2004年01月27日

外国にそのままつかわれている日本語(学校のパソ(ワロ)


えーと、、外国にそのままつかわれている日本語は

どのくらいあるんでしょう?

それはどんな言葉なんでしょう?

現在 自分の低地脳でしぼってみたのは

スシとサムライとブシとフジサンです

ほかになにが・・?



Shuji さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 27日 火曜日 11:52:06)

国によって、入ってきている日本語は違うと思いますが、スペインでは…


フジサンは「フジヤマ」。セップクも「ハラキリ」。

その他:ツナミ(津波)・カミカゼ(自爆テロ)・サヨナラ・カラテカ(空手家)・ジュードーカ(柔道家)・カラオケ・オタク(漫画オタクを指す)・カキ(柿:日本語だとはほとんど知られていない)・ゲイシャ(スペイン語発音ではヘイシャ)・マンガ・ニンテンドー・シンチャン(クレヨンしんちゃん)etc. このへんにしておきますが、探せばまだあるはずです。



skid さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 28日 水曜日 02:00:16)

加藤秀俊・熊倉功夫編『外国語になった日本語の事典』(岩波書店、1999)には50語が取り上げられていました。


アイヌ、生花、浮世絵、漆、沖縄、温泉、歌舞伎、カラオケ、着物、銀杏、黒潮、芸者、系列、碁、交番、酒、侍、指圧、渋い、柔道、将軍、障子、醤油、人力車、鋤焼、寿司、相撲、禅、大名、畳、茶の湯、津波、豆腐、長崎、二世、忍者、根付、能、俳句、腹切り、武士道、蒲団、弁当、坊主、盆栽、漫画、御門、やくざ、楽、ラーメン


最後に、その50語が英・西・仏・独・伊・露など外国の辞書16点に載っているかどうかの一覧表があります。


たとえば、ケイリンは国際競技会の種目になっていますし、テリヤキもソースの一種として認知されているとか。

みかんや焼き物の名称として、satsumaもけっこう昔から英語辞書に載っています。



hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 28日 水曜日 02:14:10)

「スシ」と「サシミ」は火星の岩石にも名付けられちゃいましたね。

確かにこの岩、マグロに見えるような気も……(^_^;


(Courtesy NASA/JPL-Caltech)


Hungry for Rocks ("Sushi" & "Sashimi")



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 28日 水曜日 02:21:01)

関連するものも、あまりしないものも、この際集めてみました。

 アメリカの企業で働くキャシー(=仮名)は、このたび初めての日本支社出張にはりきっていた。出張に備えて、日本人とのコミュニケーションを円滑にすすめようと、簡単なあいさつを覚えることにした。

 そこで、日本への出張経験のある同僚が、「ありがとう」は「アリゲーター(alligator=ワニ)、「どういたしまして」は「ドント・タッチ・マイ・ムスターシュ(Don't touch my mustache.=私の口ひげに触らないで)」を早口で言うと、それっぽく聞こえるんだよ、とキャシーに教えてくれた。(「週刊朝日」2002.11.22 p.76)


 十六世紀に建てられたローマのジェズ教会には、マリアが「カミス(神々)、フォトケス(諸仏)、アミダ、シャカ」と刻まれた経典と竜とを踏みつけている彫像がある=写真。偶像崇拝とも悪魔とも見ていたのだろう。〔キリシタンの時代 宗教論争を読む15〕(「朝日新聞」夕刊 2000.02.01 p.9)


そのロスで野茂〔英雄〕のプレーを実況するラジオに耳を傾けると、アナウンサーがマイクを握りしめ興奮して叫ぶ、こんな言葉が飛び込んでくる。

サンシン! シャットアウト、カンプウ!」〔「野茂の「サンシン」で威力を増してきたアメリカ社会での「日本語」」〕(「サンデー毎日」1995.08.06 p.154)


 歌舞伎、すしやカラオケなどだけでなく、マンガやアニメ、テレビゲーム、相撲、剣道が知られるに連れて、日本語も少しずつ海外で使われるようになっている。

 「アメリカ中部を旅していて、ラジオの天気予報で、英語の中に突然『すこーし』という言葉が使われたのを聞いて驚いた」(コロンビア大学ドナルド・キーン文化センター所長ピーター・グリーリ氏)(「朝日新聞」夕刊 1999.12.15 p.5)


