2000年06月17日

「皇太后」と「皇太子」(ひろし)


「皇太の子」で「皇太子」であるのならば、「皇太后」は「皇太の后」ということで「皇后」と変わりがなくなってしまうようですが、なぜか、現天皇の母です。どういう関係なのでしょうか。



道浦俊彦 さんからのコメント

( Date: 2000年 6月 18日 日曜日 1:44:49)


広辞苑をひいてみましたら、「太皇太后・皇太后・皇后」の三つをまとめて「三后(さんこう)」というそうです。
そのへんから考えるに、「皇太の子」ではなく「(天)皇の太子」が「皇太子」、「(天)皇の太后(=母)」が「皇太后」ではないでしょうか。ちなみに「太皇太后」は「かつて皇后の地位にあった、今上天皇のおばあさん」だそうです。
また、もともとは「こうたいごう」とにごらないで「こうたいこう」だったとも書いてありました。



ひろし さんからのコメント

( Date: 2000年 6月 19日 月曜日 7:28:30)


道浦さん、ありがとうございました。よくわかりました。



ひろし さんからのコメント

( Date: 2000年 6月 19日 月曜日 9:00:38)


でも、そうすると、「太」な「后」が母親で、「太」な「子」がお世継ぎということですよね。「太」にはどういう意味があるのでしょうか。



ののまる さんからのコメント

( Date: 2000年 6月 19日 月曜日 12:49:45)


「皇太子」は、他の皇子よりも皇位継承権を持つ点で「偉い」ので「皇太子」、
「皇太后」は、皇帝(天皇)の母という点で「皇后」よりも「偉い」ので「皇太后」、
こう考えるのはどうでしょうか。
皇帝の父の場合は「太上皇(帝)」となり、やはり「太」がつきます。
皇太后を「太上皇后」ということもあるそうです。
皇子の場合は、たくさんいる子供の中から跡継ぎを指名しなければならないという点で、
その一人を特別に呼ぶ必要があるから「太子」なのでしょう。
「皇太弟」「皇太叔」のようなことばもありますが、類推でしょう。
一方、皇后の場合は、皇帝一人につき一人が原則である一方、皇帝と同時に亡くなるわけでないので、
前代、前々代の皇后がいる場合も多いわけで、彼女たちを現在の皇后と区別するために、
「皇太后」「太皇太后」のような称号が必要だったのでしょう。

余談ですが、「皇太子」「皇后」「皇太后」「太皇太后」は、日本の律令制では、地位であると同時にポストなんです。
だから、「皇太后」「太皇太后」がいるのに天皇が退位すると、前天皇の皇后は皇后のままで、現天皇の后は「皇后」になれないのです。
そのためにごり押しをして「皇后」と同じ意味の「中宮」を分離して、新しい后のポストにしたこともあります(^^;)。



ひろし さんからのコメント

( Date: 2000年 6月 20日 火曜日 15:14:11)


ののまるさんの説明でかなりすっきりしました。いろいろありがとうございました。


posted by 岡島昭浩 at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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