2004年01月28日

一月は行く、二月は逃げる――新しいことわざ(Yeemar)


「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」とは、この時期によくいわれる文句。私はこれを初めて知ったとき、「うまいことを言う」と思ったものでしたが、それはいつのことだったか。


自分のいた小学校の文集を見ていると、ありました。これで初めて見たのでした。

ことわざにもあるように、一月は行った、二月はにげた、三月は去ったというように、あっという間に終わってしまうのだ。〔5年生の作文〕(文集「つくし」創刊号 昭和52年3月19日発行)
私も「〜行った、〜逃げた、〜去った」の形で覚えていました。情報源はこれに間違いなし。


一般的には、「〜行く、〜逃げる、〜去る」の形ではないかと思います。ウェブで検索しても、どうもこれが「標準形」のような印象を受けます。


新聞では

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、といわれるが、早いもので、もう三月。花の便りも間近になった。(「朝日新聞」1996.03.02 名古屋版地方面)
という例が手元にあります。もっと古い例もあるでしょうが、データベースでは調べていません。


『日本国語大辞典』にはありません。ことわざ辞典のたぐいは見ていません。いずれにせよ「新しいことわざ」であろうと思います。


posted by 岡島昭浩 at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」
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