1998年01月03日

紅白で目についたことば

『紅白歌合戦』の歌詞の字幕で目についたもの

◎TOKIO「フラれて元気」 びしょぬれて
 動詞として使うのは珍しいのではないか。
◎堀内孝雄「愛しき日々」(小椋佳作詞) かたくなまでの
 これは以前から思っていたし、既に言われているはずだが、「かたくななまでの」と有りたいところ。「重音脱落」という風に説明すれば一応よいのだろうが、本当はどういう時に重なった音が脱落しやすいのかを考えたいところ。
◎前川清「薔薇のオルゴール」賜(おく)りもの
 珍しい漢字使い。前後を忘れたが、「たまわりもの」という意味で「おくりもの」と歌っていたのだったか。
◎伍代夏子「憂愁平野」空に連れ舞う
 この複合動詞は珍しい気がした。「つれまい」というのはあるが、雪には使いそうにない。
◎DREAMS COME TRUE「PEACE!」 「画竜点睛」ではなく「天晴」になっている。「睛」が「晴」になるのは目新しくもないが、「天」がすごい。「あっぱれ」を意識しているのか。
◎これは歌詞ではないが、羽生理恵の「恵」に点が付いている。画数を気にしているのか。

96年の紅白では、ウルフルズの「方弁」が目についたが、歌詞の字幕ってどうなっているんだろう。放送局は何を元にして字幕を作るのだろうか。


以上、暫定「目についたことば」でした。


Terry さんからのコメント
( Date: 1998年 1月 05日 月曜日 18:15:19)

歌謡曲の歌詞は常々「言葉遊び」の良いターゲットにさせていただいております。
漢字の無理な読み方に関しては、「地球」=「ほし」または、「くに」等が
代表的な例ですね。

紅白とは関係ありませんが、「画竜点睛」に関して、「画竜点睛を加える」と
書かれた結構有名な方の文章を昨年読んだ記憶があるのですが、さて、誰だったか
何処でだったか思い出せません。そんな無理な使い方(誤用とはいえ、使えそうな
もの)を集めると私のページも更に充実させられそうです。

言葉のよろずや


Yeemar さんからのコメント
( Date: 1998年 1月 08日 木曜日 0:10:56)

>>◎前川清「薔薇のオルゴール」賜(おく)りもの
>> 珍しい漢字使い。前後を忘れたが、「たまわりもの」という
>>意味で「おくりもの」と歌っていたのだったか。

 これは、「あたし」を玩具にしたあなたへ、薔薇の棘の「賜り
もの」をあげる(字幕ルビなし)というのです。だから、もらう
ほうにとってはありがたくないでしょうね。

 「紅白」については、過去12年分以上の録画があります。ま
たのご用命をお待ちしています。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 1月 08日 木曜日 17:22:18)

 Terryさんの書かれた、「無理な読み」ですが、言葉だけでは理解してもらえないだろう部分を漢字で注釈する、という性格になっているのですね。
 歌の場合は、それがはっきりと出てきますね、書いてあるものにルビがある場合はさほど気にならなくても。

 しかし、「地球=ほし」は、「地球=このほし」の方がピンと来るような気がします。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 1月 08日 木曜日 17:37:31)

 Yeemarさん、有難うございます。

 過去十二年以上というのは、あれですね、最近は年末になると昔の紅白をBSで流したりしているのを録画なさっているのでしょうか。

 そういえば、Yeemarさんの紅白のページ、昨年の分ももう入ってますね。

「NHK紅白歌合戦」出場歌手・曲目一覧


Yeemar さんからのコメント
( Date: 1998年 1月 08日 木曜日 20:17:18)

>>最近は年末になると昔の紅白をBSで流したりしているのを録画
>>なさっているのでしょうか。

 それもありますが、あくまでそれは補完的なもので、原則的には、
一次資料にコダワりたいわけです。それがマニアの矜持であり、狂児
でもあります。

 私のページを宣伝していただき、ありがとうございます。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 1998年 1月 08日 木曜日 20:23:14)

>>それもありますが、あくまでそれは補完的なもので、

 というのは、むろん、12年以前のものについてBS再放送で
補完しているものもある、ということです。12年このかたにつ
いては、生録です。

 わざわざ補足することでもありませんが。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1998年 1月 08日 木曜日 23:41:35)

