日本語の場合、テストの採点に正解なら○、不正解なら×をつけます。これに対し、欧米では、正解ならチェックマーク(V)をつけるそうです。この違いには、何か理由があるのでしょうか。いろいろ辞書を調べてみたのですが、×を漢字で「罰点」ということしかわかりませんでした。他の掲示板で、漢文訓読のレ点との混同を避けるために、日本では○をつけるようになった、と仰っている方もいらしたのですが、どうも釈然としません。
よろしくお願いいたします。
岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 02月 03日 月曜日 16:53:01)
ちょっと、ばたばたしておりまして、書き込めませんでした。
さて、これは言葉の問題を越えていて、私はよくわかりません。×の呼び名のバツ・ペケ・ピンということなら、意識したことがあります。
また、間違った解答にvの右側を伸ばしたものをつけることもあり(これをピンと呼ぶ)、その点でも、漢文のレ点との混同を避けた、というのは釈然としません。
峰 さんからのコメント
( Date: 2003年 02月 05日 水曜日 14:30:26)
素人の口出しをお許しください。
〆切の「〆」と何か関わりがあるような気がします。
→ 言葉のよろずや・関西支社
Shuji さんからのコメント
( Date: 2003年 02月 12日 水曜日 09:42:39)
私の日本語の学生(スペイン人)によると、採点で正解のとき用いるチェック記号「v」は「承認・可」の意味で使われる「visto bueno」の頭文字「V」から来ている、ということです。
スペイン語vistoはver(見る)の過去分詞でラテン語では「vi~sus」ですから、ラ
テン語か俗ラテン語が元になっているかもしれません。因みに英語にはvistaや
viewの形で入っています。また、チェック記号「v」の代わりに斜線を使うこともあるそうです。この斜線は日本では(岡島さんが指摘されている)「ピン」の崩れたものでしょうから「不可」の印ですね。
一方、不正解の場合は日本と同じく×を付けるか、間違い箇所を消す形で一本線を
引くようです。また、〇で囲むと「ここに注意せよ」の意味になります。
日本で「正解・可」の場合に〇を付ける習慣が続いているのは、やはり〇「まる
(まろ)」が昔から「完全なこと」を意味していて、日本人には分かりやすいからではないかと思われます。
(採点の記号については私のところでも話題にしています。↓)
→ 日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい