最近、「どう?」という意味とはちょっと違う「どうよ?」という言葉を耳にします。女優の田中麗奈がヨーグルトのコマーシャルでも使っていますが、相手に「どう」と聞きながらも、かなり強く同意を求めている言い方ではないでしょうか?
ネット上では否定的な議題に対して同意を求める時によく使われているそうです。たとえば、「田中麗奈ってどうよ?」と言う場合は、田中麗奈を良く思っていない人が、問いかけとして使うそうです。
ちょっと話は変わりますが、漫才の「今いくよくるよ」さんが、「どやさ」という言葉を使います。これは京都弁的ニュアンスはあるものの、やはり同じような臭いを感じますが・・・どうよ?
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 06日 月曜日 13:15:08)
「どうなのよ」と「の」で纏めた形ならば落ち着くのですが。
(と言っても共通語的な場合のことで、私の言葉では「どげんね」で、疑問の場合には、「ね」の前に下がり目がなく、「どう思う?」というような場合には、「ね」の前で下がります。)
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 12日 日曜日 08:04:42)
『毎日新聞』(東京本社版)毎週日曜日連載の小矢野哲夫氏「ことばの取扱説明(トリセツ)」2002.11.17に「どうよ?」のタイトルで考察があります。
新聞掲載の時点で「主に若い男性が使う」。今後女性に広がるでしょうか?「「何(だ)よ」「だれ(だ)よ」「どこ(だ)よ」など、多く相手をとがめるニュアンスを伴い」、「しかし、「どうよ」にはとがめる気持ちは少なく」とあります。
ネット上で否定的なことへの同意を求める使い方があるとすれば、この「何だよ」「だれだよ」のニュアンスが生きているのだろうかと思います。
私にとって「初聞き」に近い例は次の例でした。
最近調子どうよっつったら、ああ大丈夫とかいって、それで終わりになっちゃうのが、これは否定的なニュアンスは感じられません。(2001.09.15 NHK教育「真剣10代しゃべり場」〔男・17歳・千葉県〕)