そういうのがあると分かったら、ここで情報を共有するというのは、いかが
でしょうか。
来週火曜日
→ NHK『プロジェクトX 挑戦者たち』「父と息子 執念燃ゆ 大辞典」
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 13日 水曜日 11:41:14)
そうですね。以下のページと連動させて。
この大辞典は『広辞苑』なんですね。新村猛『「広辞苑」物語 辞典の権威の背景』芸生新書(芸術生活社)S45.6.15 を読み直してから見たいと思います。
→ 視聴記録
岡島 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 21日 木曜日 16:12:06)
再放送、本日深夜、0:15から、ということでよいようですね。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 27日 水曜日 17:39:33)
sky-perfecTVの258chのTBS-Newsbirdですが、6/30の1500から「名作ドキュメント」で、
1年目の吉展ちゃん事件 ('64年3月19日放送)
というのがあるようです。
西尾寅弥「声で人をあてられるか」(『言語生活』158「特集-こえ」1964.11)で、
去年の吉展ちゃん事件の時には、犯人の電話のことばや声を分析して、犯人の生育地・経歴などについて言語学者たちがいくつかの説を出した。というのもありますから、この特集でも誰か出て来るかもしれませんね。
→ 「ドキュメント」放送予定
道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 27日 水曜日 19:59:31)
吉展ちゃん事件は、確か金田一春彦さんだったのでは?
「言語学者たち」ですから、もっとたくさんいらっしゃるのでしょう。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 27日 水曜日 23:17:05)
鬼春人さんなんて方もそうだったと思います。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 28日 木曜日 0:45:25)
『国語年鑑 昭和39年版』の「展望・方言」(柴田武)によると、金田一春彦・佐藤喜代治、加藤正信・柴田武・平山輝男・鬼春人の名をあげています。言語生活1963.7に脅迫電話の文字化がある由。
なお、声紋分析が出て来るのは、もっと後のことです。鈴木松美『音の犯罪捜査官』(徳間書店1994.7.31)によると、鈴木氏が科学警察研究所で声の研究を始めたのが1964.8、科学警察研究所がソナグラフを購入したのが1965.2、FBIの声紋分析研究所に鑑定依頼したのが、1965.6、別件で逮捕されていた容疑者の自供が1965.7.3。
また、東京外大のランゲージラボでも声紋鑑定が行なわれたとのことです。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 28日 木曜日 17:19:18)
『言語生活』見てみましたら、6月号でした。通巻141号。録音器「子供は無事に帰すことは約束しますからね」
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 30日 土曜日 21:25:58)
電波状態が悪く、受信出来ませんでした。残念。アンテナのコネクタが悪いのか、などといじってみましたが、駄目。
夕方になってから回復しました。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 12日 月曜日 1:16:52)
ことば関連ではないのですが、来週のNHKアーカイブズでは、タイムトラベラーの最終回が流れるようですね。
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 12日 月曜日 11:17:54)
筒井康隆原作「タイム・トラベラー」、VTRがNHKにもなかったものを、ファンが録画していたという来歴のあるドラマですね。DVD化もされました(アミューズソフト)。
私は同じシリーズの「七瀬ふたたび」(1979年放送)をよく見ていましたが、後にきわめて安い値段で中古の市販ビデオ(家庭用ビデオに録画されたものを収録。やはりNHKに残っていなかったとみえます)を入手しました。しかし、それも人にあげてしまいました。今回DVDで発売されたものを見ると、けっこうな値段で、驚いています。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 14日 水曜日 13:10:40)