 Yeemarさんの教示に対して矜持を傷つけるような発言をしてしまい、申し訳なく思っております。
 ただ、当方の意図としては、十二年については共時的に録画しているのだろうとは思っていました。ひとたび録画を始めたら欠かすことはなかろう、ということで、「以上」に反応したのです。
「十二年以上というのは」あるいは「十二年「以上」というのは」という風に書けばよかったのでした。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 1998年 1月 09日 金曜日 2:02:38)

ご丁寧にいたみいります。

ただ単純に自慢したかっただけですので、「矜持」などと大層なことばを持ち
出す方がいけないのでした。どうかお気遣いいただきませぬよう。(^_^)


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 01日 水曜日 00:06:35)

 今年は紅白は最後の数人しか見ませんでした。「五木の子守歌」というのは、つんくの洒落なんでしょうか。

 以前から思っているのですが、非九州人にとっては「盆から先ゃ、おらんど」と歌うのが普通なようですが、「おらんと」が本来の形であろうと、九州人の私は思っています。「いないぞ」ではなく「いないの」です。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 02日 木曜日 19:36:28)

 考えてみると、「ど」は「ぞ」ではなく「らむ」から変わった「ろう」「ど」であればよい訳か。福岡では「ど」は使わないので、気付きませんでした。

 「おらんど」は「おらんだろう」の意味と解すべきか。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 03日 金曜日 10:16:23)

新年おめでとうございます。

岩波文庫『日本民謡集』では「おらんど」になっていますね。

下記の「五木村公式サイト」では、「おらんと」になっていますね。

五木村公式ホームページ


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 03日 金曜日 11:52:33)

 私も活字本をちらちらと見たのですが、教養文庫の服部龍太郎のものも「おらんど」でした。岩波文庫は見あたらないのですが、町田嘉章の別のものでも「おらんど」になっていましたから、おらんど派が多そうに感じました。
googleで「盆から先ゃおらんと」と「盆から先ゃおらんど」で検索すると、と6対ど17でした。「盆からさきゃおらんと」7、「盆からさきゃおらんど」6。

なんとなく地元では「おらんと」が優勢な感じを持ちましたが、五木村のページで「おらんと」で有るのは心強いことです。

気になるのは推量の「〜ど」の言い方のうち、「おるど・おっど」は有っても、「おらんど」という新しいと思われる言い方が、どれほど広がっているのか、五木にあるのか。

 もう一つ。熊本市周辺では、「おろうと(思う・言う)」などの「と」が連濁して「おろうど・おろうで」となる(軍記物の「ひゃうど」のように)。同様に、否定の「ん」の後の「と」が連濁することがないのか、なかったのか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 03日 金曜日 12:18:26)

 五木からは外れますが、方言関係の話題を。

 「涙そうそう」という歌も、たまたま聴きました。最近は流行歌に疎く、これが沖縄系の歌い手によるものだとは直前まで知りませんでした。当然、題名も知らなかったわけです。「なだそうそう」の「なだ」は「なんだの行方」(亀井孝)を想起させるわけですが、「そうそう」はなんでしょう。「さわさわ」にでも対応するのでしょうか。

 本題はこれではなく、歌の後の方で、沖縄の言葉で歌われる部分がありました。字幕では歌詞と同時に本土訳も出ていました。その中で、「……。くりが〜〜」というのを「……。それが〜〜」と訳していたのです。「くり」は直前の「……」を指すわけですが、これを「それ」と訳すのは何故でしょう。逆なのでしょうか。本土語を沖縄訳したのかな?
いずれにせよ、沖縄の指示詞のことは知りませんが、気になったところです。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 03日 金曜日 18:19:52)

私は「紅白」はいつもビデオに録っておりまして、いつでも見られると思っているためか、かえって字幕などに注意が行き届きません。

今回、上記「びしょぬれて」「かたくなまでの」に類するようなおもしろいことばはあまり拾えませんでした。とりあえずということで「第1部」のみ目についたことばを書きます。(すでに言われてひさしいことばでも、歌詞に使われると「おや」と思うものもあります。{}はルビを示します。)

