2003年04月05日

のむヨーグルト(Yeemar)


「のむヨーグルト」という言い方は、
「あー、のどがかわいた」

 華子は冷蔵庫からのむヨーグルトをだし、コップになみなみとつぐ。
(江国香織『落下する夕方』1996.11発表、角川文庫 1999.06.25 p.114)
というふうに、文学作品にも出てきます。これは、私のホームページの「のむヨーグルト」にも書きました。


さてこの「のむヨーグルト」というのを初めて使った会社はどこか、をインターネットで調べてみますと、「日本ルナ株式会社」が「昭和55年 日本で初めて「のむヨーグルト」と銘打ったドリンクヨーグルトを発売し大ヒットする。」と記しています(会社概要)。


この事実は、「有限会社中垣技術士事務所」のホームページにも記され、「(代表者は)その後、関西ルナ株式会社(現、日本ルナ株式会社)に移り、ビフィズス菌入り「のむヨーグルト」を開発し、日本で最初にドリンクヨーグルトを発売。」と書かれています(会社概要)。


これでウラがとれたということになるのでしょうか?


ヤクルト「ジョア」の発売はこれより早い1970年で、「のむヨーグルト」の位置づけのようですが、これはドリンクヨーグルトの先行商品ではないのでしょうか。ただし「のむヨーグルト」の名は使われていなかったようです(研究の歴史)。


もう少し調べる必要を感じます。



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 10日 木曜日 13:42:51)

「明治ブルガリアのむヨーグルト」は国立科学博物館のホームページには

1985年にファミリーユースの「明治ブルガリアのむヨーグルト」として発売され、ドリンクヨーグルトの市場拡大に貢献した。
とあります。1985年ということですから、たしかに日本ルナより遅いことになります。
国立科学博物館−産業技術の歴史



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 10日 木曜日 23:33:30)

ジョアは、「味わうジョア」でしたね。「幸せ味わうジョア」ですか。清純派の小柳ルミ子が宣伝してました。


懐古ネタで失礼しました。


posted by 岡島昭浩 at 03:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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