脱線ついでに。
「ここはどこ、私は誰」の出典は「タイムトラベラー」である、という説を聞いたことがあります(どこでかは忘れました)。これは「時をかける少女」や小説版「続・時をかける少女」には無いことばのようですが、どうなのでしょうか。
タモリが流行らせた、とも聞いていますが、これもどこでかは忘れました。
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2001年 11月 15日 木曜日 11:49:51)
分岐してみました。
→ 「ここはどこ、私はだれ」
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 19日 日曜日 17:44:01)
『砂の器』があるんですね。国立国語研究所は出てくるでしょうか。誰が所員の役をやるのでしょうか。
(これは2004.1.15に書き込んだものですが、サーバの不調により日付が狂っています)
田島照生 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 07日 土曜日 15:13:36)
『砂の器』は中学生の時分に読みました。そういうわけもあって懐かしく、テレビも観ております(松雪泰子演ずるヒロインは原作では登場しませんね)。かつては、田村正和が主演したテレビドラマもあったそうですが、こちらは未見で、七十年代の映画『砂の器』なら観たことがあります。
現代においては、「ハンセン氏病」がテーマになることはあり得ないので、そのあたりの事情をどの様に説明するのかというのも見ものでしょう。
岡島さんもすでにご存じかもしれませんが、国立国語研究所は出てきました(先週二月一日放送分)。エンドロールにもちゃんとクレジットされていました。
所員の役は、佐藤B作さんが演じていました。方言区域を色分けした地図を広げて、デカ役の渡辺謙に説明していました。
どうでもよい話なのですが、佐藤B作の芸名は、岸信介の弟「佐藤栄作(つまり「A作」と分析)」に由来するのでしょうか。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 07日 土曜日 15:28:41)
あらま、見てませんでした。もうそこまで行ったんですか。東北での無駄足はさらっと行ってしまったんですね。
田村正和というは、佐藤浩市が犯人役をしたときの刑事でしょうか。この放映時も方言分布の部分だけは見ようと思ったのに見られませんでした。いや、違いますね。刑事は田中邦衛ですね。田村正和のは別のようです。それは知りませんでした。
新たな放送予定情報です。
「日本語が消える日は来るか?」
▼BS-i 2月2日・9日 午後10:00
▼JNNニュースバード 2月15日・22日 午後9:00
【スカパー1(258ch)/スカパー2(162ch)】
ゲスト 水谷修氏・齋藤孝氏
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 07日 土曜日 20:50:41)
田島さん、私は見逃しました、というよりは、あまり民放のドラマを見ないのですが。
現実の国立国語研究所の外観なり、内部なりは出てきましたでしょうか。フィクションというものは何についても異化ないし誇張をほどこすものですから、「現実にはありえない国立国語研究所」というものが登場したかもしれないと思います。佐藤B作氏がいかにも研究者らしく白衣を着ているとか。研究所のシーンについて、くわしくお話しいただけましたら幸いです。(トリビア的興味ではありますが……)
『砂の器』原作では、桑原技官という人が出てきたり(国立国語研究所の研究員を技官とはいわない)、都竹(とだけ)通年雄という研究者が登場したり(「つづく」でなく。こちら参照)しています。これらは作者の不注意もしくは校正の間違いなのでしょうが、結果として文学的異化をもたらしています。
方言分布の説明などは、ドラマでもきちんとしているのでしょうが、細かな部分でおかしな用語を使っていたりはしないかと思います。
ついでに余談です(以下、トリックの種ばらしあり)。原作では、犯罪被害者の巡査が他地方から出雲弁の地域に移り、「この地方で十年間巡査として暮らしていた」結果、土地のズーズー弁を使うようになったということが書かれています。「被害者三木謙一がこの土地の訛りを使っていたのは、ふしぎでも不自然でもなかった」(新潮文庫上巻 p.271)。しかし、私はふしぎとも不自然とも思います。言語形成期もすぎた大人が、10年暮らしたからといって、語彙だけならともかく、出雲の独特の発音に染まるものでしょうか?