◎藤本美貴「ロマンティック 浮かれモード」
 「地元の駅」〔学校に対して近所を「地元」〕
◎w-inds.「NEW PARADISE」
 「あの空を掴めるんだろう」〔拡張新字体〕/「この道を辿{たど}れば」〔難しい字〕
◎キンモクセイ「二人のアカボシ」
 「アカボシ」〔明星のこと?(名義抄)〕/「眠る埋立地{うみべ}と」〔ルビ〕
◎堀内孝雄「かくれんぼ」
 「流行歌{はやりうた}」〔ルビ〕/この都会{まち}にゃ〔ルビ〕/一日2本〔表記〕
◎藤あや子「流氷恋唄」
 風も散切{ちぎ}れる〔用字〕
◎TOKIO「花唄」
 鳴呼{ああ}〜花が咲く〔誤字<嗚呼〕
◎松浦亜弥「Yeah!めっちゃホリディ」
 「i@yume../{アイ ユメ ドットドットスラッシュ}」〔意味不明〕
 ※注、岩松研吉郎『日本語の化学』(ぶんか社)によれば「圏外、ドットCOドットJP(「今日もどっと疲れたドットCOドットJP」)」などの言い方があるとのことですが。こちらのスレッド参照。
◎KICK THE CAN CREW「マルシェ」
 「…てか、全{すべ}て見たいんだ!」〔縮約系<ていうか〕/「見事な連係」〔同音の漢字による書きかえ<連繋〕/「会場は混{こ}み合いますが」〔あて字<込み〕/「オモレー」〔おもしろい〕
◎DA PUMP「RAIN OF PAIN 」
 「まだ彷徨{さまよ}うよ」〔ルビ〕
◎hitomi「SAMURAI DRIVE」
 「Discord」〔アルファベット表記であっても「ディー|スー|コー|ドー」と延ばして発音〕
◎モーニング娘。「ここにいるぜぇ!そうだ! We're ALIVE 2002 Ver.」
 「お腹{なか}いっぱい」〔ルビ〕/「リーマン ギャル子 ギャル男君」〔リーマン以外は私には意味不明〕
◎長山洋子「めぐり逢い」
 「流行歌{はやりうた}」〔ルビ〕
◎BEGIN「島人ぬ宝」
 「少しづつ変わってゆく」〔現代仮名遣い<ずつ〕
◎森進一「運河」
 「運河{かわ}は流れる」〔ルビ〕


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 04日 土曜日 17:16:27)

「紅白」第2部で目についたことばを記しておきます。「涙そうそう」は、森山良子さんの詞をウチナーグチに訳したもののようです。

・「難しい字」というのは、常用漢字外の字というほどの意です。
・「掴」の字体が、歌によって異なっているのは、細かいと思いました。
・「嗚呼」は、TOKIOの歌では「鳴呼」と誤字なのですが、谷村新司「昴」では正しく「嗚呼」となっていたのはよくわかりません。誤りまでも原詞に忠実に、ということでしょうか。
・「ルビ」というのはルビがおもしろいという意味ですが、ルビというよりは用字がおもしろいと考えるべきものもあります。
・語法がへんだと思ったのはEvery Little Thingとさだまさし「精霊流し」です。音数の関係でへんになったのでしょうか。