【ボン18日=桜井元】「たまごっち」も「パパラッチ」や「クローン羊」と並んで入選――ドイツ国語協会が十八日発表した「今年の言葉」に、日本のおもちゃの商品名が選ばれた。審査委員会は単なる流行語ではなく、今年の世相を映す言葉を選んだという。たまごっちは同国内でも人気で、「ソニー」「トヨータ」と、日本企業名などは自己流の読み方をして気にしないアナウンサーも、なぜか正確な発音で紹介している。(「朝日新聞」夕刊 1997.12.19)



masakim さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 28日 水曜日 06:49:22)

『小学館ランダムハウス英和大辞典 第2版』(1994)の巻末に「日本語から借用された英語」という5ページの一覧表が載っています。

これは「英米の主要辞書と新語辞典に載っているものをまとめ…また、データベースに基づいて、最近の使用度が高いと認められるものも若干収録した」もので、abukumalite(阿武隈石)からzori(草履)までが収録されています。比較的新しいものにはkanban(かんばん方式)karoshi(過労死)ryokan(旅館)などがあります。



NISHIO さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 28日 水曜日 11:51:30)

ひとつの目安として、「外国語の辞書に載っている日本語」を挙げるなら…


新「国際日本語」講座 -英語辞書の中の日本文化-』(原口庄輔・原口友子 編訳、洋販出版、ISBN4-89684-065-8)


  次の単語の意味は? gingko, hibachi, skosi・・・・。

  発音や意味が微妙に異なりながらも、英語化し、国際化した日本語335語

  (オックスフォード大学出版局発行の『SOD』4版の収録語)を徹底分析!

  英語の窓を通して、もうひとつの日本語の姿、普段見過ごしている日本文化の

  本質についても再確認できる1冊。


他の複数の情報によれば、SODに採録されている日本語は「378語」だそうです。

参照→『世界の言語と国のハンドブック』(下宮忠雄編著、大学書林、ISBN4475018439、2000/7/10)


欧米以外では、中国に里帰りした日本製の漢字語彙や、戦前の日本統治下にあったアジア・太平洋諸国にそのまま根付いた日本語なども多数あると思います。


新「国際日本語」講座



後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 28日 水曜日 13:41:58)

OED2 on CD-ROMから抜き出したらしい、日本語から英語への借用語のリストが

Wordファイルの形で読めるようです。

Japanese 'loanwords' in English



後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 11日 木曜日 14:18:49)

下記の本が出版されていました。


OEDの日本語378

福田陸太郎/監修 東京成徳英語研究会/編著

出版社名 論創社

出版年月 2004年2月

ISBNコード 4-8460-0500-3

世界最大の英語辞典であるオックスフォード英語辞典に収録された378の日本語を定義と用例をふまえ解説。

西洋が日本をどのように理解してきたかを位置づける。

OEDの日本語378



hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 12日 金曜日 05:39:43)

(ちょっと趣旨がずれますが……以下、米国に関する話です)

私の個人的な印象ですが、米国で日常生活において最も使用されている日本語由来の言葉は、"Toyota"や"Pokemon"等の固有名詞を除いた一般名詞では、「スシ(Sushi)」と「テリヤキ(Teriyaki)」ではないかと思います。この2つの言葉を知らない米国人は、殆どいないのではないでしょうか?余談ですが、外国で日本の味を期待して注文すると失敗することがありますけれども、私の経験上、特に"Teriyaki"は要注意だと思います。


他には「アニメ(anime)」も認知度高いように思います(これは世代にもよるかも知れません)。本屋さんや電気屋さん、DVD/CDショップにあるちょっと充実したDVDやビデオコーナーには、大抵"Anime"の棚があります。但し"Anime"にあるアニメは殆ど全て日本製で、ディズニーやパワパフ等の米国製アニメは"Family"等に分類されています。「ジャパニメーション(Japanimation)」という言葉もありますが、こちらは"anime"ほど一般的ではないと思います。


