個人的には「伊豆北条市」の方が歴史を感じさせて良かったと思うのですが、「伊豆中央市」や「北伊豆市」といった無味乾燥な名前よりは良かったのかな、と思います。
「伊豆の国市」12票
・昔からの歴史ある名称
・伊豆という言葉が入り、響きがよい
・農協と同じ名前で地域に定着している
・3町に共通、公平
「伊豆北条市」10票
・北条氏ゆかりの地
・歴史的で、さわやかなイメージ
・知名度がある
・愛媛県に北条市があるので伊豆を付けた
お隣には「伊豆市」(修善寺町、天城湯ヶ島町、中伊豆町、土肥町)も誕生するとのこと。ちょっとヤヤコシイかも?「修善寺」や「天城湯ヶ島」、「土肥」といった名前が地図から消えるのは、ちょっと寂しいですね。
hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 25日 木曜日 14:31:54)
URLを付け忘れました。
→ 新市名は「伊豆の国市」
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 25日 木曜日 17:26:29)
4月1日には四国中央市も発足しますね。なじめば、どうということはないのでしょうか。どうもこれでは、病院か高校のようなネーミングで賛成しかねます。
地名というものは、詩歌に詠めるものがいいと思います。「小諸なる古城のほとり……」と言うからいいのであって、「四国中央なる海のほとり……」では感じが出ません。まあ、いいか。実際に使ってみて、「どうも具合が悪い」ということになれば、この手の名付けは下火になるでしょうし、「大いによろしい」ということであれば、工夫をこらした新市名が広まってゆくでしょう。適者生存の原理を信じることにします。
郷里に近い「東かがわ市」では、昔からの町名がなくなり衝撃を受けましたが、地元の努力で、名前自体は存続しています(ことばをめぐるひとりごと・「町名廃止に衝撃」)。
修善寺・天城湯ヶ島・中伊豆・土肥はどうなのでしょうか。
booko さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 26日 金曜日 00:54:09)
姉が伊予三島市に住んでいるので、この「四国中央市」には私もがっかりしました。
古い地名というのはどんどん消えていくもののようで、子どものころよく聞いたのに
使われなくなった地名が、私の家の周りでも増えました。
「原宿」(むかし宿場だった。渋谷区の原宿ではありません。)「三軒在家」
(「さんげんざいけ」と読む。3軒ばかり家があったところ)など、古い地図には
載っていても郵便を配達する住所には使われていない地名があるのです。
いちおう東京都で都心への通勤圏内なので、新しい住民も増え、それにしたがって
使われなくなってきたのだと思います。
行政による変更でなくても消えていく名前があるのは、惜しいことだと思います。
hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 26日 金曜日 03:09:39)
「四国中央市」、なんとも違和感を感じますね。私は部外者ですが、自治体同士のメンツ争いが優先されて住民の意向が反映されていないのだとすれば、残念です。
新自治体名の一覧を見ると、かな地名の多さに驚きます。私が感心したのは「南アルプス市」位です(カタカナ地名ですけど…)。かと言って歴史的地名を使う場合でも、「甲斐市」(山梨県竜王町、敷島町、双葉町の合併)のように「あれ?」と感じるものもあります。難しいですね。
(下記URLの毎日新聞記事より引用)
【かな使用の主な新自治体名(合併済み・予定含む)】
都道府県 由来など
青森 つがる市 西津軽郡
栃木 みかも市 三毳山にちなむ
埼玉 さいたま市 埼玉の県庁所在市
東京 あきる野市 中世からの地域名称
石川 かほく市 河北郡
福井 あわら市 芦原温泉
山梨 南アルプス市 南アルプスのふもと
岐阜 ひらなみ市 平田、南濃、海津の「頭文字」
三重 いなべ市 員弁郡
兵庫 南あわじ市 淡路島の南部
和歌山 みなべ町 南部と南部川の合併
岡山 あかいわ市 赤磐郡
徳島 つるぎ町 剣山のふもと
香川 さぬき市 旧国名の讃岐
東かがわ市 香川県の東部
高知 いの町 伊野町と2村が合併
福岡 うきは市 浮羽郡
熊本 あさぎり町 盆地で霧の発生が多い
鹿児島 さつま町 薩摩郡
【特徴ある新自治体名(合併済み・予定含む)】
秋田 大仙市 大曲市と仙北郡
千葉 九十九里市 東金市を押しのけ旧町名を採用
山梨 甲斐市 旧国名
