2001年11月18日

ナマ大阪弁の採録(前田年昭)


小松英雄先生の新刊
  『日本語の歴史 青信号はなぜアオなのか』2001年10月、笠間書院
に、実際の日本語話者の発音をとらえるときに、頭にこびりついた規範的な
仮名表記がじゃまをするという話がでてきて、肯いています。

  「熟睡」はジュクスイであるが、「成熟」はセージクになる。「新宿」、
  「原宿」、「三宿」などを振り仮名どおりに発音する人は、東京の生活に
  なじんでいない。

この立場からいうと、ナマ大阪弁をうまくとらえた作品に最近、出会いました。
  『モーニング』(講談社)連載の「ちゃぶだいケンタ」(作者・うめ)
です。

  よーし インジャンや/イーンジャーン
  めずらし……/はじめて見たわ
  死んどんのとちゃうか?

など、瀬戸内晴美や谷崎、最近のものでは青木雄二などとくらべてもうまいな
とおもいました(ATOKも次のバージョンで関西弁対応にするとか)。



posted by 岡島昭浩 at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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