また脱線ですが、映画「The Matrix」を題材にした「The Animatrix」というアニメ作品があるのですが、日本語版は「アニマトリックス」というタイトルになっていました。「アニメイトリクス」という読みで"anime"と"Matrix"を引っ掛けたタイトルだと思うのですが、ちょっと残念です(しょうがないですけど…)。


それから「フトン(Futon)」もよく目にします。但し日本の布団ではなくて、(背の低いマットレスでできた)ソファーベッドを指すようです。



hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 12日 金曜日 05:56:09)

インドの「オートリキシャ(Auto-rikisha/rikishaw)」。三輪の小型タクシーのような乗り物ですが、インドに行った時はまずその多さにビックリし、また、思いがけない所で普段使わない日本語に再会して不思議な気分でした(恥ずかしながら、現地に行ってから初めて聞いた言葉でしたので)。

日本の「人力車」が由来のようですが、普段の会話では単に"Auto"と略されていました。



masakim さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 12日 金曜日 07:10:40)

昨日リサイクルショップでアメリカ製のhibachiをみかけました。

火鉢とは似て非なるものでバーべキュー用のこんろでした。


エンカルタ英語辞典(1999)では次のように説明されています。


hibachi /hi ba'atchee/ (plural -chis) n. a portable barbecue of Japanese design, with a base for the fire with vents under it, and one or more adjustable cooking racks [Mid-19thC. From Japanese, literally "fire bowl."]


単複同形ではないので、かなり定着しているようです。



後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 12日 金曜日 17:17:21)

辞書に載っているからといって、実生活でよく使われているとは限りませんね。

私にとって意外だったのは、イギリスのスーパーでごく普通に shiitake mushroom が

売られていることでした。

waitrose :Shiitake Mushroom



booko さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 13日 土曜日 01:33:58)

スイス(のドイツ語圏)ですき焼きを作ったとき、しいたけと白菜と豆腐は、

それぞれそのままの名で売られていました。

豆腐はチーズのように薄いプラスチックの容器に外箱は紙でしたが。



hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 13日 土曜日 02:29:39)

普段あまりスーパーに行かないので失念していましたが、確かに「シイタケ(Shiitake)」と「トーフ(Tofu)」という言葉も日常生活の一部となっています。日本食料品店でない普通のスーパーでもよく目にしますが、「えぇ〜これがシイタケ?」と思うものが殆どです。シメジみたいなものが多いような気がします。



hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 13日 土曜日 05:08:09)

すみません、米国のスーパーの話ですが、Shiitakeは大抵の店にまずあると思いますが、Tofuの方は微妙かも(?)知れません。自然食品を売りにしているスーパーであれば、まず間違いなく置いてあるとは思うのですが。。不確か

なことを書き込み申し訳ありません。



益山 健 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 13日 土曜日 06:02:06)

>futon

うち(カリフォルニア)にあります :-)


>gingko, hibachi, skosi

ginkgo と skosh だろうとおもいます。後者は honcho などとともによく話題になりますが, わたしは耳にしたことがありません。


napa cabbage (白菜), kabocha squash (かぼちゃ), satsuma tangerine (みかん)など, スーパーで売っているからといって英語として定着しているとはいえないのがつらいところです。うちの近所の店では arame なんてのも売っています。

tofu はサラダやバーベキューにもいれますし, じゅうぶん定着しているでしょうが, 中国語に由来する可能性はないのでしょうか。

あるテレビ番組(Dexter's Laboratory)で柔道着を着た人物が「shiitake!」とさけびながら手近な人をなげとばす, というシーンがあったのですが, 「シュターキー」にしかきこえないため, 日本語吹き替えの人には何といっているのかわからず, シュターキーのまま吹き替えたそうです。

ほかに, カリフォルニアだけかもしれませんが, zorry (ゴムぞうり) は, つづりのせいもあって, もともと日本語ということすら意識されていないようです。



masakim さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 15日 月曜日 07:00:16)

後藤斉 さんからのコメント

( Date: 2004年 03月 12日 金曜日 17:17:21)

