2003年05月23日

アクセントによる聞き分け


 昨夕の夕食時に、当方が「二つ」と注文したものを店側では「一つ」と聞いていたらしいことに気づいたのは、小皿を持ってきたときだった。


 それが判然とする前にわが子が、「ウェイトレスが一つといったような気がする」と言ったが、私は「いや、あとの方の〈一つ〉と違って聞こえたから二つといったと思う」と答えていたのだが、子のほうがちゃんと聞いていたわけだ。


 私は普段、「ひとつ」と「ふたつ」の聴き分けにはアクセントが預かっているように感じる。平板で言えば「ふたつ」、中高で言えば「ひとつ」。


 類例は、「お子さん」と「奥さん」。「幸せ」と「不幸せ」もそういう傾向があることを前に書いた。「幸せ」それとも「不幸せ」


 ところが問題があって、「ひとつ・ふたつ」は前に「お」をつけると中和してしまうのだ。どちらも平板になってしまう。不便なものだ。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 27日 火曜日 09:56:41)

 横浜ベイスターズの投手に「中野渡」という投手がいる。これが姓で「なかのわたり」と読むのだが、「わ」の後に下がり目がくる。


初めて聞いたとき、「次の投手は中野渡でしょうか」という文脈だったので、「中野あたりでしょうか」と言っているのかと思ったものでした(アクセントは同じ)。


さて、この中野渡をニュースで「なかのわたる」と読み間違えたアナウンサーがいて、そのアクセントは平板。「渡」は、中野という同姓の人がいて付けられた名前だと思ったのでしょう。


で、「なかのわた」まで聞いて下がっていなかったら、その読み手は姓名だと思っている、と判断してよかろう、というお話でした。


posted by 岡島昭浩 at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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