長野 千曲市 千曲川
岐阜 飛騨市 神岡町が消えた
鳥取 琴浦町 海岸の旧名称「琴ノ浦」から
湯梨浜町 「日本のハワイ」羽合町が消える
島根 雲南市 旧国名「出雲」の南部
隠岐の島町 隠岐の島後地区。島前地区が反発
岡山 瀬戸内市 瀬戸内海に面する
徳島 吉野川市 吉野川
愛媛 西予市 旧国名「伊予」の西部
愛南町 愛媛県の南部
高知 四万十市 四万十川が流れる
長崎 新上五島町 上五島町などによる「新」町
→ 毎日新聞:[新日本地図・平成の大合併]/1 試される文化と分権
NISHIO さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 28日 日曜日 07:07:27)
平仮名の市名は増えて欲しくないと思います。
現時点で、平仮名片仮名名の自治体は以下の21市町村もあります。
(*印は「全国ひらがなカタカナ市町村連絡協議会」に加盟している自治体)
北海道 ニセコ町 (*)
北海道 えりも町 (*)
青森県 むつ市 (*)
福島県 いわき市 (*)
茨城県 つくば市 (*)
茨城県 ひたちなか市 (*)
埼玉県 さいたま市
東京都 あきる野市
石川県 かほく市
福井県 あわら市
山梨県 南アルプス市
三重県 いなべ市
滋賀県 びわ町 (*)
滋賀県 マキノ町 (*)
和歌山県 かつらぎ町 (*)
和歌山県 すさみ町 (*)
山口県 むつみ村 (*)
香川県 さぬき市
香川県 東かがわ市
熊本県 あさぎり町
宮崎県 えびの市 (*)
これから合併する自治体で、平仮名の新名称が決定または予定されているのが、hiroy さんが挙げられたのも含めて15市町もあります。
青森県 つがる市 (木造町、森田村、柏村、稲垣村、車力村)
秋田県 にかほ市 (仁賀保町、金浦町、象潟町)
栃木県 さくら市 (氏家町、喜連川町)
栃木県 みかも市 (大平町、岩舟町、藤岡町)
埼玉県 ふじみの市 (富士見市、上福岡市、大井町、三芳町)
岐阜県 ひらなみ市 (平田町、南濃町、海津町)
兵庫県 南あわじ市 (南淡町、西淡町、緑町、三原町)
和歌山県 みなべ町 (南部町、南部川村)
岡山県 あかいわ市 (瀬戸町、山陽町、赤坂町、熊山町、吉井町)
徳島県 つるぎ町 (半田町、貞光町、一宇村)
愛媛県 きほく町 (広見町、松野町、日吉村)
高知県 いの町 (伊野町、本川村、吾北村)
福岡県 うきは市 (吉井町、浮羽町)
長崎県 東そのぎ市 (東彼杵町、川棚町、波佐見町)
鹿児島県 さつま町 (薩摩町、宮之城町、鶴田町)
ひらなみ市(平田、南濃、海津の「頭文字」)は、「海津市」に変更するよう請願が出されたそうですが、どうなるでしょう。
NISHIO さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 28日 日曜日 07:43:05)
「四国中央市」は品がない名前だなぁ…と思いましたが、考えてみたら「北九州市」もいい勝負ですね。
さぬき市、東かがわ市、伊豆市…どれも僭称です。旧国名を名乗る自治体のうち、僭称に当たらないのは、平成の大合併で新登場する「佐渡市」「対馬市」「壱岐市」ぐらいでしょうか。
中伊豆町 土肥町、修善寺町、天城湯ヶ島町と合併して「伊豆市」へ
西伊豆町 松崎町、賀茂村と合併予定
東伊豆町 特になし
南伊豆町 特になし
伊豆長岡町 大仁町、韮山町と合併協議中
「全国伝統地名(旧国名)市町村連絡会議」の加盟団体が、いずれも伝統とは無関係に旧国名を僭称しているのはジョークのようでもあります。
→ 全国伝統地名(旧国名)市町村連絡会議
道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 29日 月曜日 10:07:40)
ずいぶん昔に市制発足していますが、「東大阪市」(1967年)は大阪の東にあるからですから、「北九州市」と同じようなもの、「大東市」(1956年)もやはり「大阪の東」なので「大東市」なので、これまた「北九州と発想は同じでしょう。?
つまり、ネーミングに関しての違和感は、時間の経過による「慣れ」で解消されるものではないかと。とはいっても、「四国中央」は「駅名」なら許せるけど「市の名前」では・・・ねえ・・・と思いますけどね。
それと「さいたま市」とか「あきる野市」なんて、普段あまり接触がない地域に住む私にとっては、いつまで経っても「慣れない」=「違和感は解消されない」と思います。「埼玉地裁」の判決にはうなずけても「さいたま地裁」の判決には「ほんとかよ?」と納得できないものを感じ・・・ませんか?