> 辞書に載っているからといって、実生活でよく使われているとは限りませんね。


アーサーの日本語つれづれ草【第2回】「火鉢バーベキュー」(2001/11/21)では次のように述べられています。


 今までに受けたランゲージ・ショックの数々を、もしリストアップするとなったら、「火鉢」の驚きはきっとトップテンに入るだろう。ミシガンで生まれ育って二十二歳になるまでジャパンとまるで縁のなかったぼくにとって「ヒバチ」は、「ウルトラマン」以外にほとんど唯一親しみを感じるジャパニーズだった。

 ジャパニーズといっても hibachi という語はアメリカで広く使われ、普通のイングリッシュ・ディクショナリーにも載るくらいの、れっきとした英単語だ。そしてミシガンの我が家にあった hibachi はディクショナリーの定義どおりの、典型的なものだった。


http://www.web-nihongo.com/back_no/column_01b/011121/index1.html



後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 15日 月曜日 10:49:33)

> 辞書に載っているからといって、実生活でよく使われているとは限りませんね。


このコメントは、03月11日木曜日14:18:49の私のコメントまでは主として日本で出版された辞書や文献に

基づいていたのに対して、hiroyさんが外国生活体験にもとづくコメントを出されたので、その流れの転換を

私なりに肯定的にとらえたもののつもりでした。

言葉足らずで誤解を与えたとすれば申し訳ないのですが、直前のmasakimさんのコメントに対してという意図は

ありませんでした。



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 16日 火曜日 09:04:10)

柴田武『知っているようで知らない日本語 2』ごま書房 1987.12.20 p.158「お弁当」に

 近ごろ外国人に日本の“弁当”は、OBENTO(オベントー)の名でなかなかの人気がある。小さい箱のなかにいろいろのものがはいっている、幕の内風のものが歓迎されるそうだ。
下記は、関連記事といえますかどうか。(Mainichi INTERACTIVE[2002.05.06 毎日新聞])
JR東日本の関連会社「日本レストランエンタプライズ」(旧日本食堂、NRE)は米国から冷凍輸入した弁当「O―bento(オーベントー)」を26駅で発売した。



hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 16日 火曜日 12:22:28)

昨日、久方振りに近所のスーパーに足を運びました。野菜・果物コーナーを注意深く見てみたところ、以下を発見しました。

・NAPPA

・DAIKON

・OKARA

・FUJI APPLE

いずれも札に書いてあった表記そのものです。このうち"NAPPA"は、本体に巻いてあるシールには"NAPA"とありました。日本語におけるカタカナ語の表記揺れ、のようなものでしょうか。


"DAIKON"は少し細めの大根のように見えましたが、"DAIKON"という言葉がどれだけ定着しているのか興味が沸いたため、近くを通りがかった年配の女性に、DAIKONを指差して「これってDAIKONですか?」と敢えて尋ねてみたところ、「それはradish。DAIKONはこれじゃない?」と言って、上の棚にある明らかにDAIKONではない野菜を指差して答えて下さいました。そこで今度はもう少し若い女性に聞いてみたところ、「ん〜、(DAIKONの隣に並んでいた野菜を指差して)これが○○だから……、多分それはDAIKONじゃない?」とのことでした。サンプル数2なので確証はありませんが、"DAIKON"も「スーパーで売っているからといって英語として定着しているとはいえない」もののうちの一つかも知れません。



hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 16日 火曜日 12:36:29)

>・OKARA

すみません、"OKARA"ではなく"OKRA"でした。昨日見たときは"OKURA"のようにも見えたのですが、"OKRA"は元々英語のようすね……。失礼しました。


それから"TOFU"も昨日行った近所の(普通の)スーパーに置いてありました。



道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 16日 火曜日 18:44:51)

OKRAは、エジプト原産だそうです。



booko さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 25日 木曜日 01:47:15)

前の職場は9割近く英語話者で半数は英語が母語の人だったのですが、

印鑑のことをずっとhankoと呼んでいたのを思い出しました。


書類に、

Get your Mg's hanko and fax to H/O.

のように書いてあるものがありました。

口語では、

Can you hanko this?

というふうに、動詞でも使ったような気がします。


英語話者が多かっただけで日本の企業だったので、

『「完」はcomplete、「納」はpay、「日」がdayの意味であるから、今月の

完納日である○日までにしっかり集金をするように』

などという書類もあります。


posted by 岡島昭浩 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。