CITY OF OKLAHOMA CITY


NISHIO さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 23日 日曜日 03:12:18)

DF = distrito federal (連邦区) ですね。
国名の正式英語表記は「United Mexican States」(メキシコ合衆国)

以下は日本版。
5〜6年前のデータなので、合併等で変更・廃止されているかもしれません。

「○○市市」
09207 栃木県 今市市  (イマイチシ)
24202 三重県 四日市市 (ヨッカイチシ)
25205 滋賀県 八日市市 (ヨウカイチシ)
34213 広島県 廿日市市 (ハツカイチシ)

「○○市町」
01408 北海道 余市町 (ヨイチチョウ)
03502 岩手県 種市町 (タネイチマチ)
16322 富山県 上市町 (カミイチマチ)
17344 石川県 野々市町 (ノノイチマチ)
29443 奈良県 下市町 (シモイチチョウ)
32504 島根県 六日市町 (ムイカイチマチ)
34524 広島県 新市町 (シンイチチョウ)
39324 高知県 野市町 (ノイチチョウ)

「○○町市」
07206 福島県 原町市 (ハラマチシ)
15210 新潟県 十日町市 (トオカマチシ)
20212 長野県 大町市 (オオマチシ)
41423 佐賀県 大町町 (オオマチチョウ)
42389 長崎県 鹿町町 (シカマチチョウ)

「○○村市」
13227 東京都 羽村市 (ハムラシ)
39207 高知県 中村市 (ナカムラシ)
42205 長崎県 大村市 (オオムラシ)

「○○村町」
10464 群馬県 玉村町 (タマムラマチ)
21567 岐阜県 岩村町 (イワムラチョウ)
38463 愛媛県 野村町 (ノムラチョウ)


hiroy さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 25日 火曜日 05:12:26)

メキシコシティは"Mexico City, DF"と呼ばれているのですね。
しかし日本では"Washington, DC"を「ワシントンDC」と呼びますが、
「メキシコシティDF」は聞きませんね。。

「メキシコ共和国」は(Republic of Mexico)は「メキシコ合衆国」
(United Mexican States)成立前の名前です。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 05日 月曜日 17:13:52)

2004.01.05 17:00「NHKニュース」で、長野県田中知事が県名を「信州」に変更したい(または変更する)と述べたことが報じられました。すると「信州県」か? 単に「信州」か? 「信州」ならば昔からの名称だからいいとしても、「信州県」はあたかも「メキシコシティ市」(上参照)の趣があり、やめていただきたい。ここは文学者田中康夫氏の言語感覚に期待します。

「信州県」ができるならば、バランスを取るためには、上州県、紀州県、遠州県……と、すべての県が「○州県」になってしまいそうです。ただ「○州」の形で親しまれているかどうかには、地域によって差がありそうです。なぜ差が出るのか、複雑な歴史的経緯からとは思いますが、興味深いところです。

総務省は「県名は明治時代に制定され、国民が慣れ親しんでいる、慎重な議論必要」と述べたとのことです。


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