◎ポルノグラフィティ「Mugen」
 「想いを吼{ほ}える」〔ルビ〕
◎浜崎あゆみ「Voyage」
 「色褪{あ}せる」/「蘇{よみがえ}る」/儚{はかな}く/眩{まぶ}しい〔難しい漢字〕/彷徨{さまよ}う〔ルビ〕
◎夏川りみ「涙そうそう」
 ※1番を共通語(詞・森山良子)、2番をウチナーグチ(詞・新城俊昭)で。ふたつの詞は当然ながらほぼ音数が合っており、その点でも興味深い。例、「くりが我{わ}ぬ慣{なれー}なてぃ(それが私のくせになり)」
◎Every Little Thing「UNSPEAKABLE」
 「淋{さび}しいかもわからずに〔略〕時間だけが ただ過ぎていった」〔語法<淋しいかどうかもわからずに〕
◎前川清「ひまわり」
 「儚{はかな}げに」〔難しい漢字〕
◎小林幸子「雪泣夜」
 「雪泣夜{せつないよ}」〔あて字〕/「やん衆」〔辞書にないことば?「鰊漁をする人のこと」〕
◎中島美嘉「WILL」
 「瞳{め}を閉じて」〔ルビ〕
◎谷村新司「昴」
 「宿命{さだめ}」/「呼吸{いき}」/「凩{こがらし}は吠{な}き続ける」〔ルビ〕
◎中島みゆき「地上の星」
 「氷ばかり〓{手へんに國}む」〔正字(「掴」でない。w-inds.「NEW PARADISE」参照)、ルビなし〕
◎さだまさし「精霊流し」
 「奏{ひ}いてみました」〔ルビ〕/「いつの間にさびついた糸で くすり指を切りました」〔語法<いつの間にか〕
◎天童よしみ「あんたの花道」
 「女房なりゃこそ」〔古風〕
◎北島三郎「帰ろかな」
 「故郷{くに}」〔ルビ〕
◎石川さゆり「天城越え」
 「浸{し}みついた」〔ルビ〕/「盗{と}られる」〔ルビ〕/「揺れ堕{お}ちる」〔稀少語、ルビ〕/小夜{さよ}時雨〔稀少語〕/「躯{からだ}」〔拡張新字体〕/「這{は}って」〔難しい字〕


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 06日 月曜日 17:47:58)

 「やん衆」は、北海道演歌語彙でしょうか。「どうせおいらはやん衆かもめ」(北島三郎)の他に、北原ミレイ「石狩挽歌」(私にいうところの小樽古代文字シリーズの一つ)にも出てきますね。

 「精霊流し」はヒット当時、「いつの間にか、びついた糸で」と思い、ギター用語に「びつく」というのがあるのかと思っていました。

 「なりゃこそ」も演歌語彙でしょうか。「めおとなりゃこそ」「おんななりゃこそ」などありそうです。今思い出すのはフランク永井の、法善寺のなんとやらです。「めおとなりゃこそ、夢賭けまする」だったかな。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 06日 月曜日 17:58:37)

いやあ、調べてみるもんですね。

 京都・大阪には、「おんごく」という盆歌があって、盆の夕暮れに、行水をすまして薄化粧をした子どもたちが一列につながって、
  一おいて回りゃ こちゃ市立たぬ 天満なりゃこそ 市立てまする
  二おいて回りゃ こちゃ庭掃かぬ 丁稚なりゃこそ 庭掃きまする
というのがあったという。
金田一春彦『童謡・唱歌の世界』教育出版1995

「大阪ぐらし」フランク永井、作詞:石浜恒夫
でしたが、一番から四番までに以下の四つが入っていました。
 娘なりゃこそ 意地かけまする
 おなごなりゃこそ 願かけまする
 めおとなりゃこそ 世話かけまする
 男なりゃこそ 夢かけまする

上の童謡を出典としたものですね。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 07日 火曜日 22:48:14)

「なりゃこそ」は奥が深いのですね。

古い歌では、音丸の「船頭可愛や」(高橋掬太郎作詞、1936年)に「独りなりゃこそ/枕もぬれる」。

また、田端義夫の「別れ船」(清水みのる作詞、1940年)に「さようならよの 一言は/男なりゃこそ 強く言う」とあります。

手もとのデータは、懐メロ176曲分しかありません。流行歌での「なりゃこそ」の消長が気になります。

小樽古代文字シリーズというのは存じませんでしたが、小樽のいわゆる「古代文字」を歌ったものとしては、「小樽のひとよ」などがあるようですね。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 07日 火曜日 23:09:55)

「旅役者の唄」歌:霧島昇 作詞:西条八十 作曲:古賀政男

  役者なりゃこそ 旅から旅へ

しか、見あたりません。

小樽古代文字シリーズは、今のところ、その2曲だけです。推理小説では吉村達也のがあるのですが。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 02日 金曜日 00:59:50)