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 07日 土曜日 23:36:29)
「技官」というのは、国研の人にしては、参考文献を見ないと出雲のズーズー弁を知らないと言う無知への言い訳かと思っていました。わざわざ呼びつけて置いて研究員に引き合わせてくれない技官。
昭和35−6年と言えば、ちょっとした方言ブームのようですね。『全国アクセント辞典』や『方言学講座』が出たのはこのころですね。
『日本言語地図』の調査も進行中ですね。
出雲や東北を「外輪」とする金田一春彦氏の方言区画はそのころはまだおおやけにはなっていなかったのでしょうか。
音韻・アクセントによる日本語の方言区画
金田一春彦
人類科学
1963/03
巻号 15
ぐらいからでしょうかね。
→ 岡島の生まれた頃
田島照生 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 08日 日曜日 00:39:09)
岡島さん、東北でのロケーションは第二話ですこしだけあって、さらっと流してしまいました。
いま調べてみましたが、佐藤浩市主演のものは平成三(1991)年に放送されたそうですね。これは存じませんでした。
また、田村正和主演のものは昭和五十二(1977)年に放送されたそうです。このとき、私はまだ生まれていません。
Yeemarさん、私の所有している新潮文庫『砂の器』(平成六年七月十日 六十二刷)でも、「都竹」のルビは「とだけ」になっていました。
さて、以下は記憶に頼ったものであること、あらかじめご承知おきください。
「国立国語研究所」の外観は、確かちらと登場しました。まず正門を映し(看板が映ります)、サッとカメラが引いて建物全体(「第一号館」なのでしょうか)が映ったような気がします。もしくは、カメラは引かず、建物全体を収めたショットで、下に「独立行政法人 国立国語研究所」なる字幕が表示された、というものだったかもしれません。残念ながら録画をしていないので確認はできないのですが、とにかく外観は登場しました。
そのあと、カメラは内部に移動します。その室内は、書物がたくさんある部屋ではなくて、コンピュータとか図版資料とか、その様なものが整然と並べられたあまり広くはない部屋であったと思います。
その部屋で、二人の研究員が机(コンピュータであったかもしれません。このあたりは曖昧です)に向かっているところが映り、そこへ佐藤と渡辺が入ってきます。佐藤は白衣は着ていません。
それからふたりは、新潮文庫版(以下おなじ)上巻p260〜p262にみえるようなひととおりの会話を交わし、佐藤が思い出したように「厚い本」(上巻p262)を引っぱり出してきて、「ここです」と言いながら渡辺に見せ、「これを雲伯方言と名づけ云々」という箇所を指で追いながら読み上げます。本文は、原作にある本のとおりだったかどうかは分りません。ただし、『出雲国奥地における方言の研究』という本は出してきません。
さらに、「日本方言地図」音韻分布図を取り出して広げ、渡辺に見せます。原作では、東北と出雲の一部は「黄色」で塗り分けられていましたが、テレビでは「ピンク」でした。どうでもよい話ですが。
そのあと、喫茶店で地図を広げる渡辺が「亀嵩」を発見するシーンがあって、係長への報告(語尾が不明瞭になるから「カメダカ」が「カメダ」に聞こえたのではないかという報告)のシーンへとつづきます。
(「技官」なることばは登場しなかったと記憶しています。)
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 08日 日曜日 09:45:04)
田島さん、ありがとうございます。情景が何となく浮かんできました。すると、研究所でロケが行われたのでしょうね。資料も研究所のものが使われるなどしたために、最後に名前が出ているということかと思います。
音韻分布図の色が違うのは、あるいは版によって色が異なっているということでしょうか。それとも、これも原作で文学的異化がほどこされているのでしょうか。
余談、テレビ朝日「科捜研の女2」2000.11.23放送の第6話で、「ラーフル」という方言が事件解決の鍵を握っていたそうです。これなど、『砂の器』に触発された話でしょうか。
*参考・別スレッド「NHK「気になることば」週間報告」(地域限定の外来語)
*参考「番組紹介」(「TOEI TV Website」のうち)「また「ラーフル」「パッションフルーツ」という言葉をご存知の方はあまりいないと思います(私も知らなかった)。ある方面の言葉なのですが、そういう方言まで今回の話を見れば知る事が出来ます(素晴らしい!)」。
*ラーフルについては「「ラーフル」考」(鹿児島県鹿屋市立寿小学校・坂田勝氏)
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 08日 日曜日 09:50:38)
上記の「「ラーフル」考」は、坂田氏の執筆になるものではなく、鹿児島高専・上村忠昌氏の論文を紹介したものということのようですね。
