以前から、なんとなく思っていて、今回の統一地方選挙でも、やはりそんな気がしておりますが、関西では「県会・府会・市会」の使用が、「県議・府議・市議」を押さえているようだ、ということです。つまり、市議会を「市会」と呼ぶだけでなく、市議会議員をも「市会」と呼んでいるような状況です。
「府会に立候補した」という表現だけでは、「府議会に(出るべく)立候補した」と解釈できないこともないのですが、「府議に立候補」ということのように思えます。
「県会候補」でググってみると、関西と中部と神奈川県、という感じでヒットするようです。詳しくは見ておりませんが。
「県会撰」で引くと「県議選」に比べてググッと低いヒット数ですが、地域性までは感じられません。
どんなものでしょうか。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 08日 火曜日 23:58:57)
たしか月刊言語の冒頭あたりのエッセイかなにかではなかったかと思うのですが、都議会議員である女性が、「トギの○○です」と名乗っても理解してもらえないのは自分が女性であるから都議会議員という職業と即座に結びつかないのであろう、と書いたものがありました。
女性だろうが男性だろうが「トギ」ではわからんだろうと思いました。ある程度の文脈の支えなしには、「トギ」という音と都議会議員が結びつかないだろうと。
フギもわかりにくそうですね。