名古屋出身で横浜に来て16年の私は「ぶたじる」で育ち、上京して「とんじる」という言葉を知りました。
それと同じように「中華飯(ちゅうかはん)」で育った私には、上京したときに目にした「中華丼(ちゅうかどん)」という言葉に強い違和感を抱いたものです。
中国式に言えば「飯(はん)」のほうが正しいと思いますし、関東のお店で実際に出される器もけっして「どんぶり」ではありません(深皿とでもいいましょうか)。
天津飯・天津丼(かに玉のせご飯)、マーボー飯・マーボー丼、なども同じです。
ちなみに、名古屋の有名漫画家・鳥山明氏の「ドラゴンボール」という作品は、中華料理の名前のついたキャラクターがたくさん登場する漫画なのですが、「テンシンハン」という人間のキャラクターが登場します。
「テンシンドン」ではありません。
全国的には「丼(どん)」が正しいのでしょうか?
名古屋だけやっぱりヘンなのでしょうか・・・。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 21日 土曜日 00:30:49)
名古屋だけということはないと思います。九州人である私は、マーボーどん、天津飯で、八宝菜をかけた御飯は中華飯と言いそうですが、中華丼でも許せます。子供の頃に聞いたCMソング?「天丼カツ丼中華丼……」というのが残っているせいかもしれません。
やや、話題がそれますが、食べ物で「中華」と単に言った場合、中華料理一般をさす場合、ラーメンすなわち中華そばをさす場合、中華飯をさす場合があるように思います。大橋巨泉が「なんちゅうか本中華」といった時の中華が中華そばの意味であることを知ったのは、冷麺を「ひやし中華」と呼ぶのと照らしあわせたときでした。
最近になって、ネットで丼と言う表現に驚いている。