2001年12月23日

振る舞う(道浦俊彦)


12月初旬、京都の千本釈迦堂で中風封じの「大根だき」という行事が毎年行われるのですが、この時に「参拝者に大根が振る舞われました」とよくニュースで言うのです。しかし、この大根、実は
一人1000円という料金を取った上で「振る舞われる」のですが、「振る舞う」は本来、「無料」の行為に対して使うものではないのでしょうか?

辞書には「ごちそう」とか「もてなし」ということばを用いて「振る舞う」を説明してありますが、有料かどうかに関して、明確な記述が見当たりません。皆さんはどう思われますか?

ちなみに、ホテルなどの広告で「心をつくしたおもてなし」などとありますね。あれは当然、「有料」ですが、「もてなし」と「ふるまい」 は違うような気がしますが。どうでしょうか?


posted by 岡島昭浩 at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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