つまり「○っ○り」という「4字」の形で、最初の○には、その行為に伴う擬態語、擬音語の一部が入る
(例)グーグー→ぐっ(すり)
タプタプ→たっ(ぷり)
意味上は「空間的・時間的・量的に、十分に余裕がある状態、また状態が十分であるを示す」という共通点があるのではないでしょうか?
それで、促音の「っ」は、その直前の擬態語・擬音語の一部の「○」で現される言葉を「強調」する役割を持っており、最後の「り」は、動詞の終止形語尾「る」の名詞化(この場合は副詞化ですが)によって「り」になるのではないか・・・などと考えてみましたが、本当のところはどうなんでしょうか?
「ぐっすり」「たっぷり」と似たような言葉として思いつくものを挙げてみると、
「どっさり」「きっちり」「ゆったり」「すっかり」「どっしり」「かっちり」
「がっちり」「とっぷり」「どっぷり」「ぱったり」「ぴったり」「きっぱり」「しっぽり」・・・・
また、似たような形でちょっと意味が違うかなというものには、
「ちゃっかり」「こっそり」「ゆっくり」「おっとり」「まったり」「もっこり」
「もっちゃり」「ばっちり」・・・・
などを思いつきました。
そして、もう一つわからないのは、最後から2番目の「○」には、どんな言葉(というか文字)がはいるんでしょうか?何か規則・法則はあるんでしょうか?
参考書・論文などもあれば、ご教示ください。
よろしくお願いします。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 4月 29日 日曜日 20:25:09)
「○ん○り」も仲間ですね。
擬声語擬態語の音構造については、いろいろな人が発言していますが、まずは、角川小辞典シリーズの『擬声語擬態語辞典』というのが確か金田一春彦氏の概説のついたものだったと思います。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 5月 09日 水曜日 23:27:32)
Yeemarさんが、詳しく調べてらっしゃいます。
→ 今日のひとりごと「ぐんにゃり」と「ぐったり」
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 5月 09日 水曜日 23:29:52)
そういえば、現在「ひんやり」「やんわり」と言っている形のものが、かつて「ひいやり」「やうわり」だったことを、撥音「ん」の音価の変遷と絡めて考えようとしたことがあったのを想い出しました。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 04日 水曜日 16:21:42)
参考文献
池田弥三郎『暮らしの中の日本語』の「語源散歩」「まったり」