新年おめでとうございます。

恒例?の「紅白の字幕で目についたことば」です。あまり目立ったものはありませんでした。

・「いられる」を「いれる」とする語法、今年は2例拾われました(Every Little thigと中島美嘉)。1999年紅白のMAX「一緒に…」で「一緒にいれたら この冬もずっと」とあり、これは岡島さんが指摘されたと思います。2001.05.21に神戸・生田神社の絵馬に「今年も仲よくいれますように」「ずっと一緒にいれますように。」「ずっと2人で一緒にいれますように!!」などの文言が多いため写真に撮りました(文字のスナップ074)。これを後輩の女性に見せたところ、「はははは、ばかだあ」と彼女は一笑に付したものでしたが、今ではこれがスタンダードでしょうか。
・「嗚呼」を「鳴呼」とする例、去年も今年もありました。なぜこうなるのでしょうか。正しい場合(昨年の谷村新司「昴」)もあるのです。
・「儚い」「哭く」あたりは、歌謡曲では常用漢字かもしれません。
・スレッドの上の方で「地球」を「ほし」「くに」と読ませる話が出ていますが、今回「ここ」とルビが振られている例があります。

《第1部》
◎w-inds.「Long Road」
 「夢がたやすく云{い}えた頃{ころ}」〔難しい字〕
 「失{な}くすものさえ 何もないから」〔ルビ〕
 「いつもの帰路{みち}も 眠れぬ夜も」〔ルビ〕
 「すべてが明日へと 繋{つな}がっていく」〔難しい字〕
 「其処{そこ}にだけ咲く 花を見つけるから」〔難しい字〕
◎後藤真希「オリビアを聴きながら」
 「ジャスミン茶{ティ}は 眠り誘う薬」〔ルビ〕
◎175R「空に唄えば」
 「小さなこの両手で 夢を掴{つか}もうとしてた」〔拡張新字体〕
 「明日{あした}へ繋{つな}がる この道に」〔難しい字〕
◎愛内里菜「FULL JUMP」
 「FULL JUMP」〔アルファベット表記であっても「フ|ル」と分けて発音〕
 「地球{ここ}には ともに越えてくべき 人がいて」〔ルビ〕
◎長山洋子「じょんから女節」
 「離れられない 男{ひと}がいる」〔ルビ〕
◎山本譲二「みちのくひとり旅」
 「その場しのぎの なぐさめ云{い}って」〔難しい字〕
 「背{せな}でたちきる 道しるべ」〔古風〕
◎水森かおり「鳥取砂丘」
 「失{な}くした後で しみじみ知った」〔ルビ〕
◎前川清「東京砂漠」
 「空が哭{な}いてる 煤{すす}け汚されて」〔ルビ〕
 「だけどわたしは 好きよこの都会{まち}が」〔ルビ〕
◎モーニング娘。「Go Girl〜恋のヴィクトリー〜」
 「愛を インストールした日は」〔語彙、コンピュータ用語〕
◎Gackt「Last Song」
 「移り変わりゆく季節のその儚{はかな}さに」〔難しい字〕
 「理由{わけ}もなく涙がこぼれた」〔ルビ〕
◎松浦亜弥「ね〜え?」
 「お話 聞いて〜(泣)」〔メール文体〕
 「メールばっか打ってないで〜(怒)」〔メール文体〕
 「腕組んでも良{い}い?(笑)」〔メール文体〕
 「メイクにお着替えね。」〔句点〕
 「悲しくなりました。」〔句点〕
◎堀内孝雄「河」
 「おもいで達{たち}に ケリつけて」〔非情名詞に「たち」〕
◎伊藤多喜雄「TAKIOのソーラン節」
 「ねじりハチマキ 長〓{ネ+拌の右}天は」〔「袢天」でない。「袢天」自体も辞書には載らないようです(「袢天」の例、向田邦子『阿修羅のごとく』新潮文庫 1985.02.25発行 p.218)〕
◎谷村新司「いい日旅立ち・西へ」
 「いい日旅立ち 憧憬{あこがれ}は風の中」〔ルビ〕
◎女子十二楽坊・錦織健「自由そして荒城の月」
 「鳴呼{ああ}荒城の よわの月」〔誤字<嗚呼〕
◎森進一「狼たちの遠吠え」
 「くたびれきった月の砂漠を/トツトツと行く」〔用法(「訥々と」?)〕