田島照生 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 08日 日曜日 11:27:02)
Yeemarさん、いま思い出したのですが、その「厚い本」は「横組」で、項目ごとに説明がなされているという百科全書的な体裁のものでした(たとえば『言語学大辞典』のような)。表紙は黒っぽい色でした。
さて「「ラーフル」考」、おもしろく読みました。高校の時分に、倫理を教えておられたT先生が、「黒板消しのことを、鹿児島では『ラーフル』と言うんや」とおっしゃっていたことを思い出しました。
わが郷里(熊本県)にも、「リバテープ」ということばがあって、これは「絆創膏」「バンドエイド」のことです。関西に引っ越してきて間もないころ、コンビニエンスストアで父が、「リバテープはありますか」と言って店員を困らせたことがあります。そのときはじめて、「リバテープ」が共通語でないことに気づいたのです。
「ラーフル」とはちがって「リバテープ」は、「ホッチキス」「エスカレーター」などと同様に商標登録されているものです。
熊本県鹿本郡植木町に本社を構える「リバテープ製薬株式会社」がありますが、その「会社沿革」によると、昭和三十五年五月に、「国内メーカー初の救急絆創膏の開発に成功」し、「リバテープの商品名をもって製造販売を開始」したのだそうです。ちなみに、鹿児島出身の友人も「リバテープ」を知っていました。
→ リバテープ製薬株式会社
田島照生 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 08日 日曜日 11:42:23)
「エスカレーター」なる商標は、オーチス・エレベータ・カンパニーによって放棄されたので、一般名詞あつかいしてもよいのですね。
そういえば、「バンドエイド」も商標登録されていましたね(ジョンソン・エンド・ジョンソン)。
ちょっと話が逸れてしまいました。済みません。
NISHO さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 09日 月曜日 03:01:45)
救急絆創膏の呼び名(商標)は地域性があるようですが、その地域では一般名詞扱いされているのが面白いところです。
以前、NHKの朝の連続テレビ小説で「カットバン」が台詞に登場したことがあります。商標であることを誰も気づかなかったのでしょうか。
「バンドエイド」 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
「カットバン」 祐徳薬品工業株式会社(佐賀県)
「リバテープ」 リバテープ製薬株式会社(熊本県)
「オーキューバン」 ニチバン株式会社
「サトウバン」 佐藤製薬株式会社
「サビオ」 ライオン株式会社(ロウカム・マネジメントSA)
地域性のデータについては、広島大学の95年の調査が私の知る範囲では最古です。
→ 中国・四国言語地図(広島大学高橋顕志研究室)
hiroy さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 09日 月曜日 09:20:49)
NISHIOさんご紹介の広島大学の調査結果を見て思い出したのですが、高校時代(かなり昔の話ですが)に住んでいた長崎では、確かに周りの人は「カットバン」と言っていました。当時は単に方言なのかな?と思っていましたが、商標だったのですね。いま初めて知りました。
「リバテープ」という言葉は初耳ですが、初めて聞く人は絶対セロテープ(これも商標ですね)かビニールテープの一種かと思ってしまうんじゃないでしょうか。
話が脱線してすみません。
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 09日 月曜日 10:35:01)
朝ドラの「カットバン」については、下記スレッドの最初の話題で触れています。たまたま日付が分かる例です。
→ NHKと商標
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 09日 月曜日 12:56:03)
脱線ついでですが、雑誌『日本語学』で、「気づかない方言」の連載をやっていたときに取上げられ、「キズリバテープ」というのが関西の企業にあり、そのあたりでは「リバテープ」が使われているようでした。
奈良の会社のようです。
→ 共立薬品工業
Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 25日 木曜日 08:28:23)
今夜と明日〔NHK 衛星第2 2004.03.25/24 後 08:00〕
アーカイブスドラマ特選「國語元年」(井上ひさし脚本)
明治の下級文部官僚の家族と、そこに寄宿する人々の方言がてんでんばらばら。そのために起こる悲喜劇を舞台劇ふうに描くドラマ。
これは、20年近く昔、1985.06.08-07.06 ドラマ人間模様「國語元年」の再放送です。私の手元のVTRでは最も古いもののひとつで、「わが秘蔵ビデオ」であったのですが、一挙に秘蔵でも何でもなくなってしまいました。