2003年10月17日

ことばを計量する(Yeemar)

このタイトルならば、計量言語学に関することは何でも入ってしまうことになりますが、ちょっと気づいたこと、調べたことをメモするスレッドというつもりです。「ちょっと」というところがみそです。「gooで数調べ」(Googleで数調べ)などとは別立てということにしておきます。


古典作品の分量はそれぞれどれくらいあるか? テキスト化された本文のバイト数で比較する方法もありますが、○○バイトという表現の仕方が、文学作品の分量らしくないというきらいもあります。宮島達夫『古典対照語い表』、とりわけフロッピー版の解説の語彙量の数字を用いる手もあります。現在一般に「源氏物語の総語数は20万語」などといわれるのは、主にこれに拠っているものと思います。(そのほか、網羅的なものとしてどのようなものがあるのか、実はよく存じません。)


活字版の行数を数える手法、これは以前からしばしば行われてきました。今回、斎藤菜穂子氏「蜻蛉日記成立の基底――「書く」という語から――」(『国文学研究』141 早稲田大学国文学会、2003.10)の p.33「注」に、3作品の行数を数えた数字が載っているのを目にしました。

(4) 『新編日本古典文学全集』で比較すると、蜻蛉日記は四〇七一行・源氏物語は三七五五四行となる。枕草子は五六七九行である。巻分け・章段分けによる空頁や空行を除いてある。



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 17日 金曜日 19:42:56)

上記論文、さらに宇津保物語は二四四九三行(注5)、和泉式部日記は一〇七〇行(注7)とあります。


posted by 岡島昭浩 at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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