《第2部》
◎森山直太朗「さくら(独唱)」
 「さらば友よ 旅立ちの刻{とき}」〔ルビ〕
◎浜崎あゆみ「No way to say」
 「いくつになっても 相変わらずな私{わたし}は」〔「〜な」か「〜の」か〕
◎一青窈「もらい泣き」
 「ほろりほろり ふたりぼっち」〔語彙〕
 「やさしい、のは 誰です。」〔句読点〕
 「朝、から 字幕だらけの テレビに」〔読点〕
 「齧{かじ}り付く 夜光虫。」〔句点〕
 「「ふっ」と 君がよぎる」〔語形、「ふと」でない〕
 「愛をよく知る 親友とか に は」〔区切り〕
 「話せないし、夢みがち。」〔句読点〕
 「段ボール の 中 ヒキコモりっきり」〔区切り〕
 「訊いて キイテ キイテ」〔用字、「listen」の意〕
◎TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」
 「突き進めば希望{のぞみ}はかなう」〔ルビ〕
 「真実{ほんと}の自分と」〔ルビ〕
◎aiko「えりあし」
 「時は経ち 目をつむっても」〔語形、「つぶる」「つむる」〕
 「最後に気付く 儚{はかな}き愚か者」〔難しい字〕
◎Every Little Thing「また あした」
 「ずっと一緒に、いれたらイイネ。」〔語形(ら抜き)、句読点〕
◎小林幸子「孔雀」
 「故郷を離れた小さなアパートで」〔「故郷」を「くに」と読む〕
 「舞台{うた}はわたしの 人生だけど」〔ルビ〕
 「籠{かご}でさえずる 鶯{とり}じゃない」〔ルビ〕
◎藤あや子「曼珠沙華」
 「形にならない幸福{しあわせ}が何故{なぜ}かしら」〔ルビ〕
 「白い夢さえ 真紅に染める」〔「真紅」を「まっか」と読む〕
◎中島美嘉「雪の華」
 「のびた人陰{かげ}を 舗道に並べ」〔ルビ〕
 「そばにいれたなら 泣けちゃうくらい」〔語形(ら抜き)〕
 「眺めているこの時間{とき}に」〔ルビ〕
◎ゴスペラーズ「新大阪」
 「本当の恋と云うなら いつも側にいて」〔難しい字〕
◎五木ひろし「逢えて…横浜」
 「何処{どこ}か遠くへ 連れて行きたい」〔難しい字〕
◎石川さゆり「能登半島」
 「熱い胸にとびこみたい 私{わたし}だった」〔語法「〜私だ。」〕
◎氷川きよし「白雲の城」
 「風蕭条{しょうじょう}と 哭{な}くばかり」〔語彙、難しい字〕
◎天童よしみ「美しい昔」
 「生命{いのち}つづくまで 夢みてたのに」〔ルビ〕


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 02日 金曜日 21:36:32)

 Yeemarさんによる定点観測、有り難いことです。

 小生の方は、引っ越し(兵庫県へ)直後で落ち着かず、紅白もちゃんとは見ておりません。「云う」が多いのは気になりましたし、「鳴呼」も、目をこらしてみたことでした。

 今年もよろしくお願いします。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 04日 日曜日 17:57:54)

「一青」で「ひとと」と読む、というのは、「ひとつあお」の縮約(「つあお」が「と」となる、tuao→to)なのでしょうか。

また、下記スレッドで、一番とそれ以降が対応しない歌詞について触れましたが、この「もらい泣き」が、そう、それ〜です〜〜。

掛け声のごときものは、「エイヤー」かと思っていたら「ええいああ」だったんですね。で最初の方が「ええいああ 君からもらいなき」。最後の方の、「ええいああ ?i?a?o?o もらいなき」で、何と言っているんだろうと思っていました。「ヒラホロもらい泣き」「黄粉をもらい泣き」「みな、このもらい泣き」??? なんと、「ええい ありがとう もらい泣き」だったんですね。聞き取れるわけがありません。「ええいああ りがとう もらい泣き」と歌っているんですから」

「ね」で終わる質問


skid さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 05日 月曜日 01:23:56)

「一青(ひとと)」が気になったままでしたが、「ひとつあお」で納得です。
なお、石川県鹿島郡鳥屋町の地名に「一青(ひとと)」があります。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 05日 月曜日 16:09:54)

人名謎解き」のスレッドにレスポンスしました。


新会議室に続く

posted by 岡島昭浩 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(1) | ■初代「ことば会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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