Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 3月 04日 日曜日 21:20:10)
田中さんがどれぐらいくわしい答えを必要とされているのか、ちょっと分かりませんので、不十分なお答えになりましたら申しわけありません。(こちらには、小学生のひとも、専門家の方もお見えになりますので。)
まず、「太った人」「太っている人」は、この場合はほとんど同じ意味を表すと考えてよいと思います。
でも、動詞によっては、どちらかの言い方しかできないこともあります。
「住む」「笑う」などは、「そこに住んでいる人」「笑っている子ども」とは言えますが、「×そこに住んだ人」「×笑った子ども」は言えません。「昔そこに住んだ人」ならばいいかもしれませんが。
「結婚する」は、「結婚している人」で既婚者の意味になりますが、「×結婚した人」とは言えません。「もう結婚した人」ならばいいかもしれませんが。
いっぽう、「太った人」ばかりでなく「曲がった道」「遠くにそびえた山々」なども、それぞれ「曲がっている道」「遠くにそびえている山々」と言うことができます。
また、
こちらでご質問になったことですが、
>> 「食べたところです」と「食べたばかりです」では何が違うんでしょう
>> か?わかる人、こうじゃないかなって思う人、教えてください。
「〜ところ」は、〈その時点である〉という意味をあらわすのに対して、「〜ばかり」は、〈動きや変化などが終わった直後である〉という意味をあらわします。
上の場合はどちらでも言えますが、「今、そちらに向かっているところです」と言うかわりに「×今、そちらに向かっているばかりです」とは言えません。「〜ところ」は、動きや変化が終わっていなくても使えます。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 3月 05日 月曜日 14:36:57)
Yeemarさん、いつもコメントを有難うございます。
田中さん。ことばの使い方に疑問をもたれたら、まず御自分でいろいろと考えてみると面白いですよ。その場合、いろいろと置き換えてみることです。
今回のようなものであれば、「−た人」「−ている人」でいろいろと考えてみるわけです。また後ろも「人」に限らず、いろんなものを入れてみるわけです。
「そんなことはもうやってみた。だけどわからなかった」というのであれば、「こんなふうに考えて見たのだが」というのをお書き頂くと、どのレベルの質問なのか、ということがわかって答える方も答えやすいわけです。(あまり高いレベルだと「答える」ではなく議論になるでしょうが)